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山猫の夏 新装版 (講談社文庫 ふ 30-8)

Japan Adventure Fiction Association Grand Award

山猫の夏 新装版 (講談社文庫 ふ 30-8)

Funado Yoichi

An adventure novel set in northeastern Brazil, depicting violence and revenge around feuding families and a mysterious Japanese man known as the Ocelot. As the opening of the South America trilogy, it shows Yoichi Funado’s forceful narrative style.

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Work Information

When the Ocelot appears, a town’s history of blood and resentment begins to move.

Kazunori Yuge arrives in Ecru, a town controlled by the Andrade and Biesterfeld families. Against a background of conflict and corrupt power, spare action writing meets a political gaze, making the novel a starting point for Funado’s adventure fiction.

Book Information

Publisher
講談社
Published
1995-11-01
Pages
726 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784062631556
ISBN-10
4062631555
Price
1073 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

船戸冒険小説の原点(ブラジル篇)。ブラジル東北部の町エクルウは、アンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。両家はことごとに対立反目し、殺し合いが絶えない。そんな怨念の町に、<山猫(オセロット)>こと弓削一徳(ゆげいっとく)がふらりと現れた。山猫の動く所、たちまち血しぶきがあがる。謎の山猫の恐るべき正体はいつ明かされる? 南米3部作第1弾。 (講談社文庫)

Reviews

  • 夢枕獏が大絶賛した作品!

    登場人物のキャラクターが、どれもイキイキとしている。 ハードボイルドの大冒険活劇! 最初、分厚いページ数に戸惑ったけれど、読み始めたらアッという間だった。 面白かった!

  • 爽やかな読後感

    冒険小説というジャンルはいつ頃できたのか? 『読まずに死ねるか』の内藤陳の頃? 『冒険小説の時代』の北上次郎の頃? 『山猫の夏』は既読だと思っていたけれど、最後まで読みあげても既読感はありません。しかも、読後感は爽やかです。なんだかSDGsのようです。

  • 30年の状況変化を感じました

    登場人物の大半が外国人名の割には読みやすかったです。 これなら漫画にもしやすいだろうと思っていたらすでにマンガ化されているのですね。 これが刊行された当初(1984年)はかなりの評判だったと記憶しているのですが、何でだろうと思いました。その当時はこのようなアクション小説が少なかったからかもしれません。 発売から30年以上経っているので少し金額を安くしてもらえれば、もう少し満足もしたと思います。

  • 船戸の始まり

    Kindleで買ってしまった。私の船戸与一の始まり。みんな登場人物が死んでしまう物語の繋がりがここに始まる。読み直す楽しさ。どこでも読めるぞKindleで。Kindle for Macは困ったものだけど。

  • 面白いけど取材が甘い

    今からウン十年前の高校生の時に読んで興奮した。 しかしその後、大学はポルトガル語学科を選んで入学したら先輩からカイピリンガなんてものはなくカイピリーニャだと教わり、休学してブラジルに行ったらカローラは1台も走っておらずトヨタが当時現地生産してたのはバンデイランチだし、ブラジルの女性は小説よりもっと強かだった。随分取材が甘い。 社会人になって、荻窪の床屋で隣で髪を切ってもらっていたのが船戸さんだったことがあり驚いた。理髪の途中でタバコとコーヒーを出す不思議な店で、話しかけるか迷ったが結局話しかけなかった。

  • すげえ、すげえぜこいつは!

    そう書いた夢枕貘の言葉に興味を引かれ、読んだ自分もぶっ飛んだ。 読んでいるうちにその光景が映像化されて頭の中に広がる小説こそ良い小説であるが、この作品はそれの最右翼にある。 ブラジルの地を踏んだこともない自分の脳裏に、熱く照りつける太陽と砂埃舞う大地が広がり、そのど真ん中に山猫が立つ。 あれから数十年という時が流れたが、再読して未だ色褪せない作品であることを確認し、大満足。

  • 船戸与一初期の傑作

    初期の傑作というならこの山猫の夏、夜のオデッセイア、猛き方舟じゃないですかね。こいつはロミオとジュリエットと黒澤明の用心棒(というより出てくる男はサクサク死んで、出てくる女はバンバン脱ぐ。そういうマカロニウエスタンな荒野の用心棒のほうか)が出会ってしまった結果に作者のテーマである”叛史”、当時のブラジル情勢を加味してできた傑作。

  • 船戸の血が流れています

    ラテンの血が流れているがごとく、その匂いが鼻につく気がするぐらい艶めかしい血の匂いがするような文面。 絶対期待を裏切らないこの世界を、一度でも味わうと忘れられなくなる。 寝不足確実!

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