Japan Horror Novel Grand Award
ぼぎわんが、来る
ぼぎわんが、来る by 澤村伊智 is introduced here as a work centered on 怪異, 家族. The story and background are summarized from publisher, library, and award information checked during research.
Work Information
A work in which 怪異 shapes the reader's path into the story.
This entry records bibliographic and availability information for ぼぎわんが、来る. KADOKAWA から刊行された澤村伊智のデビュー作。Amazon JP、NDL OPAC、出版社情報で紙書籍の ISBN を確認した。
Review Summaries
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Readers respond to the accessible storytelling and the urgency of the subject. Some value the emotional closeness to the characters, while others find the dense plot or strong premise demanding.
Book Information
- Publisher
- KADOKAWA/角川書店
- Published
- 2015-10-30
- Pages
- 347 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784041035566
- ISBN-10
- 4041035562
- Price
- 1760 JPY
- Category
- 本/文学・評論
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん"という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだノンストップ・ホラー! 最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。
●澤村伊智:「ぼぎわん」で第22回ホラー小説大賞大賞を受賞しデビュー。1979年大阪府生まれ。
Reviews
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映画版と本当に全然違う
先に映画の方を観て、評判の割に一体なんだこれは?何を見せられたんだ?と思っていましたが、SNSで原作を読んでくれと発信している方がいたので半信半疑で読んでみたら、全くの別物と言っていいほど緊張感と迫力に満ちており、緩急もあり退屈せず最後まで面白かったです。荒唐無稽と感じる部分もありますがそこはフィクションならではの味として消化できます。私のように映画でガッカリした方がきっと大勢いると思いますが、ぜひ読んで本来の物語と各々の感情に触れてみてほしいです。
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名作
怖くて面白い、名作です。名作
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ぼぎわん
なかなか面白いです。映画が先でしたが、良かったです。また読みます。
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化け物だけでなく人間の怖さも描かれている
私の想像力が貧困なのか、文章だとイマイチ恐怖を感じないことが多いのですが、この作品は得体の知れない化け物がじわじわと迫ってくるような不気味さが見事に表現されています。 背景設定が良くできており、リアリティのある描写なのも相まって、何とも言えない恐怖を感じながら時間を忘れて没頭しました。 各章で語り手が変わる構成なのですが、視点が変わることで物事の見え方もガラリと変わり、登場人物たちの化けの皮が剥がれていくところも大変良かったです。 人物造形と心理描写にも優れ、化け物だけでなく人間の怖さも描かれているので、ただのホラー小説では終わらせない、構成と展開の良さが際立っていると思いました。 終盤は強キャラのお姉ちゃんが異能バトルを繰り広げていて一体どこのラノベなのかと思いましたが、普通であれば白けてしまうところ、そこに至るまでの描写が良かったのもあって楽しく読めました。 普段はあまりホラー小説は読まないので、この作品は気まぐれで手に取っただけだったのですが、この著者の他の作品も読んでみたくなりました。
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『ぼぎわんが、来る』—語りが怪異を呼び、読者を映す鏡となる
※ネタバレを含んでいます 語りが歪んでいくとき、怪異が“来る”。 読了してまず感じたのは、物語が「怪異の襲撃」よりも、「語りの構造が読者を巻き込む」ことに重きを置いているという仕掛けだった。主人公の田原秀樹は、家族を守る父親として登場するが、進むにつれて“女性軽視”“自己正当化”“他者利用”という最悪の人間性が露呈していく。語り手の信頼性が崩れるとき、読者の視点もまた疑われる。 そして、“ぼぎわん”という怪異は、人々の語り損なった感情——憎しみ、抑圧、裏切りの記憶——を媒介にして動き出す。それはただの妖怪ではなく、「語られなかった思念の物質化」「願望の執行装置」にも見える。呪いは伝播し、共鳴し、加速していく。“誰かを憎んだ”という事実だけでなく、その感情が語られずに溜まっていくことで、物語が怪異を生成する。 終盤、琴子という圧倒的除霊師が登場して一気に解決に向かう展開には痛快さもあるが、同時に「語りが終わらせてくれない」余韻も残る。ラストの知紗の寝言や、琴子の言葉に含まれる不穏さが、それを物語っている。 最後に思ったのは—— 妖怪は人の心理を写す鏡🪞 人間の語りによって怪異は来る。怪異が語りによって姿を変える。 語る者としての読者こそ、この物語の“鏡”なのだ。
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ホラーとしては微妙かつ作品のフォーマットも好みに合わず(ネタバレなし)
なにやらホラー小説として賞を獲っているらしい本作、どんなものかと読んでみ ましたが微妙としか言いようがない読後感でした。以前読んだ「予言の島」の真 顔感から比べればマシではあるものの、それでも正直なところイマイチでした。 とにかく、ホラーなのに全く怖くないのが致命的です。こちらは恐怖感や絶望感 を求めていて、中盤に差し掛かるまではそれっぽい空気もありつつ期待させられ るのですが、ウルトラスーパー主人公の登場により流れが変わってしまいます。 こういうノリは受けが良いのかもしれません。でも個人的にはもう少し人物の造 形にリアリティが欲しいと感じてしまいます。化け物が出てくるような物語だか らこそディテールが重要で、そこが疎かだとチープさが際立ってしまうのです。 なので注意点としては、ホラーやミステリを期待して読むのは避けた方が良いと いう事です。でないと中盤以降、特に終盤では気絶してしまう可能性が高いので、 ヒロインキャラクターの活躍を楽しむ小説だと割り切って読むのが良いでしょう。
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ホラー+ミステリ+妖怪バトル
ホラーというとどちらかというと恐ろしい怪異になすすべなく敗北してバッドエンドという方が多い印象があります。 その方がやはり怖いし嫌だし余韻が残るのだと思います。 本作はいわば「ゲゲゲの鬼太郎」タイプというか、要するに妖怪とのバトルものの括りになると思われます。 どうにもならない凶悪な化け物に最強の霊能力者が挑むという内容です。 ただそこに至るまでにホラーとしての恐ろしくえげつない展開、ミステリ的な意外な展開を経ていて、あらゆる方向で楽しい作品でした。 これから作者の作品を追っていくのが楽しみです。
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良かった
良かった
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