忘却の楽園I アルセノン覚醒 (電撃文庫)
In a world where repeated wars have left most of the earth under the sea, humanity lives in Lean, a paradise of forgetting that controls and conceals weapons, science, and faith. The boy Arum is entrusted with Fluorite, a girl carrying the old world's poison, Arsenon, and must confront the secrets and schemes surrounding them.
Work Information
In a utopia built on forgetting, young people encounter the secret of the old world.
A fantasy novel published under a new title from a Silver Prize-winning work at the 27th Dengeki Novel Prize. Against a society where even knowledge and faith are controlled to prevent conflict, it follows the meeting of a boy and an enigmatic girl and explores the fragility of the system sustaining peace.
Book Information
- Publisher
- KADOKAWA
- Published
- 2021-03-10
- Pages
- 408 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 10.6 x 1.8 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784049136845
- ISBN-10
- 4049136848
- Price
- 82 JPY
- Category
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
記憶を封じた少年と猛毒を抱いた少女の、残酷で美しい運命。 度重なる争いの後、地表の大部分を海洋が覆う世界。滅びへ向かう人類を制御するため、武器、科学、そして信仰、あらゆる争いの火種が管理・秘匿された忘却の楽園〈リーン〉 。しかし争いが生み出した猛毒の汚染物質〈アルセノン〉は未だ人々を蝕み続けていた。 ある日、少年・アルムが管理を命じられたのは体に〈アルセノン〉を宿す謎の少女・フローライト。 不器用ながらも心を通わせてゆく二人。明らかとなる〈アルセノン〉の秘密。それは偽りの平和を揺るがす文字通りの“猛毒”であった。 忘却の新世界を巡り幾重にも重なる謀略を超え少年たちが得るものとは――。 第27回電撃小説大賞《銀賞》受賞作。
●土屋 瀧:第27回電撃小説大賞≪銀賞≫受賞作家。受賞作『Out Of The Woods』にて、2021年に電撃文庫よりデビュー。 ●きのこ姫:イラストレーター。ガガガ文庫『ホラー女優が天才子役に転生しました』、富士見L文庫『花街の用心棒』などのイラストを担当。
Reviews
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導入さえ飲み込めばあとは流れる用に読める
好きなジャンルだったのでかなり楽しめました。枯野瑛著の終末な(略)を連想しました。他のレビューにもあるように壮大な世界観なので今後更に面白くなることを期待しています。 個人的には導入が複雑に感じました。 主要キャラの関係性はキャラ達の会話から読者が組み取る形式でいきなり話が始まるのでよくわからないながらもしっかり導入の会話を理解しないとその後もついていけなくなるかなと思います。
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壮大な舞台に期待
舞台となる世界とその背後にある歴史や経緯、人々の思想などが丁寧に説得力を持って構築されています。 構築した世界の上で繰り広げられた今回の物語はやや抑揚を欠いた印象。 世界設定には非常に惹かれるし、不愉快な登場人物やストーリーの破綻もなく静かな読後感でした。今後に期待します。
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アルセノン覚醒 一巻
アルセノン覚醒の第1巻です。 ストーリーがイマイチ掴みづらいです。セリフで結構、設定や人間関係を明らかにしようとするので、少し説明がまわりくどく感じる時もーー。 もっと地の文で端折って説明してかまわないのですが、キャラ付けがちょっと長すぎるのかな。 複雑な世界観や人間関係で言えば、最近だと『少女願うに、この世界は壊すべき ~桃源郷崩落~ (電撃文庫)』の方が、設定開示やストーリー展開が上手だったように思います。 この作品は、主人公が一人いて、その人に密着して、ストーリーが展開するというより、各々の登場人物がそれぞれ最後に一つの話の筋に収束していくというものです。 さらに主要キャラ全員を深く書こうとするせいで、話は場所や視点があちらこちらに飛びます。そして、誰に焦点を置きたいのか、何がメインのストーリーなのか、設定開示はいったいどこまで続けるつもりなのか、分からなくなります。 ストーリーがイマイチなのは、主人公の能動的な行動が少ないのも、原因なのかな。あとは少し展開を急ぎすぎたという感じ。もしページが5、600ページあれば、もっとじっくりと展開したのでは。 良かった点は、ストーリーが最後に収束していき、謎とかが開示されていくので、伊坂幸太郎氏とか好きならば楽しめるかもしれません。素早く爽快に回収していくという感じではないですが。 ラノベで言えば、『こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~ (電撃文庫)』が、伏線回収からのストーリーの綺麗な閉じ方としては良かったですね。まあ、『アルセノン覚醒』に比べて、閉じすぎた感はありましたが。 テーマ性というのを、大事にする人にもいいと思います。少しテーマ性を全面に押し出しすぎているという感は否めませんが、『君死にたもう流星群 (MF文庫J)』や『ぼくたちのリメイク』のようにテーマを押し出すラノベ好きの方は読んでもいいかもしれません。(ただラノベ向きのテーマ性ではないです。どちらかと言うと、SF系がテーマにしそうなものです) 設定もSF系の終末的な世界観が好きならば、気にいる設定だと思います。海に覆われた世界で、少しの陸地を争い、一時的な平和を取り戻した時代の再戦の火種をめぐる物語は、こういう世界観や設定好きには、いいですね。
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面白さを理解するのが難しい。結構上級者向けラノベって感じ
正直、何故これが銀賞に選ばれたのか分からない。 馬鹿なおれには話の内容についていけなくて半分くらいで断念しました。 ライトノベルというより、大人向けの小説って感じ。 心は少年の自分には全く面白さを理解することは出来なかったです。 まあ、頭が良い人なら読んでも面白いんじゃないでしょうか?
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期待ほどには広がらず,先もぼやけて見通しが悪く
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 読みやすく,キャラクタもはっきりしているなど,スッと中に入っていけるのですが, 終わってみれば,序盤で受けた期待ほど話も世界も広がらず,物足りなさを覚えました. 特に,世界を蝕む奇病やその鍵を握る謎の少女,さらには彼女に期待される役割と, そこに巻き込まれていく少年…と,定番のボーイ・ミーツ・ガールではあるのですが, 彼らを含めて三つの話を並行させ,しかもそちらではない話が前に出てきてしまうなど, 無関係ではない重要な出来事ではあるものの,幹よりも枝ばかりが伸びた印象を受けます. また,その三つが収束する終盤も,繋がりはしますが,噛み合っていないように感じ, 浮かび上がった多くの謎や疑問,この世界の在り方など,次以降でとなるのでしょうが, 先がぼやけていて見通しが悪く,それらが気になる、楽しみとはならないのが残念でした.
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