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屋上への誘惑

Kodansha Essay Award

屋上への誘惑

Masayo Koike

屋上への誘惑 is a work by 小池昌代 recognized by the 講談社エッセイ賞. It is introduced here as the prize-winning work itself, with the available publication data checked against Japanese bibliographic sources.

著作Prize-winning workModern Japanese literature

Work Information

屋上への誘惑 brought wider attention to 小池昌代's writing through its prize recognition.

屋上への誘惑 is a work by 小池昌代 recognized by the 講談社エッセイ賞. It is introduced here as the prize-winning work itself, with the available publication data checked against Japanese bibliographic sources. A Japanese book edition or collected volume can be identified, so the identifiers refer to the work as published in book form.

Review Summaries

  • The publication form and prize history position the work as a clear expression of the author's range. In shorter forms, its compressed language stands out; in fiction and nonfiction, the appeal lies in how directly it approaches its subject.

Book Information

Publisher
岩波書店
Published
2001-03-07
Pages
209 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784000223683
ISBN-10
4000223682
Price
1152 JPY
Category
本/文学・評論/エッセー・随筆/日本のエッセー・随筆/近現代の作品

「エレベーターの中で,首を絞められる女性が続出しています.注意してください」という貼り紙のあるマンション-「カミサマの居る場所」.掌中に残った詩への思い-「潮風の思念」.見ているようで見ていない平凡な日々の切れ端を,フェルメールに似た,清潔な空気感で深く瑞々しく満たす,著者待望のエッセイ集.

Reviews

  • 不穏なエッセイ

    現代詩人のエッセイ。そうか、詩人というのは、身の回りのことや自分のことをこんなふうに感じているんだ。こんなことを詩に書くんだと解説されているような感じ。共感することもあるし、この人の特殊な感じ方と思ったり、やけに不穏だ、触れてはいけないことを、いや見ないようにしていることを暴いている、のぞき見しているような恥ずかしさみたいなものを感じたりする。 「庭のなかに立つ人は庭の一部だが、庭の外に立つとき、庭は不意に人の心のなかに移動する」 「音楽会が終わった。ポスターのなかで、今日の日付がきゅうに古くなる」 こういうのは、共感できるほう。むむ、と感じるほうが多いよ。

  • さらっと軽くて哲学的

    面白かったです。 いろんなエッセイを集めた本のようなので、雑多で一貫性は感じられませんが、 非常に読みやすく、さくっと一気に読めました。 しかしながら、ただ軽いという感じではなく、非常に緻密で、哲学的なものを感じました。

  • 小池昌代のエッセイの肌ざわり

    小池昌代さんのエッセイ集である。 90年代〜2001年まで時期的に、かなりばらつきがあり、テーマも統一されていない。どれも3ページから6ページほどの短いエッセイ。コラムという姿のものもあれば、書評みたいな恰好をしているものもある。詩が紹介されるものもある。 とにかく雑多である。それがとてもいい。 小池さんの詩が、深いところから来る言葉だとすれば、彼女のエッセイは、迂闊な自分をゆるしてくれそうな言葉が並んでいる。つまりは読みやすい。 彼女の詩は、理解されることを警戒している。これらのエッセイにはそれがない(と信じたい)。だから、安心して寝るまえに読める。 彼女の詩は、寝る前に読んだらたいへんなことになる(かもしれない)。寂しくなるから。本当はこれらのエッセイにもたくさんのサミシサが転がっている。でもそれはホオズキくらいの大きさなので、いくつでも食べられる。 よくわからないレヴューになってきたが、このエッセイは、やっぱり、小池昌代の作らしく、胸をきゅっと刺激した。

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