86―エイティシックス― (電撃文庫)
The Republic of San Magnolia claims that its war against the Legion, an army of autonomous weapons, has no casualties. Behind that fiction, young people exiled to the Eighty-Sixth Sector pilot manned machines and fight at the cost of their lives. Through the encounter between Shin, who leads the battlefield unit, and Lena, a girl directing it by remote communication, the novel confronts the realities of discrimination and war.
Work Information
On a battlefield said to have no dead, the young people of the supposedly nonexistent Eighty-Sixth Sector are sent out to fight once more.
Asato Asato's debut novel, winner of the 23rd Dengeki Novel Grand Prize, is a military science-fiction story. It interweaves the battlefield of young people erased by the pretense of an unmanned war with Lena's perspective far behind the lines, portraying the fighters' dignity and the violence a nation conceals.
Book Information
- Publisher
- KADOKAWA
- Published
- 2017-02-10
- Pages
- 344 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 10.6 x 1.8 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784048926669
- ISBN-10
- 4048926667
- Price
- 693 JPY
- Category
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
“その戦場に死者はいない”――だが、彼らは確かにあそこで散った。 サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そう――表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。 死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。 二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――! 第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、堂々発進!
Reviews
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世界観がいい
2023年に読んだライトノベルの中でベスト5に入るほどの良作 満足感のあるラストがよかった
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おすすめラノベ
世界観と最後の結末がよき
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感動のラスト!
ネタバレなし! ぜひ読んでください!! 専門用語が多くてとっつきにくいかもですが、後悔させません!!
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面白かった……が
●評価の前提 ・2017年2月に紙版を購入し、読了は6月25日です。 ・ラノベを読了したのは恐らく2年〜3年振りです。 ・ロボットバトル物とか兵器を用いた戦争ものとか読んだのは初めてです。 ●総評 面白かったです。 涼宮ハルヒの憂鬱と同じくらい面白かったと思います。 でも、私は涼宮ハルヒの憂鬱のストーリーの方が好きです。 ●購入に至った理由 この小説の紹介にある特殊通信――作中ではパラレイドと呼ばれています――に興味があったから。 しかし、作中のパラレイドは単に小説というパズルのピースでしたので、 私の興味を満たしてくれるようなものではありませんでした。 ●この小説は読了に時間のかかるものですか? 人によってはかかるかもしれません。私ほどかかるというのも稀だと思いますが。 物語の前半部分は、私にとってはつまらなく感じました。 文章が読みにくいし、フリガナがフリガナじゃなくて英語読みの片仮名表記だったり、 細かい設定説明が多くて分かりにくいし、何より胸がむかむかするほど不快でした。 でも、中盤を過ぎてからは文章に慣れてスピードが上がり、読むのがだんだん快適になってきました。 終盤では先が気になって気になって、一気に読めました。 ●この製品への不満 ・Kindle版をもっと早く出してほしかった。企業間の色々な利害関係のせいで難しいとは思いますが。 ・創作物に何言ってんだって感じですが、パラレイドが実現できるのにあの世界情勢ってやばいと思います。 ●個人的な意見 ・白ブタをダシにして「人間」の良い部分を浮かび上がらせるストーリーは大層ご立派、栄光あれ、って感じます。 ・人間ねぇ……人間……ゴミのポイ捨てがなくならない世界で……人間……そこまで厳しく……うーん。
