ジョゼと虎と魚たち
A short-story collection centered on the title story about Josee, who uses a wheelchair, and Tsuneo, whose relationship with her is intimate, fragile, and hard to define. The stories explore love, separation, desire, loneliness, and the wish for freedom through lively dialogue and emotional precision.
Work Information
A beloved collection about love and parting, centered on the title story that has crossed generations.
The Kadokawa Bunko edition gathers the title story and eight other stories by Seiko Tanabe. The work is widely known through film and animation adaptations, and an English translation has also been published.
Book Information
- Publisher
- KADOKAWA
- Published
- 1997-03-27
- Pages
- 272 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784041314180
- ISBN-10
- 4041314186
- Price
- 660 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
劇場アニメ2020年12月25日(金)公開!! 車椅子がないと動けない人形のようなジョゼと、管理人の恒夫。どこかあやうく、不思議にエロティックな関係を描く表題作のほか、さまざまな愛と別れを描いた短篇八篇を収録した、珠玉の作品集。
Reviews
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よき
おもしろい
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「ジョゼ虎」の終わり方は原作の方が好きだ。
9編からなる短篇集。私は映画「ジョゼと虎と魚たち」を観て原作の短編を読もうと思ったのだが、なんと、この短編だけ他の8編と色合いが違う。他の短編はいずれも、20代末から40代の、だいたい仕事を持って、経済的にも精神的にも自立している女性の、男に対する熱い思いと醒めた眼差しが同居する心の動きを描く作品。 東京弁だと、もっとキツイ感じになりそうな物語も多いが、関西弁がそれをふんわりさせる。 肝心の「ジョゼ虎」を読むと、例えば恒夫の女性関係にだらしないところや、2人の決定的な別れのシーンは映画で付け加えられたことが分かる。私は原作の終わり方の方が好きだな。
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良かった
アニメを観て原作が読みたくなりました! 内容の変化はありますが、原作読めて良かった。
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美しく強かで逞しい。
表題作の「ジョゼと虎と‥」は有名ですが他も珠玉の短編集。特に‥甥と一度だけイケナイ関係を持つアラサー女性、宇禰を描いた「恋の棺」と、結婚はしたくないけど死ぬまで男と遊んでいたい女性を描いた短編が最高。 一見地味でおとなしいのに、常に肌のケアとデンタルケアを怠らず、父親の遺産を上手に運用して一生困らないほどの資産形成をしている‥。美しく強かで逞しい女性がたくさん出てきます。
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今なお映像化される
原作と、池脇千鶴の映画と、アニメ映画を見たんですよ。映画は、主人公の妻夫木くんが、池脇千鶴と上野樹里と江口のりこを三股にかけるんですよ。そのエロスを一切抜いて大阪いらっしゃいキャンペーンにしたのがアニメ映画ですよ。田辺文学の珠玉の短編を、よくこんなにしたな
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隠花植物の恋(追記:本作への小川洋子評2005年10月)
「ジョゼと虎と魚たち」1984年 ◆親に二度捨てられること ジョゼは母親を知りません。赤ん坊のときに家を出てしまっていたからです。ジョゼが十四の時、父親が再婚した女は、車椅子つきで、さらに生理の始まったジョゼを、面倒くさがって施設へ入れてしまいます。人間の悪意というものが厳然として、そこ、ここにあることを、作者は見逃しません。その上に、祖母の死によって三度も「親」の《庇護》と《愛》を失います。 ◆ユーモア 関西弁のキャッチボールは、この重く辛い短編を浮揚する強力な武器です。 「めしはちゃんと食うとんのか、痩せてかわいそうに。顔、しなびとるやないか」 「あんた、アタイを哀れんでるのか、ゴハンぐらい食べとるデ。心配していらん!」 「また、来るわ」 「来ていらん!もう来んといて!」 「・・・ほな、・・・さいなら」 〔恒夫は仕方なく、ドアの前で靴を履こうとします〕 「なんで帰るのんや!アタイをこない怒らしたままで!」 「どないせえ、ちゅうねん」 「知らん!」 「クミちゃん」 「早よ帰り。早よ、帰りんかいな・・・。二度と来ていらん!」 〔ジョゼに過呼吸発作が出たのを心配して恒夫が近づくと〕 「帰ったらいやや」 〔ジョゼは恒夫にしがみつきます〕 「帰らんといて。もう、三十分でも居てて。テレビは売ったし、ラジオはこわれてしもたし、アタイ淋しかったんや・・・」 「何や。僕、テレビやラジオ代わりかいな」 「このラジオは返事するだけマシや」 ◆「幸福」の身代わり ジョゼは、恒夫との事実婚からようやく《幸福》を感じ始めます。しかし、ジョゼには「幸福」という言葉の持ち合わせがありません。そこで、作者は、《新婚旅行》がわりに観光地の水族館を訪れた夜更け、恒夫と布団にくるまったジョゼにこう呟かせます。 (アタイたちは死んでる。「死んだモン」になってる。) (アタイたちはお魚や。「死んだモン」になった ― ) ◆ジョゼ像 これは、本ひろ子氏装画の1987年角川文庫初版カバーが素晴らしいです。 アニメ版に欠けていたもの、それは「世界」からネグレクトされた娘ジョゼの、隠花植物めいた恋といじらしく大胆なエロス、そして「救い」としての大阪ことばです。 ◆なぜ「魚」?(以下は、2021/12/23追記) 他のレビュアー氏のご指摘のように、アンデルセン「人魚姫」が"本歌取り"となっていると思われます。車椅子のジョゼは陸に上がった"人魚"で、一歩もあるけない。彼女にとって"自由"ということは、恒夫とともに水の中に戻り、魚となって泳ぎ回ること、という幻視なのです。 ◆小川洋子の「ジョゼと虎と魚たち」評(2005年10月) 小川洋子「官能とユーモア」(小説現代、平成17年10月号)は、通常共存しにくい官能と死とユーモアを「すべてしなやかに受容」する作家として田辺聖子の名をあげ、「ジョゼと虎と魚たち」を論じている。主人公のジョゼは「あからさまな性の匂いは発揮しているように見える」が、それは「罠」で「か細く白い脚の奥に、生命のマグマを封じ込めた底なしの沼が潜んでいる」。「”アタイたちは死んだんや”(中略)ジョゼは幸福の極みが死である、と気づいたのだ」という。 上記は、すべて集英社版田辺聖子全集16(2005年)解題p.570より
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JQ1JUS
Amateur Radio JQ1JUS 433MHz FM QSO
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起承。
起と承で物語が終わる。こんなのが今風なんだろうと思う。情景を巧く描いた絵のようだ。
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Four Stars
feels