覚書 幕末の水戸藩 (岩波文庫 青 162-4)
Notes on the Mito Domain at the End of the Edo Period is Kikue Yamakawa’s account of late-Edo Mito history through family memory and historical materials. Her perspective as a women’s historian brings into view family, thought, and local society behind political history.
Work Information
It redraws late-Edo Mito through family memory and historical consciousness.
After its 1974 hardcover publication, the work became widely accessible through the Iwanami Bunko edition. With the author’s family background in the Mito domain, it portrays the upheavals of late-Edo Mito from both internal memory and history. It won the Osaragi Jiro Prize.
Book Information
- Publisher
- 岩波書店
- Published
- 1991-08-08
- Pages
- 453 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784003316245
- ISBN-10
- 400331624X
- Price
- 1353 JPY
- Category
- 本/歴史・地理/日本史/一般/日本史一般
著者(一八九〇‐一九八〇)の生家青山氏は水戸藩士で,曾祖父・祖父は『大日本史』編纂局総裁などをつとめ,徳川斉昭や藤田幽谷・東湖父子とも近しく交わった.その祖父の残した日記や手紙,親戚故老の思い出話に基づいて,流血に明けくれる幕末水戸藩の内実,ひとびとの暮らしぶりをいきいきと描き出す. (解説 奈良本辰也)
Reviews
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お勧め!
著者は女性だが男性の頭脳を持ち、感性は両方。そんな彼女の手に掛かると歴史がこんなに面白くなる。久しぶりに真に面白い本を読みました^^。
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当事者目線で書かれた名著と思います。
山川菊栄著、”武家の女性”を読む機会があり、大変興味深い内容だったので、 同じ著者のものを購入。 武家の女性の話ではありませんが、幕末の水戸藩が内部権力争いに終始した結果、 御三家という地位にありながら、その地位が没落していく様子が当事者目線で描かれていて、 大変興味深かったです。 "武家の女性"も、特に武家の女性が如何に不自由だったか(藩にもよるようですが)が, 良く知れて、おすすめの一冊です。 特に洗髪は年に2回とか、驚愕です。
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価値ある古本
傷みが少なくきれいな保存状態であった。幕末の水戸藩の様子をこれほど緻密に書き上げた本は無いのではないか。小説ではなく、記録としての価値が高い。
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貴重な幕末の史実です
幕末の動乱が水戸藩に特徴的に起こっていたことが、本書の中でわかりました。読みやすい語りで書かれたもので、いっきに読んでしまいました。幕末の武家の普段の生活で起こっていたことが、よくわかりました。
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れきじょ(*^^)v。。
同著者を数冊読みましたが、女性からの視点でとらえた幕末がとても気に入りました。
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桜田門外の変、天狗党の乱の背景を知るには絶好の一冊
なんと言っても徳川斉昭(烈公、第十五代将軍徳川慶喜の父)の暴れん坊将軍っぷりがハンパない。松平健扮する徳田新之助こと八代将軍吉宗は常に庶民の味方であったが、はたして烈公斉昭は?うーん、個性が強すぎて、藩内がひっかき回されている感じだ。それにしても一国の藩主が家臣の目を盗んでブラリと城下に出て民家にズカズカと入ってゆくなんて、ホントにあった話とはびっくり!良くも悪くも幕末の水戸藩の運命を決定づけたのはこの人なのだと思った。本書は吉村昭『桜田門外ノ変』、『天狗争乱』の後に読んだせいもあってかとても面白く読めた。吉村昭の作品をオモテの歴史とするならば、こちらはウラの歴史・・というと語弊があるが、当時の水戸藩の内部事情、あるいは桜田門外の変、天狗党の乱の背景を知るには絶好の一冊かと思う。プロローグは飯島和一が『神無き月十番目の夜』で取り上げた「生瀬の農民騒動」から。
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第三者の視点で描かれたものとは全く違った歴史の姿がここにはある
女性解放運動家の山川菊栄は、水戸藩の藩士だった青山家の出身だった。 その山川が、祖父が残した資料や、自らが見聞したことを元に、幕末の水戸藩について記した、異色の歴史書。 最初のパートで、いかに水戸藩が農民を苦しめていたかを、歴史的な事件を元に紹介しているのは、いかにも山川菊栄らしい。 水戸藩は、徳川家の中では、最も石高が低かったので、少しでも石高を見せる必要があり、それを農民に押し付けていたのだ。 その後は、水戸斉昭の登場、藤田東湖らの活躍とその死、桜田門外の変など、お馴染みの事件が、当事者の視点で描かれていく。 第三者の視点で描かれたものとは、全く違った歴史の姿がここにはある。
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可哀そうな下級藩士
普段 偉そうに振舞っている映像見るが この本 目を通したら なんだか 可哀そうになって来た。 当時の実情を 良く捉えられていて 為になった。