Awarded Works
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16358 works
優しい碇泊地
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坂上弘の小説集。日常の中にある記憶、老い、家族や場所への感情を、静かな筆致で掘り下げる。表題が示す港のような場が、人生の一時的な安らぎと揺れを象徴する。
啼鳥四季
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- General Arts and Media Arts
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鳥の声と四季の移ろいを軸に、日常の背後に広がる幻視的な時空を探る詩集。言葉の響きと観念の緊張が、自然の気配を宇宙的な感覚へ押し広げる。
琉球舞踊の会
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- General Arts and Media Arts
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志田房子が琉球舞踊の古典と創作の蓄積を舞台に結晶させた公演です。所作の端正さ、音楽との呼応、沖縄の身体文化を一体として見せる作品群が中心になります。
おもひでぽろぽろ
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- General Arts and Media Arts
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東京で働く女性が山形への旅の途中で少女時代の記憶と向き合い、自分の生活と感情を見つめ直していくアニメーション作品です。日常の細部と地方の風景を重ね、成長後に訪れる内面の揺れを丁寧に描きます。
文楽素浄瑠璃の会
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- General Arts and Media Arts
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竹本織大夫による文楽素浄瑠璃の会。人形を伴わない語りと三味線の緊密な表現によって、義太夫節の言葉と音楽の力を前面に出した舞台である。
南島文学発生論
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- General Arts and Media Arts
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沖縄・奄美を中心とする南島の歌謡や神話をたどり、日本文学の発生を民俗学の視点から考察する大部の評論です。古謡、祭祀、言霊の世界を読み解き、列島文学の源流を南方の文化圏へ開いていきます。
元禄歌舞伎攷
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- General Arts and Media Arts
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元禄期の歌舞伎を、役者・興行・台本・観客文化の広がりから精密に論じた演劇研究書です。近世芸能の成立過程を資料に即して読み、歌舞伎史の転換点を立体的に示します。
万作・還暦記念の会
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- General Arts and Media Arts
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八代目観世銕之丞の芸を中心とする能楽公演。節目の会として、古典芸能の型と演者の成熟を舞台上で示した。
花に問え
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瀬戸内寂聴が中世の尼僧・一遍上人ゆかりの女性像を通して、信仰、恋、老い、死を見つめる長編小説。歴史上の人物を現代的な感受性で照らし、女人の内面を深く掘り下げる。
駆ける少年
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- Pure Literature
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『駆ける少年』は、死んだ父の足跡をたどる青年を中心に、家族の記憶と自分自身の現在が交差していく小説集です。みずみずしい感受性で、若さの焦燥と過去へのまなざしを描きます。
彼岸先生
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- Pure Literature
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『彼岸先生』は、夏目漱石をめぐる記憶と偶像を大胆に組み替え、近代文学の権威を皮肉と遊戯性の中で相対化する長編小説です。島田雅彦らしい知的な戯れが、文学史そのものを物語の素材に変えています。
お供え
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- Pure Literature
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「お供え」は、日常の境界がふいに揺らぎ、人が周囲の視線や習俗の力にのみこまれていく不穏な短編である。吉田知子らしい乾いた筆致で、供えるという行為に潜む異界性と、人間存在の輪郭がほどける瞬間を描く。
日本文藝史 全5巻
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- Literature and General Literary Arts
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『日本文藝史』全5巻は、小西甚一が日本文学の全体像を独自の時代区分と文芸観で描いた大著である。古代から近代・現代へ至る文学の生成を、ジャンル、表現、享受の変化から精密に論じる。
日本留学精神史
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- Literature and General Literary Arts
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『日本留学精神史 : 近代中国知識人の軌跡』は、厳安生が近代中国の知識人による日本留学の経験をたどった評論・研究書である。留学生たちが日本に抱いた期待、違和感、政治意識の変化を、日清・日露戦争期を含む東アジアの歴史の中に位置づける。
きらきらひかる
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- Literature and General Literary Arts
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アルコールに頼る笑子と、同性の恋人を持つ睦月が結婚し、世間の期待と自分たちの関係のかたちに向き合う恋愛小説。脆さを抱えた三人の距離が、透明な文体で描かれる。
