夏姫春秋(上) (講談社文庫 み 34-3)
Kaki Shunju is Masamitsu Miyagitani's historical novel set in ancient China. Around the legendary Spring and Autumn period beauty Xia Ji, it depicts an age of war, political maneuvering, love, and hatred with epic force.
Work Information
From behind the legend of a dangerous beauty, the novel recovers the true figure of a woman who lived through the turmoil of the Spring and Autumn period.
After its original Kaien publication, the novel has circulated in editions such as Kodansha Bunko and Bungeishunju. It refuses to reduce Xia Ji to the legend of a beauty who destroyed men, instead reimagining her as a person placed within power and war.
Book Information
- Publisher
- 講談社
- Published
- 1995-09-06
- Pages
- 292 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784062630665
- ISBN-10
- 4062630664
- Price
- 682 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
鄭の美しい公女への、乱世の英雄たちの愛執。 中原の小国鄭(てい)は、超大国晋と楚の間で、絶えず翻弄されていた。鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と……。壮大なスケールの中国ロマン、直木賞受賞作。全2巻。
Reviews
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直木賞にふさわしい作品
かなり前の作品ですが、新品本があるということで購入しました。満足しています。
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宮城谷作品の中では一番一般受けする作品
抱いた男は全て死ぬか、国を追われる破目になる、 凶風の持ち主、鄭の公女夏姫に関わった男達の物語。 夏姫を抱かなかった楚の荘公(旅)の偉大さがよく理解出来ます。 私は春秋時代で一番好きな国は斉だが、 これを読んで楚もイイ!と思うようになりました。 ちなみに一番嫌いなのは晋です。 鄭視点が多いので、 晋視点では大物とされる趙盾の小物振りも語られ、 晋嫌いには至福の本です。 他人の評価ばかり気にしてる嘘の人格者趙盾w 陰徳の教えが素晴しいですよね。 良い事は他人に知られないようにするべきざんす。 男を破滅させる夏姫は、 ラストで一応救われるが、 「女一人救えないで国を救えるものか!」 と救う人物が楚の大臣なのは気に入らない。 女一人の為に楚を捨て晋に亡命するのだ。 宮城谷作品の中では一番一般受けする作品だと思うが、 宮城谷作品としてはフツーだと思う。 私の現時点のベスト5は、 「天空の舟」 「晏子」 「太公望」 「孟嘗君」 「楽毅」 である。 次に好きな礼の巨人「子産」 の伯母が、 淫乱娘夏姫だったなんて知りたくなかったw
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美しく哀しく静かな夏姫
とても、良い本です。夏姫は 静かに静かに 哀しく 表現されています。全体として、透明感があり 深みと重みのある とても、心に残る小説です。
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『夏姫春秋』(上/下)
宮城谷作品特有の教義的な内容から懸け離れ、夏姫や周囲の者を取り巻く因縁に主眼が向けられており、奇抜な印象を受けました。 また、夏姫のみに焦点が当てられているわけではないため、他の作品と比べると深みに欠けているようにも感じられました。
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いつもありがとう!!!
いつも素早く手元に届き感謝。そんなに文字数を指示しないでほしい。 そもそも何も記入せずでも、星の数だけではだめなのですか? 忙しいと、対応できない。
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読後感爽やかな美しい作品
宮城谷氏の作品は愛読した時期があり、中国関係の作品の大半を読んだつもりでいたが、初期のこの作品は未読であったため、正月休みを利用して手に取った。 主人公はタイトルにある「夏姫」という春秋時代の絶世の美女である。この姫を軸にして姫の兄を始めとする姫と関係する男たちの運命が描かれる。あまりに絶世の美女は不幸を呼ぶのか、関係する男たちの大半に悲惨な運命が訪れる。 但し、この作品の中では夏姫自身の心情は殆ど描かれず、彼女は常に受身の立場である。従って、物語の大半は夏姫を巡る男たちの激しい思いや生き様が中心を占める。幸せになる男は少数であるため、決して明るい作品ではないが、かといって暗くもないのは、各々が懸命にそして激しく生きているからであろう。 決して幸せが訪れることはないと思われた夏姫の運命が大きく変わる終盤は本書のクライマックスだ。楚の名臣である巫臣との出会いが二人の運命を激変させるのだが、最後に巫臣の取った驚くべき行動には感嘆した。読み終わった後は一陣の爽やかな風につつまれたような気持ちになりました。
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あいかわらず男性像は見事
宮城谷氏の小説はいつも深い感銘とともに印象に残ります。これまで読んだ作品も素晴らしく、生き方や人生観など様々なことを考えさせてくれる作品でもあります。特に男性像の描写は素晴らしく、どんな悪人物でも大変個性的で魅力的です。 しかし、一転、女性の描写だけは非常に…。理想を描かれているのか、生真面目なため女性をあまり知らないのか、画一的なところが有ります。 本来なら★5にしたいところなのですが、なぜか女性の描写だけリアリティにかけるので一つマイナスです。
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正直面白いです。
宮城谷さんの作品にはいつも唸りをあげてしまう。 文章が上手い。中国の雰囲気にぴったり。 主人公夏姫は,類まれなく美しいが,美しいが故なのか, 周りにいる男は殆どが不幸になっていく・・・・。 そして,めくるめく運命の乱流。 上巻ではなかなか夏姫の意思や実態が掴めにくいところも あると思うのですが,下巻まで読まれることを お勧めします。 下巻ではやっと夏姫が現実を取り戻した, そんな実感がわきますから。 あと,この作品はとっても読みやすいので,宮城谷さんの本が 初めての人にはかなりお勧めです!