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星落ちて、なお
文藝春秋

星落ちて、なお

澤田 瞳子

「星落ちて、なお」は、河鍋暁斎の娘・河鍋暁翠を主人公に、父の影と近代の転換点のなかで生きる姿を描く歴史小説。

風よ僕らの前髪を
東京創元社

風よ僕らの前髪を

弥生小夜子

第30回鮎川哲也賞優秀賞受賞作 これは罪と罰、そして一生終わらない初恋の物語だ。 才能と環境に恵まれた二人の少年。 その周辺では不審な死が相次いでいた― 心理の迷宮に潜む残酷な真実を青年は追う 弁護士の伯父が何者かに殺害された。犯人は未だ杳としない中、伯母は密かに養子の志史を疑っていた――伯母から志史の身辺調査を依頼された元探偵事務所員の若林悠紀にとって、志史は家庭教師として教えた子供の一人だった。誰にも心を許そうとしなかった志史の過去を調べるうちに、悠紀は愛憎が渦巻く異様な人間関係の深淵を覗き見ることになる。圧倒的な筆力に選考委員も感嘆した第三十回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。

〈アメリカ映画史〉再構築: 社会的ドキュメンタリーからブロックバスターまで
作品社

〈アメリカ映画史〉再構築: 社会的ドキュメンタリーからブロックバスターまで

遠山純生

写真やテレビなどの隣接する表象芸術に目を配り、カメラやフィルムなどの撮影機材、照明や編集などの技術的側面の変化を踏まえ、記録映画・実験映画・劇映画を同列に置いてその人的交流や表現の境界線を論じ、数多著されてきたハリウッド中心主義の歴史とはまったく違う、新たなパースペクティブを創出する。かつて誰も語り得なかった、〈アメリカ映画〉の真の姿! 本書は、アメリカ映画の一時代を従来とはいささか異なる視角から眺め渡すことを目指している。課題の一つとなるのは、意識的な現実探求、外観的「本当らしさ」の追求、あるいは外観の再現を超えた“真相”への志向は、合衆国映画界の場合、いかなる動因によって生じ、いかなるかたちで展開していったのか、を問うことだ。 扱う領域はほぼアメリカ映画に限られているものの、メジャー系/独立系、あるいは劇映画/記録映画/実験映画、さらには写真/映画/テレビといった区分けをひとまずカッコに括って、これらが秘めている相互作用のほうに着目したい。実のところ、一九六〇年あたりを境として、スタジオ映画においてさえこうした区分けが無効化し始めていることが明らかになるだろう。(「序に代えて」より)