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ノートル・ダムの椅子

Contemporary Tanka Poets Association Award

ノートル・ダムの椅子

Shunji Hioki

ノートル・ダムの椅子 by 日置俊次 is introduced as a work shaped by 短歌, パリ. It presents its subject through a focused literary voice and is connected with the prize history of the work.

短歌パリ留学自己探求

Work Information

A concise entry point into ノートル・ダムの椅子, where the work's central mood and conflict come forward.

ノートル・ダムの椅子 is presented here as a literary work by 日置俊次. The description reflects confirmed publication and award information, while avoiding unsupported claims where the available sources are limited.

Review Summaries

  • Readers and commentators tend to value the work's distinctive premise and tone, while some responses point to the demands created by its style and subject matter.

Book Information

Publisher
角川学芸出版
Published
2005-09-28
Pages
205 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784046218025
ISBN-10
4046218029
Price
224 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品

留学中のパリの日々、そして教師としてある自己の存在と向き合う歌の数々。 「短歌」創刊50周年記念企画<21世紀歌人シリーズ>第一弾。新進国文学者の目が捉えた世界と自己の内面—。短歌に新しい地平を拓く第一歌集。「ノートル・ダムは聖母のからだその胎の闇に木椅子を軋ませている」

Reviews

  • ちょっと難しい

    図書館で見たけど、ちょっと難しいとおもった。 旧かなだし、漢字も難しい。 フランスって知らないし、関係ないしそっちはわからないし。 でも考えて作ってあることはわかった。

  • 現代歌人協会賞

    この歌集は、歌壇の「芥川賞」といわれる第50回現代歌人協会賞を受賞しました。 とても新鮮で、味わいのある歌が並んでいます。 5首抜いてみました。 この留学より〈われ〉が始まる 原点をノートル・ダムのかたき椅子とす ノートル・ダムは聖母のからだその胎の闇に木椅子を軋ませてゐる 破傷風の接種を受けしよりパリの路地には馬のにほひ満ちたり ひらくまで八年かかつたかたくりの澄みきるほのほ何もいはない 脚二本もげて動けぬ蟷螂のふかき疲れを薔薇にのせし児

  • 饒舌と静謐

    現代という時代が陰翳をおとす、複雑で透きとおった歌集である。 歌人の川野里子さんが、饒舌のなかにまもられている湖水のような静謐といった表現で、歌集の本質を指摘していた。 多彩な技巧が駆使されてはいるものの、そのことばの饒舌がまもりぬいている、ことばにできないほどの純な心が、次第にうかびあがってくる。 おくふかく湛えられた静けさに耳を傾けるべき、貴重な歌集であろう。

  • うれしくなった

    この歌集が今年の現代歌人協会賞を受賞したそうだ。選考委員に作者の結社の関係者はひとりもいないので、純粋に歌集が評価されたんだね。こういうの、最近あまりないので、うれしくなった。歌集の出来はすごくいい。でもセンスが良すぎると、認められないことが多いから、どうかなと思っていた。よかったね。

  • 祝受賞

    『ノートル・ダムの椅子』は、昨年出た歌集のなかでいちばんいいと思っていました。現代歌人協会賞の受賞はうれしいですね。解説もないし、しおりもないし、作者略歴もないので、歌集を読む手かがりがばっさり切られているところは不親切。意図したものでしょう。これも計算されたことだと思いますが、作品がブラックホールを抱えた一つのドラマをなしていくところが見事です。

  • 作品が審査員を超えた

    この歌集を手に入れて、作品が審査員を超えることがあるんだってわかりました。わたし、フランスに住んでました。パリの水道水の重さや生活のざらつくような匂い、わかります。日置さんはとても見事にうたってます。ひっぱりだして角川賞の選考を読みましたが、審査員にヨーロッパを知っている人がひとりもいない。そして知らないという自覚のかけらもない。あれでは理解されるはずないですね。作品が審査員のレベルを超えてしまったんです。

  • しずかな声

    静謐な、しかしじつに味わい深い歌集ですね。人生のさまざまな出来事が、しずかなリズムのうちに、しっとりと歌われています。装丁も、フランスの香気をかおらせて、すてきでした。

  • 鮮やかな椅子

    洋書のような装丁も鮮やかですが、椅子をめぐって、若者が子から父になる時間が凝縮されていく様子がまさにあざやか。ノートルダムというひとつの大きな母胎空間のなかにもぐりこんで、悠久の時間と、かぎりのある自身の外と内との世界を鋭敏に感じ取っているのですね。長い時間をかけた文体の変容も、そのような大きな統一の中にあって、読んでいてクラクラしました。何かここから開けてくるような予感!

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