芸術とは無慚なもの:評伝・鶴岡政男
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- Literature and General Literary Arts
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異端の画家・鶴岡政男の生涯と創造を追い、奔放な人物像と作品の核心に迫る評伝です。前衛、風刺、無頼の気配を手がかりに、戦後美術の一角を生き生きと描き出します。
切腹
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- General Fiction and Popular Fiction
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『切腹』は、1992年度の織田作之助賞を受けた柏木晴彦の作品である。題名は、死と責任、名誉のあり方を強く意識させ、同賞の初期受賞作として記録されている。
エンドレス・ワルツ
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- General Fiction and Popular Fiction
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稲葉真弓『エンドレス・ワルツ』は、阿部薫と鈴木いづみをモデルに、破滅的な愛と芸術の熱を描いた長篇。ジャズ、薬物、家族、創作が渾然となる時代の底で、純粋さと傷が同時に燃え上がる。
浮橋
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- General Fiction and Popular Fiction
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岩橋邦枝『浮橋』は、過ぎ去った青春と女性の生の軌跡を、自伝的な連作長篇として描く作品。時を隔ててよみがえる男たちとの記憶が、成熟した視線で静かにたどられる。
長編三部作
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- Literature and General Literary Arts
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窪田精の長編三部作を対象とする受賞。単一の書名ではなく、戦後文学と社会運動の経験を背景にした長編群として評価されたものと位置づけられる。
画家小出楢重の肖像
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- Literature and General Literary Arts
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大阪生まれの洋画家・小出楢重の生涯と作品を、関西の土地や文化の記憶とともに描く評伝的作品。絵画への批評眼と作家の想像力が交わり、人物の輪郭を多面的に浮かび上がらせる。
真夜中の自転車
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- Literature and General Literary Arts
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夜の時間を走る自転車のイメージを通して、日常の奥に潜む不安と解放感を描く作品。村田喜代子らしい現実感と不可思議さが、静かな語りのなかに同居する。
断崖の年
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- Literature and General Literary Arts
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自覚症状のないまま癌を経験した著者が、小説とエッセイの境界を行き来しながら生の感覚を見つめる作品。非現実感を帯びた身体経験が、都市的で内省的な文体によって描かれる。
アレゴリーの織物
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- Literature and General Literary Arts
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『アレゴリーの織物』は、川村二郎が文学と思想を横断しながら、象徴や寓意の働きを読み解く評論集です。ベンヤミン受容を含む批評的視野が、作品読解の方法そのものを問い直します。
運転士
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- Pure Literature
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地下鉄運転士の身体感覚と都市の地下空間を通して、現代の生活者の孤独と欲望を描く小説。闇のトンネルと駅の光が、規律と官能のあいだにある都市の表情を浮かび上がらせる。
星条旗の聞こえない部屋
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- Pure Literature
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星条旗の聞こえない部屋 は、日本語で書くことを選んだ語り手が、アメリカと日本のはざまで自己の言葉を探す小説である。異文化の距離、言語の身体感覚、記憶の揺らぎが、越境文学としての緊張を生む。
樹木内侵入臨床士
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- Pure Literature
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人間と自然の境界をめぐる寓話的な短編。
春の手品師
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- Pure Literature
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- Newcomer
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春の気配のなかで、家族や身近な関係の揺れを繊細に描くデビュー作。
鳩を食う
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- Pure Literature
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「鳩を食う」は群像新人文学賞の受賞作として発表された作品である。
白い血
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- Pure Literature
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繁華街での喧騒を抜けた青年が、一人の少女との出会いをきっかけに恋と暴力の世界へ踏み込んでいく青春長編。