物語のおわり (朝日文庫)
物語のおわり by 湊かなえ is the work associated with this award entry. It leaves a lingering impression through its attention to personal choices and the texture of its world.
Work Information
物語のおわり draws readers into its world by carefully tracing the shape of its subject.
Bibliographic and award-list sources identify 物語のおわり by 湊かなえ as the target work. Book identifiers are supplied where a standalone book edition could be confirmed; otherwise they are left blank because only magazine publication or an unpublished candidate manuscript could be traced.
Book Information
- Publisher
- 朝日新聞出版
- Published
- 2018-01-04
- Pages
- 360 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 14.8 x 10.5 x 1.4 cm
- ISBN-13
- 9784022648730
- ISBN-10
- 4022648732
- Price
- 704 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
妊娠三ヶ月で癌が発覚した智子、 父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする拓真、 志望した会社に内定が決まったが自信の持てない綾子、 娘のアメリカ行きを反対する水木、 仕事一筋に証券会社で働いてきたあかね…… 人生の岐路に立ったとき、彼らは北海道へひとり旅をする。 そんな旅の途中で手渡された紙の束、 それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。 果たして本当の結末とは――。 あなたの「今」を動かす、力強い物語。
Reviews
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生き生きと描き出された登場人物たちの温かみが、胸にじんと染みる連作作品集でした。
終わりが抜け落ちてしまってるみたいな一つの短篇が、リレーのバトンのような感じで、登場人物の手から手へと渡っていくところに妙味がある連作作品集。 何よりもまず、緩やかに繋がっている登場人物たちが生き生きと、温かな筆致で描き出されていたところが良かったです。 何て言うかな。最初のうちはスケッチブックの平面に描かれていた彼らが、それぞれの話が進んでいくなかで、立体感を持つ人間となってぴょんと飛びだしてくる。みたいなね。彼ら登場人物たちのそうした温かな人間味、息づかいが、とても魅力的でした。 登場人物たちの手から手へと渡っていく〈物語〉の終わりが、果たしてどうなるのか。あるいはまた、登場人物たちはどのように繋がっているのか。そうしたミステリー仕掛けもセンスがあって気が利いているよなあ、洒落てるよなあって思いました。 北海道を舞台にした連作作品集としても、これは本当に素敵な逸品でしたね。お気に入りの一冊になりました。
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故郷を想像旅行
大変変わった小説の進行でした。一つのテーマがあり、各章は違うドラマが展開する。一気に読まなくても筋が途切れることはなく、第1章に最後の章でまたドラマがもどり完結する。大変歯切れのよい作品であり、彼女のまた別な作品を読みたい。
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好みがわかれる
私が読んだ湊かなえさんの作品とは大分系統が違うなあという感じです。 最初のはなしと最後の話はよかったけど、途中の話は共感できない感じです。 この辺は好みの問題かな
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その先
結末を自由に締めくくる事ができるのは面白い発想です
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いくつもの人の絆が醸し出すひとつの奇跡。連作短篇の醍醐味を存分に味わえる。
物語、それは人の生の記憶。絆、それは人の交わり。それが連綿と続くこの世界の美しさよ。 物語には終わりがある。それを紡ぎだすのは、その人の人生観しだい……。 恥ずかしながら、湊かなえさんの著書を読むのは初めてだ。『空の彼方』から『旅路の果て』まで、時に深く感情移入しながら味わい深く読ませてもらった。 ・ハムさんとわたし。『空の彼方』で問い詰められるは"人生の選択"。そのラストを読者に委ねるかたちをとりながら、『過去へ未来へ』『花咲く丘』『ワインディング・ロード』『時を超えて』『湖上の花火』へと、それぞれの主人公によるラストシーンが紡がれる。 ・42歳のキャリア・ウーマンは自分の生き方を反芻し、家族のために粉骨砕身働いてきた父親は、娘を理解できないまま中年ライダーとなって北海道を駆け抜ける。希望の命を宿すも癌と向き合う若い女性。夢をあきらめるために北海道を訪れた男。それぞれの"人生の選択"と『空の彼方』がクロスする情緒的な瞬間は奇跡といえよう。 ・『街の灯り』から『旅路の果て』へと続く流れは、物語地の終着点。"おばあちゃん"が萌を静かに諭す描写は実にハートフル。そして個人的には萌の、「最後かどうかは……」(p348)の言葉に静かに勇気づけられた。 一期一会の出会いによって「物語」が受け継がれ、それぞれの主人公の結末が紡がれる。 そして『街の灯り』と『旅路の果て』において、われわれ読者は、人の絆が醸し出すひとつの奇跡を見出す。連作短篇の醍醐味を存分に味わえた。
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それぞれの物語。
自分も物語に加わったら こう思ったなぁとか 結構深い とても深いそんな物語でした。
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それぞれの人生
人々の人生を意外なもので結びつける不思議な物語。面白かった。
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ネタバレですが
悪いレビューを書きにくい内容です。 北海道の旅行を思い出しました。 行ったことのあるコースを登場人物が行くので旅を思い出をなぞれました。 悪いレビューを書きにくい内容ですが、私はやや退屈でした。