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竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る (メディアワークス文庫)

Dengeki Novel Grand Prize

竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る (メディアワークス文庫)

Fudaraku

Set in the final years of the Meiji era, seventeen-year-old Shoko travels from Tokyo to Kanazawa to take over the family business of her deceased father. Under the name "Rindo" (Gentian), her father had made his fortune entertaining otherworldly beings called "Okatatoki" who arrive with the coming of night. Now taking up the name of the second-generation Rindo, Shoko faces her first banquet night. A Japanese fantasy tale of elegant horror and nightmarish revels, the novel conceals a stunning narrative device that shocked selection committee members. Grand Prize winner of the 30th Dengeki Novel Award.

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Work Information

The story evolves three times.

The top work among 4,467 submissions and the most controversial. A story of radiant otherworldly beings that evolves beyond the reader's expectations three times over. Went into a second printing within a week of release, and topped the monthly Want to Read ranking for bunko paperbacks. A dark, aesthetically rich Japanese fantasy set in late Meiji Kanazawa, depicting the strange relationship between supernatural beings and humans.

Review Summaries

  • Reviewers frequently cite the shocking narrative twist and unique worldbuilding, giving the work high marks overall.

  • Generally praised for its unique blend of fantasy and horror and its surprising narrative structure, though the central conceit divides some readers.

  • Selection committee members praised it as an extreme problem work with meticulous descriptive power and unique eccentricity reminiscent of Izumi Kyoka. Simultaneously described as the most divisive work in the selection, ultimately chosen for the Grand Prize on the collective desire to present it to the world. Overall tendency: mixed reception.

Book Information

Publisher
KADOKAWA
Published
2024-02-24
Pages
288 pages
Language
日本語
Size
10.7 x 1.1 x 15 cm
ISBN-13
9784049155228
ISBN-10
4049155222
Price
748 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

物語は、三度、進化する。第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作。 「驚愕の一行」を経て、光り輝く異形の物語。 明治も終わりの頃である。病死した父が商っていた家業を継ぐため、東京から金沢にやってきた十七歳の菖子。どうやら父は「竜胆」という名の下で、夜の訪れと共にやってくる「おかととき」という怪異をもてなしていたようだ。 かくして二代目竜胆を襲名した菖子は、初めての宴の夜を迎える。おかとときを悦ばせるために行われる悪夢のような「遊び」の数々。何故、父はこのような商売を始めたのだろう? 怖いけど目を逸らせない魅惑的な地獄遊戯と、驚くべき物語の真実――。 応募総数4,467作品の頂点にして最大の問題作!! 選考委員も騒然! ネタバレ厳禁の緘口令が敷かれた最大の問題作!! *コメントは選評より抜粋。 緻密な描写力で独特の世界観を描き出す、極めつきの問題作。間違いなく大賞に相応しい力量を感じさせる作品でした。 三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド』 泉鏡花を連想させる偏奇的・幻想的な作風は、独自性の高さの点で飛び抜けていました。 三上 延『ビブリア古書堂の事件手帖』 非常に興味深い作品だが、荒れるな、という予感があり、実際その通りになりました。強く世に問うてみたい、という総意が選考委員の中に生まれ、結果、二本目の大賞受賞という結果になりました。 吉野弘幸『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』脚本 自らのかさぶたを剥がし抉り出した血で書かれたのではないかと錯覚するような痛みさえ感じました。文句なしの大賞です。 小原信治『サムライチャンプルー』脚本

●fudaraku:『竜胆の乙女 / わたしの中で永久に光る』で第30回電撃大賞《大賞》 を受賞。

Reviews

  • 「問題作」ではなく「挑戦作」あるいは「実験作」。個人的には数年に一度の傑作…なのだけど。

    ネタバレを介さずにこの小説を解説するのは非常に難しいのですが、そうするのがこの作品、引いては著者への最大の敬意だと感じますゆえ、試してみます。 舞台は明治初期のとある庭園付きお屋敷で、そこで数夜毎に行われる「おかととき」という異界の者の残酷な遊びと、それに対峙する二代目竜胆の少女のお話です。 類似したイメージを持つ小説は、ちょっとパッと思いつかないのですが、漫画で言うのであれば高橋留美子先生の「人魚」シリーズや、手塚治虫先生の「火の鳥-異形編」などの雰囲気が近いかな、と感じました。古典ならば「百鬼夜行絵巻」でしょうか。 著者さんはまだ新人ということもあり、描写のタイプに得手不得手があるようなのですが、世界観の描写や人物描写の滑らかさは圧倒的で、とても新人とは思えないどころか、時にベテラン作家すら凌駕しているシーンさえ点在しています。個人的には主人公の両親の出逢いのシーンが特に幻想的で美しいと感じました。 ただし、物語のテーマ上様々な「仕掛け」を施しているため、ある程度読書に慣れた中級者以上推奨の作品です。ラノベのラインを完全に逸脱しているため、カジュアルなエンタメ読書を求めている人には全くオススメできません。(ラノベお約束のイラストも、最初の人物紹介しかありません。それも主要人物2人の全身画が申し訳程度のみ。)というか、これはラノベではありません。多少のファンタジー要素を除けば、完全に一般あるいは文芸小説の部類でしょう。 個人的には、これを問題作と位置付けるのには強い違和感を感じました。問題作というのは、例えば「蝿の王」や「デビルマン」や映画「ファニー・ゲーム」のような、読者の倫理観などに衝撃を与えるような作品だと個人的には考えます。そういう意味では全く問題作ではありません。確かに残虐な描写はありますが、少なくとも「呪術廻戦」などよりはずっと軽いため、高校生以上であれば問題ありません。 独創的な物語構造を指し示すのであればむしろ「挑戦作」や「実験作」と触れた方が正確ですし、こういったチャレンジングな姿勢は、どんどん歓迎していった方が良いとも感じます。 <2024年 4月28日加筆修正> 個人的には数年に一度の素晴らしい作品でした…が、どうも合わない方にはトコトン合わない作品のようです。自分は多少尖っていても「その作品でしか味わえないユニークさ」が大好物なので、それが琴線に刺さったか、とは思います。 ただ、ご不快に感ぜられたら申し訳ないのですが、この程度の「逸脱」は、それこそ国際小説市場においてはカワイイものだとは思いますし、それを「問題作」としてレッテルを貼ってしまうような業界では、先細りしてゆくだけなんじゃないかな…とは思いますね(重ね、ご不快ならば申し訳ないのですが)。

