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壊れた魂
アキラ・ミズバヤシ, 水林章
1938年秋、東京。思想統制によって父を逮捕され、たった一人の肉親を永遠に失った少年、礼は兵隊に破壊された父のヴァイオリンを携えて、父の友人マイヤール夫妻とともにフランスへ渡る。 60余年後。弦楽器職人としてパリに工房を構えるジャック・マイヤール=レイ・ミズサワは、新進ヴァイオリニスト山崎美都理を通じて、踏み込んできた隊の中で唯一、父を救おうとした「クロカミ」中尉の戦後と、死までの人生を知る。そして、礼が12年の年月を費やして修復・再生し、美都理の手に託された形見のヴァイオリンが1938年のその日に父が奏でた曲の調べをホールに響かせたその瞬間、ひとつの円環が閉じ、新しい生が始まろうとしていた…… 日本に暮らす日本人である著者がフランス語で書き、出版後、またたく間にフランス国内はもとより各国で高い評価を得た小説、Âme briséeを著者自身による翻訳で贈る。
ドラグーンズ・メイル 上 (Kラノベブックス)
壬門 州三, 鏑木 康隆
口は回るが頼りない青年と、完璧に見えてどこか抜けた魔剣士、そして空気を読むドラゴンが織りなすファンタジー。受賞後しばらくして、Web発作品としての改稿を経て上下巻で書籍化された。
鳴禽: 歌集 (朔日叢書 第 112篇)
外塚 喬
七十代後半の作者が、日常、来し方、行く末を静かな視線で見つめる第13歌集。生の陰影を抱えながら、世界を確かめるように短歌が重ねられていく。
果てない空をキミと飛びたい 雨の日にアイドルに傘を貸したら、二人きりでレッスンをすることになった (HJ文庫)
榮 三一, フライ
第14回HJ文庫大賞金賞作「空と小鷹と涼名さん」は、刊行時に『果てない空をキミと飛びたい 雨の日にアイドルに傘を貸したら、二人きりでレッスンをすることになった』として書籍化された。飛行機が身近になった未来の学園で、飛ぶことが好きな少年が、空を怖がる人気アイドルに操縦を教える青春ラブコメである。
死の黙劇: 山沢晴雄セレクション (創元推理文庫 M や 8-1)
山沢 晴雄, 戸田 和光
山沢晴雄「銀知恵の輪」は、緻密な論理とトリックで知られる本格推理短編です。知恵の輪を思わせる題名の通り、複雑に絡み合った条件を一つずつ解きほぐす謎解きの快感を持っています。
負けヒロインが多すぎる! (ガガガ文庫 あ 16-1)
雨森 たきび, いみぎむる
俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうかは、雨森たきびによる受賞作。刊行情報と賞データを照合して整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。
戦争はいかに終結したか-二度の大戦からベトナム、イラクまで (中公新書 2652)
千々和 泰明
『戦争はいかに終結したか』は、二度の世界大戦からベトナム、イラクまで、戦争の終わり方を実証的にたどる中公新書。