Awarded Works
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16358 works
悪い指
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- General Fiction and Popular Fiction
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『悪い指』は、伏見丘太郎の小説現代新人賞受賞作である。題名の不穏さを軸に、人物の内面や事件の気配を読ませる作品として、初期の同賞受賞作一覧に記録されている。
咲庵
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- Pure Literature
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『咲庵』は、明智光秀の号を題名に据え、光秀の視点から信長像と本能寺の変へ至る流転の生涯を描く歴史小説である。戦略の才と風雅の心を併せ持つ人物として光秀を捉え、天下への野心と内面の揺れを重ねている。
死の淵より
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- Pure Literature
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『死の淵より』は、食道がんの手術前後に高見順が病床で書き継いだ詩群を中心とする作品である。死に直面する恐怖、抵抗、諦念を、日記的な切迫感と詩の凝縮力で刻み、晩年の文学的到達を示している。
評論における多年の業績に対し
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- General Arts and Media Arts
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亀井勝一郎の受賞対象は、評論における多年の業績である。文学、宗教、歴史、精神史を横断し、日本人の内面や信仰、古典の意味を問い直した批評活動が評価された。
俳人としてのこれまでの業績に対し
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- General Arts and Media Arts
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水原秋桜子の受賞対象は、俳人としての多年の業績である。短歌的な叙情を俳句へ取り込み、俳誌「馬酔木」を中心に近代俳句の表現を押し広げた仕事が評価された。
白い屋形船
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- Literature and General Literary Arts
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「白い屋形船」は、病と身体の不自由を抱えながらも書き続けた上林暁の私小説的世界を代表する作品。講談社文芸文庫『白い屋形船・ブロンズの首』に収録され、家族や故郷、文学への執念を静かな筆致で描く。
調理場、女中たち、城
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- General Arts and Media Arts
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『調理場、女中たち、城』は、文学座が海外戯曲を中心に上演した舞台成果として評価された受賞対象である。閉鎖的な場所で働く人々、主人と従属者の関係、不条理な権力の感覚を、俳優の身体と劇場空間を通じて立ち上げた。
雨の日
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- General Arts and Media Arts
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『雨の日』は、海老原喜之助が独自の構成力と詩情を示した絵画作品である。反アカデミズムの素朴な感覚を保ちながら、雨の気配を画面全体のリズムとして組み立て、日常の風景に沈潜した叙情を与えている。
出雲大社庁の舎
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- General Arts and Media Arts
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『出雲大社庁の舎』は、菊竹清訓が出雲大社の神域に設計した近代建築である。プレストレスト、プレキャスト・コンクリートを用いて大きな無柱空間を生み、古代的な屋根や棟持柱の記憶を現代技術で再解釈した。
十賊
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- General Arts and Media Arts
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『十賊』は、二代目花柳錦之輔が日本舞踊の古典性と舞台表現の洗練を示した演目である。花柳流の確かな型を基礎に、人物の気配や場面の転換を細やかな所作で描き、古典舞踊の物語性を舞台に立ち上げている。
謡曲集
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- General Arts and Media Arts
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『謡曲集』は、表章と横道萬里雄による能楽詞章の校注書である。古い観世流謡本を踏まえ、本文を読みやすく整理しながら、小段や節の構造を示すことで、能の言葉が舞台の進行とどのように結びつくかを明らかにしている。
しとやかな獣、母
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- General Arts and Media Arts
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『しとやかな獣、母』は、新藤兼人が原作、脚本、監督などで関わった映画作品群として評価された受賞対象である。『しとやかな獣』では団地の一室を欲望と打算が交差する小宇宙に変え、『母』では家族と記憶を見つめる視線を通じて、人間の生の重さを描き出している。
狂ひ凧
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- General Arts and Media Arts
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『狂い凧』は、梅崎春生が戦争の記憶と戦後の日常を緻密につなぎ合わせた晩年の長編である。過去の体験が現在の意識を揺さぶる過程を、虚無感と皮肉を帯びた文体で描き、人間の弱さと執着を静かに浮かび上がらせる。
謡曲集
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- General Arts and Media Arts
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『謡曲集』は、横道萬里雄と表章が校注を担った能楽詞章の集成である。観世流の古い謡本を基礎に、作品を読み、謡い、構造として理解するための本文整理と注釈を施し、能を文学としても舞台芸術としても開く一冊となっている。
忘却の河
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- Literature and General Literary Arts