  • 電撃小説大賞の受賞作を読むつもりが、日本ホラー小説大賞の受賞作を読まされている気分になりました。

    良い作品だとは思いますが、「これ、ラノベじゃねぇだろ」というのが、率直な感想です。 これを電撃小説大賞の大賞にするのはどうかと思いますね。選考委員奨励賞とかで出すべきだったんじゃないかな、と思います。 文章といい内容といい、日本ホラー小説大賞に応募すべき作品だったんじゃないでしょうか。 文章が上手いという意見があって、それは分かるのですが、ラノベの文章じゃないと思います。ラノベの文章って、無駄な文章を省いて、分かりやすくて読みやすい、テンポの良い文章だと思うんですよね。 この作品は、普通の小説の文章って感じです。中学生とか高校生の語彙力だと、読むの難しいかもしれません。 物語の仕掛けについては私は途中で大体予想が付きましたが、気付かない人もいるでしょう。 たとえ仕掛けに気付いたとしても、この作品は仕掛けだけの一芸勝負ではなく、ちゃんとストーリーがあるのが良かったと思います。 ミステリーだと、トリックが予想ついちゃうと、その時点でしらけちゃいますからね。 問題作というか挑戦作というか、「そもそもこれ、電撃小説大賞に応募する作品じゃねぇだろ」っていう感じの作品でした。 まあ、でも良い作品だとは思いますよ。ネタバレになるから、詳しく感想は書けませんが……。 追記 日本ホラー小説大賞って今はないんですね。 最近読んでないから、知りませんでした。 今は『横溝正史ミステリ&ホラー大賞』にな ったみたいです。

  • 注文した料理と違うのが出てきたけどそれはそれで美味しかった時みたいな気持ち

    雅さと残虐さを好む異形「おかととき」 そんな異形達を夜な夜な生贄の人間達で歓待する屋敷の主人となってしまった少女の物語......の筈なのだが、読み進めていくと何か違和感が? 問題作と言われる意味がよくわかる。 自分はホラー好きであり、あらすじの設定に惹かれてこの小説を購入したのだが、そういう読者ほど衝撃は大きいんじゃないだろうか。 ある意味、読者の期待への裏切りと思われても仕方のない内容。実際自分もそうした気分はある。 しかし作者が描きたかったテーマに真摯に向き合った結果がコレなのだと思わせるだけのパワーがあり、読了後にはこれはこれで一つの作品の形なのだと自分は納得した。 もしかするとホラーとして良く書けているのが問題なのかもしれない。 こういうタイプの小説は本題部分以外は腰掛け感が出るものなのに、今作はそこが非常に面白いのでタチが悪かった(褒め言葉) まとめると期待してたのと違うってなるかもだけどそれでも面白いよ! 読者は上手く気持ちを切り替えて柔軟に物語を楽しもう!

  • おもしろかった

    おもしろかった

  • やっぱり、男の世界がいい(しみじみ

    たまには、こういう本(文学作品)もいいか、と、読んでみました。 おとぎ話?といった感じですが、途中、韓流時代劇のようになり突き放されて感じに。しかし、再び、元の世界に戻り、いきなり、急展開。その時、「まさか」と思ったのですが、的中してしまいました。(私の、完全な思い込み) ネタバレかもしれませんが、「女の世界の怖さ」を描いています。

  • 評価が大きく割れる作品だが自分は刺さった

    ネタバレあり もはや挑戦的とすらいえる構成。決して真似はできない・してはいけない。 だが自分は刺さった。 それはそれとして、前半の話そのままで最後までいったパターンも見てみたかった

  • 挑戦作

    詳しくはネタバレになるので言えないのだが、中盤からとんでもないどんでん返しが始まる。 類似作品が全く思い当たらないが強いて言えばダンガンロンパV3が雰囲気的に一番近いかも 前半は明治を舞台とした乙女ゲー風な世界観で展開もサクサクでかなり魅入られた しかし後半の展開は続刊だとかビジネス性を窓から全力でぶん投げる形になっている 作者のメッセージ性は強く感じられたが挑戦に見合った成果が出てるかというと否だと思う 前半の展開のまま続けた方が絶対売れてるし読者からも望まれてるだろうと思う これをやろうと思った作者の勇気に乾杯

  • 技法と中身

    メタ作品なら筒井康隆の「残像に口紅を」、折原一の「倒錯のロンド」のような小説の中身と技法がきちんとリンクした作品を読みたい。種明かしをされることで一気に物語に引き込まれるような作品が。 この作品はそうではない。技法が悪目立ちしてタネ明かしされたら逆に冷める。 前半だけなら面白かったので★二つ。中途半端なメタやるなら逃げずに真正面から物語を書け。

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