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ミシェル・レリスの肖像
千葉 文夫
ミシェル・レリスを、文学・美術・自伝の交差点から読み直す研究書。マッソン、ジャコメッティ、ピカソ、ベイコン、デュシャンらとの関係をたどり、肖像という主題がレリスのテクストとイメージの往還のなかでどのように変奏されるかを論じる。
しねるくすり
平沼 正樹, ダイスケリチャード
薬科大学を舞台に、男子学生の自殺と「苦しまずに死ねる薬」の噂が連鎖していく青春ミステリー。死をめぐる危うい誘惑と、薬学の知識、学生たちの関係が絡み合い、二転三転する謎を描く。
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)
小野 不由美
18年ぶりの長編として刊行された十二国記の新作で、泰麒と李斎が驍宗を探す全4巻の大作。戦記、宮廷劇、推理の要素が重なり、成長した泰麒の姿がシリーズの核心を押し広げる。
ミステリー
藤島秀憲
藤島秀憲の第三歌集。結婚、老い、介護、死の気配、日常の細部が交差し、生活の中に潜む不思議さを短歌としてすくい上げる。前歌集以後の時間を引き受けながら、私的な経験を広い読者の感情へ開いている。
毒殺倶楽部 (朝日文庫)
松下麻理緒
毒に魅せられた仲間たちの物語が、現実の事件と不気味に響き合う長編ミステリ。作中作と外側の事件がずれていく構成が、遅れて刊行された作品ならではの余韻を生んでいます。