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冥府の河レーテーのイメージを核に、過去の事件と記憶、愛と死の影が交錯する長篇小説。叙情的な文体の奥で、人が忘れようとしても消えない罪や喪失の感覚を見つめる。
楡家の人びと
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- Literature and General Literary Arts
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『楡家の人びと』は、東京青山の楡脳病院とその一族三代を描く北杜夫の長篇である。明治から昭和へ向かう時代の変化を背景に、楽天的で誇大な院長・楡基一郎を中心とする家族の滑稽さ、孤独、崩壊の気配を重層的に描く。
個人的な体験
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- Literature and General Literary Arts
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『個人的な体験』は、障害を持って生まれた子を前にした青年バードの恐怖、逃避、自己嫌悪を描く大江健三郎の長篇である。アフリカへの夢と現実の責任が衝突するなかで、主人公が自分の運命を引き受けるまでの魂の遍歴を追う。
砂の上の植物群
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- Literature and General Literary Arts
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父の死と、父に似た青年への意識をめぐって、血縁、性愛、記憶が乾いた緊張の中で絡み合う長篇小説。都市的で抑制された筆致が、登場人物の屈折した感情を浮かび上がらせる。
秀吉と利休
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- General Fiction and Popular Fiction
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- Professional
『秀吉と利休』は、天下人となった豊臣秀吉と、茶の湯を通じて独自の美を極めた千利休の関係を描く歴史小説。親密さと緊張が交錯する二人の交わりを、政治と美意識の衝突として重厚に描き出す。
往還の記
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- Literature and General Literary Arts
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『往還の記』は、竹西寛子が日本の古典と現代の読者との往き来をたどる評論・随筆集である。古典を遠い過去としてではなく、現在の感受性と響き合う言葉として読み直す姿勢が貫かれている。
されどわれらが日々──
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- Pure Literature
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- Non-open
六全協後の虚無感が漂う時代を背景に、若い男女が出会い、別れ、闘争や裏切りを経験しながら生きようとする長編。戦後思想の挫折と青春の痛みが、知的で抒情的な文体で描かれる。
那覇の木馬
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- Pure Literature
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『那覇の木馬』は、五代夏夫による日本語の短編小説である。1964年の文學界新人賞第18回受賞作で、同年上半期の芥川賞候補作にもなった。
青の儀式
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- Pure Literature
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亀井勝一郎論
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- Pure Literature
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群像新人文学賞の受賞記録に掲載された評論作品。単独書籍としての刊行は確認できない。
どくだみ
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- Pure Literature
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- Newcomer
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群像新人文学賞の受賞記録に掲載された小説作品。単独書籍としての刊行は確認できない。
ミクロコスモス
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- Pure Literature
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『ミクロコスモス』は、北小路功光による文藝賞の佳作として公式の受賞作一覧に記録されている作品です。
さい果て
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- Pure Literature
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『さい果て』は津村節子の短篇であり、のち同名の連作小説集に組み込まれた作品。小説家を志す夫と若い妻の暮らしを通じて、貧しさ、孤独、夫婦の距離を切実に描く。
月明に飛ぶ
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- Genre Fiction
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- Newcomer
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月明かりの下での飛翔を思わせる題名を持つ、明田鉄男の小説作品。歴史や事件への関心をもつ著者の初期小説として、暗がりの中にある行動と心理の高まりを感じさせる。
香華
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- General Fiction and Popular Fiction
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『香華』は、有吉佐和子が明治末から戦後までの長い時間を舞台に、花柳界に生きる母娘の愛憎を描いた長編小説である。奔放な母と、その母を憎みながらも支え続ける娘の関係を通じて、女性の生と家族のしがらみを重層的に見せる。
山風記
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- General Fiction and Popular Fiction
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- Newcomer
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『山風記』は、長尾宇迦の小説現代新人賞受賞作である。山地や地方の暮らしを思わせる題名のもと、自然の気配と人間の営みを重ね、後年に単行本として刊行された初期代表作として確認できる。