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ボロ家の春秋 (講談社文芸文庫 うB 2)
梅崎 春生
『ボロ家の春秋』は、市井の日常を舞台に、ユーモアと諷刺を交えて人間の滑稽さや弱さを描く梅崎春生の短編集。戦争体験を描いた作品群とは別の流れとして、戦後の暮らしの中にひそむ歪みとおかしみを軽やかに見せている。
零歳の詩人
楠見 朋彦
旧ユーゴスラビアの都市で地下生活を送るアキラを中心に、詩人や兵士、市民の言葉が交差する。報告、告白、手記、詩、批評が絶えず形を変えながら重なり、戦争と暴力の只中で日本語の可能性を押し広げる第23回すばる文学賞受賞作。
彼女のプレンカ
中上 紀
タイへ卒業旅行に出た二人の女性が、少数民族アカ族の村とブランコ「プレンカ」をめぐって、それぞれのルーツと向き合う。旅の中で友情と自己認識が揺れ動く第23回すばる文学賞受賞作。
和韻: 岩田正歌集 (続かりん百番 50)
岩田 正
『和韻』は、岩田正による歌集で、日本歌人クラブ賞の受賞作として位置づけられる。受賞時の評価を軸に、個人の感覚や時代の空気を作品の形式に引き寄せて読ませる一作である。