Kodansha Children's Literature Newcomer Award
奏のフォルテ
A coming-of-age music novel about Kanade Tomine, a former prodigy horn player whose love of music is questioned by the performer he admires. Unable to face others without music between them, he begins to step outside his soundproof room through encounters with peers.
Work Information
A boy who can breathe only through the horn searches for the love missing from his sound.
Originally awarded honorable mention under the title Sayonara Strauss, the work was retitled for book publication. Kanade Tomine had been a horn player aiming to become an internationally viable soloist, but the person he admires tells him that his sound lacks love. Struggling to communicate without music as a medium, he searches for a sound beyond technique through encounters with another young musician and members of a school band.
Review Summaries
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Readers respond to the novel as a vivid youth story driven by musical passion and awkward relationships. The protagonist's flaws become part of his appeal, and the ending leaves an uplifting feeling.
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Readers tend to remember both the classical-music scenes and the boy's loneliness. His gradual movement toward others through sound carries both freshness and urgency.
Book Information
- Publisher
- 講談社
- Published
- 2018-07-19
- Pages
- 242 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 12.9 x 1.7 x 18.9 cm
- ISBN-13
- 9784065120989
- ISBN-10
- 4065120985
- Price
- 1320 JPY
- Category
- 本/絵本・児童書/読み物
マウスピースにキスをするときだけ、ぼくは息ができる……元・天才ホルン奏者、遠峰奏の「愛」をさがす輪舞曲! 講談社新人賞佳作!チャイコフスキーのフォルテ4つの読み方と同じくらい、女子の気持ちってものがわからない。そもそも、音楽を間にはさまず、だれともコミュニケーションが取れない。それなのに、もっとも愛するソリストから、音楽への愛を否定された、元・天才ホルン奏者、遠峰奏14歳の「愛」をさがす輪舞曲! ぼくは勇気がほしい。自分ひとりの音だけに満たされた防音ルームから飛びだして、誰かの心に踏み込む勇気。そのことで傷ついたってかまわないと思えるくらいの勇気が。 ――本文より チャイコフスキーのフォルテ4つの読み方と同じくらい、女子の気持ちってものがわからない。そもそも、音楽を間にはさまず、だれともコミュニケーションが取れない。それなのに、もっとも愛するソリストから、音楽への愛を否定された、元・天才ホルン奏者、遠峰奏14歳の「愛」をさがす輪舞曲!
作家。京都外国語大学学士(日本語学)、エディンバラ大学修士(犯罪学)。2012年に、児童文学者協会第56回創作教室で泉啓子氏、最上一平氏に師事。本作は、第58回講談社児童文学新人賞佳作受賞作。千葉県在住。
Reviews
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おもしろかった!!
音楽に疎い私にとっては少し難しい専門用語もありましたが読み進むうちにどんどんと引き込まれていきました。話の展開がぐいぐいと来て次はどうなるんだろう…?と期待と少しばかりの心配が入り混じった気持ちになり気が付けば主人公の奏の立場に居たりその親の立場に居たりしてました。思えば児童向けの本を手にしたのは何年振りか。子どもの頃は無類の本好きで様々な児童向けの本を読み漁り青年になるにつれて司馬遼太郎や山岡荘八・山本周五郎などに傾倒し今に至りますがそんなおじさんが久々に児童書である本書を読んで「おもしろい!」とあの日・あの時の子どもの頃に帰れたことに感謝できる一冊でもありました。子どもから大人まで是非読まれることをお勧めできる秀作です。
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良し悪し無し
並。
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不器用ながら、少しずつ仲間に歩み寄っていき、「愛」を知る少年の物語
「伝わるんだろうか、こんなシンプルな言葉で、表現で。」 不器用ながら、少しずつ仲間に歩み寄っていき、「愛」を知る少年の物語。もどかしい。 最後の一曲の中で、物語にかけ合わせて音楽の表現が次々と変化していくところが素敵でした。締めくくりは、シンプルに、自分の素のままで。 登場する音楽が近現代が主だったのも、個人的には好みでした。その組み合わせでプログラムを組むのか、という驚きとわくわく感、自分も物語の中に入り込んで聴きたい気持ちになりました。 主人公を、ホルン吹きにしたのがこの物語の深いところだと思っています。通常ソリストであるピアノ、バイオリン、だったら天才or唯一無二の孤高になるストーリーが思い浮かびますが、ブラスバンドにも、オーケストラにも、木管にも入っていける、という意味では、確かにホルンは特別な存在です。 どう仲間と、音楽と付き合っていくのか、主人公の成長に注目です。
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