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しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+アルファ文庫 G 258-1)

Kodansha Nonfiction Award

しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+アルファ文庫 G 258-1)

Hidetoshi Kiyotake

しんがり 山一證券 最後の12人 is an award-winning work by 清武英利. The available bibliographic record identifies it as the work associated with this award entry.

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Work Information

しんがり 山一證券 最後の12人 by 清武英利.

This entry records bibliographic research for しんがり 山一證券 最後の12人 by 清武英利, matched against the award record and library data.

Book Information

Publisher
講談社
Published
2015-08-21
Pages
432 pages
Language
日本語
Size
10.6 x 1.6 x 14.8 cm
ISBN-13
9784062816090
ISBN-10
4062816091
Price
48 JPY
Category
本/ノンフィクション/ビジネス・経済/金融・銀行

負け戦のときに、最後列で敵を迎え撃つ者たちを「しんがり」と言います。戦場に最後まで残って味方の退却を助けるのです。四大証券の一角を占める山一證券が自主廃業を発表したのは、1997年11月のことでした。店頭には「カネを、株券を返せ」と顧客が殺到し、社員たちは雪崩を打って再就職へと走り始めます。その中で、会社に踏み留まって経営破綻の原因を追究し、清算業務に就いた一群の社員がいました。 負け戦のときに、最後列で敵を迎え撃つ者たちを「しんがり」と言います。戦場に最後まで残って味方の退却を助けるのです。 四大証券の一角を占める山一證券が自主廃業を発表したのは、1997年11月のことでした。店頭には「カネを、株券を返せ」と顧客が殺到し、社員たちは雪崩を打って再就職へと走り始めます。 その中で、会社に踏み留まって経営破綻の原因を追究し、清算業務に就いた一群の社員がいました。彼らの一部は給与も出ないまま、「しんがり」を買って出て、無一文に近い状態になっています。この中心にいたのは、会社幹部に裏切られながら業務の監査をしていた人間たちで、証券会社では「カネを稼がない、場末の連中」と陰口を叩かれていた人々でした。・・・ 山一證券の破綻を、記者会見で号泣した社長の姿とともに記憶している方も多いことでしょう。「社員は悪くありませんから!」という絶叫でした。 社長までが泣く、その大混乱にあって、「しんがり」の彼らはなぜ筋を通そうとしたのでしょうか。逆襲なのでしょうか、意地でしょうか、優しさなのでしょうか。 山一が消えたあとも、彼らは不器用な人生を送っています。しかし、決して不幸ではないと言います。「会社の破綻なんて人生の通過点に過ぎないよ」「潰れたって、何とかなるんだ」と。 一生懸命生きていれば、きっと誰かが見ていてくれる。――そんな彼らのメッセージは、どんな会社が潰れても不思議のない、リスク多き時代を生きる人々の励ましとなるのではないでしょうか。

清武/英利 1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、75年に読売新聞社に入社。青森支局を振り出しに、社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より、読売巨人軍球団代表兼編成本部長。2011年11月18日、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争中。現在はジャーナリストとして活動。著書『しんがり 山一證券 最後の12人』で2014年度講談社ノンフィクション賞受賞。近著は『切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか』

Reviews

  • 良かった

    良かった

  • 日本人は良き退き方をもっと学び研究すべき

    トップバッターの仕事ばかり目が行きますが、こうして、正しく退く事も、人として大切な仕事だと痛感させられました。これからの厳しい世の中、自分の退き方、店じまいの整え方を考えさせられます。日本人は、バンザーイで玉砕するのを良しとして、退き方(リトリート:戦争用語)をもう少し研究すべきなのかも知れません。

  • 彼ら“しんがり”こそが日本経済史の最前線を切り拓いた先駆け

    ノンフィクションとして事実に基づいて書かれていますが、文体は小説のように緻密で読みやすいです。主な登場人物は冒頭に簡単な紹介があるので、群像劇めいていますが混乱しづらく読み進められます。 主人公たちギョウカンのチームは、会社の終わりの始まりからその後始末まで、異質な執念に衝き動かされて奮闘しています。彼らが山一證券の自主廃業という戦後日本の重大事件の真相を暴いたのは、まさに日本の経済史に残る偉業でしょう。 本作において主人公たちは撤退戦のしんがり部隊に例えられていますが、彼らがはまさに日本経済史の最前線を切り拓いた先駆けといってもいいのではないでしょうか。ギョウカンの方々が複雑なスキームまで含めて全貌を明らかにしたおかげで、我々は“失われた三十年”を振り返り、未来の経済政策を考える絶好の材料を得たのです。

  • アンビリーバボーの

    再現ドラマを見ているようですね。 元はノンフィクションだし、連続ドラマのような脚色も抑えられている感覚。 だから現実に即してはいるけど、 如何せん、完全なノンフィクションよりはやっぱりドラマドラマしちゃってますね。 それを了承して読むと、テンポもよくてなかなかの面白さなのですが、 これを珠玉のノンフィクション!とするのは違うかなと思います。

  • いろいろなことが学べる労作

    山一證券の破たんの真相究明を行った、 最後までとどまった社員の物語。 破たんから10年以上たち、 1冊にまとめるのは大変だったろうと思われる。 社員もあちこちに散っているだろうし、 栄光の物語でもない。 取材に応じない人もいただろう。 社員が残っていないということは、 本を出しても売れるかどうかもわからない。 しかし、この350ページ以上に及ぶ本は、 読むに値する十分な価値がある。 会社、いや組織全般にあてはまるが、内側から崩れていくのは どういう条件が必要なのか、はっきりと示してくれる。 内部のチェックや批判を許さない部門をつくってしまい、 暴走をとめられず、組織の多くの人にも、 どうなっているのかわからない状態になったときが危険なのだ。 そして、その暴走を許すトップに、何の意見も言えない、 重役たちという状況が最悪の事態を招く。 オリンパス事件もそうだし、旧帝国陸軍もしかり。 おそらく、有名企業で「ブラック企業」と名指しされているところも そうではないか。 金融機関の人はもちろん、 自分の所属する組織で不正や、いじめなどの問題が 起きている人にもぜひ読んでもらいたい一冊である。 著者は、巨人軍代表を解任された清武氏。 組織を離れても毅然としている人物への 愛情と共感を感じるノンフィクションである。

  • 当時の実情がよくわかる。視点もよい。

    大企業幹部の無為無策、無責任とそのために塗炭を嘗めさせられる一般社員。東芝もそう。 日本のサラリーマンの本質は変わらないね。

  • よい

    よい

  • おじさんによるおじさん向けの本。

    面白い。面白いんだけど・・・。 脚色された人物描写の言い回しなどから、加齢臭を感じました。 時代を意識した敢えての描写かもしれませんが、いかにもおじさんが好きそうなフレーズに苦笑。 登場人物のおじさんの描写に、おじさんの願望が含まれてる。 それさえなければ・・・。

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