Japan Horror Novel Grand Award
チューイングボーン
A horror novel about a man who encounters death whenever he records with a video camera. As accident and design remain ambiguous, urban scenery overlaps with the protagonist's emptiness.
Work Information
An urban horror in which death enters the frame whenever the camera runs.
KADOKAWA's official page confirms the publication date, paperback format, page count, ISBN, award information, and synopsis. As a long-form award winner, it builds psychological unease through repeated links between video and death.
Review Summaries
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Some readers value the unsettling premise and vivid scenery, while others read it more as a portrait of emptiness than as a mechanism of fear. Responses vary on the breadth of the plot.
Book Information
- Publisher
- 角川書店
- Published
- 2005-11-10
- Pages
- 324 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784043805013
- ISBN-10
- 4043805012
- Price
- 39 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
僕がビデオを回すたび、人が死ぬ?。第12回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作 原戸登はゼミの同級生の女性に列車の最前列から三度、外の風景を撮影してほしいと頼まれる。登は一度ならず二度までも列車に人間が衝突する場面を撮影してしまう。そして三回目。更なる事態が登を襲う…。
Reviews
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不愉快
ホラー作品なのだから、不愉快は読み手によってはもちろんどの作品も存在するのは承知してますが、 この作品で唯一の生命力と生きる力強さを表現していた、ある、生命を叩き壊した主人公が、初めから存在感が希薄だったのに拍車をかけて、これってホラー? 魅力のない主人公の嫌悪感すら感じる生活を覗き見させられた気分になりました。 中途半端な描写力が読んでいて不快で、飛ばし読みしました。
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もっと良くなります。大山さんへ激励。
サスペンス小説は、評価としての大きい要因の一つに犯人の魅力があげられる。結末部分では、本の世界に引き込ませる力があった。その理由の一つとして、予想範囲外の犯人だったからだ。犯人の背景も、物語りに違和感を感じさせない説得力があった。全体的な印象として物語りもしっかりとしており、現実的にありえる話のネタなので発想も良かった。 良くないところを指摘する。タイトルは、残念だ。想像できるような名詞にするべきだと思う。参考までに「デッドサイクルレーン」はどうだ! 次に話のテンポである、同様の事が繰り返し起きるので、読み手を退屈させる。主人公とは別に、もう一人準主役を登場させてみてはどうだろうか。そうすれば、話の内容に幅が出る。最後に主人公の心理描写をもっとうまく描ければ更に良くなる。初めは、自殺に対し恐怖すら感じてたはずが、お金の誘惑に負け、平気になっていくという説明語りが残念だ。悪くないが・・・100点を目指してがんばってもらいたい。
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文学の香り高いホラー
この物語の構成は比較的単純だが、細緻な心理描写の連続で、緊張感に終始する。 鉄道自殺をビデオ撮影する登が、どうして平静でいられるのか? それが、張のうろたえぶりと、強烈に対比される。 世間には、この様な衝撃的な映像の需要があるらしい。 しかし、物語は、供給する側の心理や人間の在り方に重点を置く。 物語の情景描写は、時に過剰に細かく、 一読では、不要なのかも知れない?と感じる部分も多い。 しかし、そんな部分も、緊張感に満ちていて、 しかも、全体として文学の香りが香しい。 タイトルのチューイングボーンは、物語を抽象的に象徴する。 その、象徴性にも、文学の香りを感じる。 私の読書歴に、大きな1ページが加わった。
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日本ホラー小説大賞の存続意義が問われる受賞作品
ストーリーに直接関係無い、就職浪人で半ひきこもり主人公の心理描写がうっとしい。 主人公の交友関係が、非常に狭い関係上、会話シーンが殆ど無く、だらだらと、読者がイメージすることが難しい?状況描写の繰り返しになっている。 この作品が、日本ホラー小説大賞の長編賞を受賞したことにより、今後の受賞作品の質の低下を懸念せざるを得ない。
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「恐怖」と「狂気」と「不快」
まず、前半はかなり退屈、というよりイライラさせられます。 その理由としては、主人公の独白、それも意味の無い記述が多すぎるのと、同じ展開が何度も繰り返されるためです。特に、歯医者のシーンが長々書いてあるのは理解に苦しみます。長編として出版するにあたり、分量を水増しするためではないかと勘繰った程です。 全体で300ページ程の文庫本なのですが、200ページを過ぎたあたりから盛り上がってきます。この狂気の結末をホラー的な「恐怖」と受け取るか、或いは単に「不快」と受け止めるかは意見の分かれるところかもしれません。 終盤に辿り着くまでに読者にかなりの忍耐を強いる作品と感じましたので、このような評価にさせていただきました。
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ホラー小説に飽きてきた頃におすすめ
どちらかと言えば純文学に近い作品です。 こういう作品を出すあたり、SFやミステリーなど幅広いジャンルを網羅する、角川ホラー文庫の懐の広さが伺える気がします。 一気に読み終えてしまうような迫力はありません。地味な展開を文章力で読ませていきます。途中は確かにつらかった。 けれど最後まで読んだときの、鮮烈な印象は、他のホラー小説では味わったことのないものでした。 読み終えた瞬間、途中の冗長さなど全て忘れて、 「いい小説だ」 とつぶやいてしまいました。 近頃ホラーに飽き始めていた自分に、ホラーの新たな可能性を見せてくれた作品です。 角川ホラー文庫には今後もこの純文学路線を模索してほしい。
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これは!!
名作中の名作と言わざるをえない! 読むたびに新たな発見と感動が甦る。 恐怖小説の枠だけにはとどまらない、名文学だと思った。ちなみに只今5巡目。
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傑作
非常に文学性の高い作品。現実的というよりは幻想的な作品で、叙情性も豊か。ストーリーもよいが、文の巧さが特筆される。此れほど巧い作家は滅多にいない。今後の活躍が期待される。