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文章は荒削りだが読んで損はなかった
アニメ放映前に読んでみた。 東部から襲来する亡国の無人機部隊を防壁の外に押しやられた被差別者の少年兵たち・エイティシックスが決死の覚悟で迎え撃つという状況設定で、設定的には『コードギアス 亡国のアキト』や『マブラヴ オルタネイティヴ』、壁の外から襲い来る意志の通わぬ敵の群、壁の外の世界が今現在どうなっているか分からない、という閉塞的な状況は『進撃の巨人』と似ている。 その意味で独自性は薄いものの、全体的によく練られた設定をうまく作品としてまとめている。 ストーリーは上記作品とは別物で、人種差別と迫害の力学や、絶望的な極限状況にあってもなお己の生き様を自由意志で決め、誇り高くあろうとするエイティシックスたちの人間ドラマに主眼が置かれている。 このようなテーマの物語は、ラノベだろうが純文学だろうが、戦争や迫害を知らない世代にとっての思考訓練・シミュレーションの機会としても有用だろう。 言わずもがな作者が参考にしているのは第二次世界大戦期の米独の人種差別政策であり、エイティシックスたちの心情も、決して作者が想像だけで書いたものではなく、実際の被害者の人々の記録を参考にしていることが窺える。 さしずめ本編中で活躍するエイティシックスたちが独のユダヤ人、彼らの親兄姉の世代が米国の日系アメリカ人といったところだろうか。 シンやライデンたちエイティシックスの決意と覚悟は、強制収容所での日々を深い内省と心理的洞察と共に報告したV.E.フランクルの『夜と霧』を彷彿とさせるものがある。 ひょっとしたら作中の差別政策があまりにも非道いので、開戦して僅か九年で些か極端すぎる、と思う読者もいるかもしれないが、たしかにサンマグノリア共和国の人種差別政策はその極致とも言える悲惨なものではあるけれども、個々の要素は紛れもなく「実際に人類の歴史上で起こったこと」なのである。しかも、たかだかここ100年以内に。 もともとサンマグノリア国は白系種(現実世界で言うところの白人)が住んでいた国で、近代民主制国家として他国からの移民を奨励してきたという歴史設定も、明らかにアメリカ合衆国を念頭に置いている。 疑問に思った方は実際に大戦期の米国とドイツの人種差別政策の記録を調べてみるとよいかもしれない。 文章力はまだまだ改善の余地がある。著者の鍛錬の痕は窺えるし、素人がいきなり書くことのできるレベルでないのは無論だが、全体的に生硬で、こなれていない感じは否めない。 堅苦しい表現がわざとらしかったり、言葉の使い方が間違っていたり、ヘンな造語?の熟語もある。著者の癖なのかもしれないが、安易な倒置法の連発もいただけない。倒置法はここぞという時に使うから効果がある。 が、最近はまともな文章を書けるライトノベル作家が昔と比べて随分減ったので(一昔前は直木賞レベル以上の文章力を持つラノベ作家は決して珍しくなかった)、その観点ではまずまず悪くないと言える。 シナリオに関しても、あくまで作品のテーマを忘れず、けれどエンターテイメントとして起承転結練られた内容・構成になっており、さすが電撃小説大賞を受賞しただけのことはあると思った。 ヒロインの属するサンマグノリア共和国にとって因果応報の構図になっているストーリーは面白かったし、これは筆者の個人的な印象に過ぎないが、無策と欺瞞の中で亡国の道をひた走る共和国の姿、何も決められない民主主義の無様さが、今の日本と重なって見えた。 重苦しいシリアスな展開が続くのだが、ラストにはちゃんとカタルシスもあり、エピローグには不覚にも目頭が熱くなった。 本作と共に大賞を受賞した『君は月夜に光り輝く』は正直期待はずれだったが、こちらは「読んで損はなかった」と思えたライトノベルだった。 受賞作である第1巻以降もシリーズとして刊行が続いている本作だが、しかし続編を読みたいかと言うと? たしかに続きはいくらでも作れるストーリーではあるけれども、そもそも一本の物語として本作は1巻で綺麗に完結している。 以降続きを書いても、それは世界観は同じでも物語の性質としては別物の『86 -エイティシックス-』になる気がする。 第1巻の読後の余韻に満足したという意味でも、積極的に続編が読みたいとは思わなかった。 現在、アニメが放映されているが、本作はアニメーションというテキスト不在の媒体に特段向いた作品ではない。アニメの出来自体は決して悪くないのだが、本作の魅力を100%感じたいなら、やはり原作を読むことをお勧めしたい。 本を読むことに抵抗がなく、アニメで興味を持たれた方は、是非一読してはどうだろうか。 【2022/3/28 追記】 終わってみればアニメも素晴らしい神レベルの映像化でした。 製作スタッフへの感謝とともに訂正いたします。
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なんども涙ぐんだ
重厚感あるライトノベルです。 色が重要な要素を持つお話だからか、風景描写も、脳内にさまざまな彩りを届けてくれる美しいものでした。 正義感の強い、お嬢様なところのある潔癖な少女が、戦場を生き抜く少年たちとの出会いで成長します。 ハードな世界観が好きという人に、かなりオススメできる作品だと思います。
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私は好きです。
好き嫌いはあると思いますが、私はとても面白かったです。世界観も好きなので、今後も楽しみです。
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非常に面白い
文章は固く、専門用語も多いため、読みづらいが、そこを食らいついて、しっかり理解しながら読んでいけば非常に面白い物語。この1巻の内容はこの中で完結していて、そこも良かった。 ただコードギアス亡国のアキトという話と非常に酷似している点は否めない。それでも話自体は本当に面白い。 しっかり理解しながら読めば面白いが、読みづらいため、途中で読むのをやめる人もいくらかいるだろう。だが、それで良いと思う。この固い文章だからこそ、いいのだ。
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