Japan Children’s Literature Association Award
そのぬくもりはきえない
そのぬくもりはきえない is a work by 岩瀬成子 selected for the 日本児童文学者協会賞. It was published as a book, so both its award status and its book publication can be identified.
Work Information
そのぬくもりはきえない
そのぬくもりはきえない is a work by 岩瀬成子 associated with the 日本児童文学者協会賞. Its publication data is identifiable, allowing readers to trace the award entry to a specific book edition.
Book Information
- Publisher
- 偕成社
- Published
- 2007-11-01
- Pages
- 285 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784036430406
- ISBN-10
- 4036430408
- Price
- 1540 JPY
- Category
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: そのぬくもりはきえない : 岩瀬 成子: 本
Reviews
-
読みごたえありの児童書
主人公の波(なみ)は小学4年生の女の子。ひょんなことからご近所のお年寄りの犬を散歩させることになるが、その家の二階には幽霊が出るという噂。好奇心から二階に上がった波はそこで不思議な少年、朝夫くんに出会う。すっかり仲良くなったふたりだが、朝夫くんの存在は波以外誰も知らない。果たして朝夫くんは幽霊なのか? おとなは「あなたのためだから」といって子供のまえに見えないレールを敷いてしまう。波のお母さんもそのひとりだ。好きでもないソフトボールも進学塾も、「将来のあなたのため」と言われると、そうなのかなと思う。思っていることをスポンジのように吸い込んでしまうお母さんに対して、波は言いたいことを言えない辛さを抱えている。のどに重たい石がひっかかっているような感じだろうか。「がんばりなさい」「がんばろうね」その言葉は子供にだって重すぎることがある。 朝夫くんと知り合って、楽しく過ごすうちに少しずつ変わっていき、自信が芽吹いていく波。小学生の少女の心の葛藤を描いたすがすがしい作品。朝夫くんの意外な正体も読んでいて楽しい。
-
子供の頃の言いようのないもどかしさや息苦しさが随所に表れてました。
小学校の頃、言いようのないもどかしさや息苦しさを感じていました。そんな忘れていた思い出が読んでいるうちにぐんぐん思い出されてきて、懐かしい感じがしました。娘を持つ今の私にとって、主人公の視点、主人公の母親の視点と交互に入れ乱れ、どちらも分かるなあと思いつつ、今後訪れる娘との葛藤について深く感じさせられました。
-
黙る子
実は岩瀬成子の作品はほとんど初めてなので、 他作品と比べられないのが残念なのですが、 すごい好みだったので、他のもこれから読みます。 主人公の波ちゃんは4年生だが、 中学生位の子が読むのに良いのではなかろうか。 おかあさんが恐い・・・ おかあさんが「正しくて、エライ人」な所がより一層恐い。 でもまあ仕事を持っている「おかあさん」は こうは出来ないと思うけど。(したくても忙しくて) 「何かを聞かれて黙ってしまう子」が なんで黙っているのか、を こんなにわかりやすく 教えてくれる作家は他にいないと思うのだ。