Kodansha Children's Literature Newcomer Award
魔女と花火と100万円
Yukie Mochizuki's The Witch, Fireworks, and One Million Yen is a children's novel about middle-school students trying to bring back a school festival that has been cancelled. An is drawn into a secret plan led by student-council member Kento and begins to think about how young people can communicate their hopes to adults.
Work Information
To win back their school festival, a group of students sets a secret plan in motion.
Published by Kodansha, this work received an honorable mention in the Kodansha Children's Literature Newcomer Award. The author's name at the time of the prize was Yuri Amadani, while the book was published under the name Yukie Mochizuki. The story uses the cancellation of a school festival to explore how young people face adult decisions and act together.
Review Summaries
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The publisher presents it as a fresh coming-of-age story in which young people try to achieve their wish not merely through rebellion, but through persuasion and action. The pleasure of working with friends is central to its appeal.
Book Information
- Publisher
- 講談社
- Published
- 2020-07-16
- Pages
- 210 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 13.4 x 1.7 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784065195116
- ISBN-10
- 406519511X
- Price
- 1540 JPY
- Category
- 本/絵本・児童書/読み物
長根中学の文化祭が来年から中止になることが決まった。生徒たちは不満をもらすが、中2の杏は先生たちが決めたことだから、しかたがないと思っている。そんなとき、ある出来事をきっかけに、生徒会役員で美術部の成田賢人と知り合う。賢人は中止になった文化祭を復活させるために、なかまたちと秘密の作戦をすすめていた。そして、杏も強引にその作戦に巻き込まれることになるのだが……。 大人たちへの反抗か? それとも、大人を説得する努力か? 自分たちの夢を実現するために奮闘する中学生の姿をさわやかに描いた、第60回講談社児童文学新人賞佳作受賞作!
望月雪絵(もちづきゆきえ) 千葉県生まれ。 「魔女と花火と100万円」で第六十回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。
Reviews
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中学生のもやもやした感情はよく出ていると思うが、だからこそ私にはうまく評価できない作品かな
まず先に書いておくと、文化祭が中止されることでなんともいえない感情を抱えた普通の子どもを描いています。 そのため、物語の盛り上がりや爽快感に欠け、エンタメ的な楽しみは低いです。 大人の子どもへの理不尽さや反抗したい気持ちも描かれていますが、メイン主人公がどちらかというと「いいこ」で思慮深いので、わかりやすい反抗になっていません。 中学生のオトナへの反抗というと「ぼくらの七日間戦争」が思い浮かびますが、あれが良くも悪くも、直接的暴力的反抗であったのにたいして、こちらの作品ではまたちょっと違う、間接的繊細的な反抗になっています。 そのあたりは携帯やネットが登場したり、地域のありかたとか時代で変わったものの違いかもしれません。 一方で、対抗策として出されているのが子どもらしい脇の甘さももあり、なんとも評価しにくいです。 たとえば、親の負担にならないとしてあげた「奨学金」なども今の冷酷さのある日本の社会で人生の負担にならないかというわけではありません。 たとえば、学生や社会人になっても、奨学金を返すために働かないといけない時間や労働、疲れがあるのにたいして、その分の資金や時間、体力を別のことに使えれば、同じ能力ならメリットに差が出ます。 ただそういう感情を切り捨てたわかりやすい打算で出す答えだけが正解でもないですし、どう考え、感じるかは問題に直面した子どもそれぞれが考えることかもしれません。 「大人はわかってくれない」とただ反抗するだけでもダメですし、ただ言いなりになるのとも違うでしょう。 つか、これこれはこうだなんて明確な答えを自分なりに出せるなら私は教育学者にでなっているでしょうし、これこれこうだなんて明確な答えが出せません。 この作品は、成長に悩む子どもや、子どもの進学などに悩む親たちが読み、色々感じたり考えたりするきっかけになって欲しいという本じゃないかなという気がします。だから、作中でも明確な答えが出されておらず、それそれに考えて欲しいということではないかと思います。まあ児童文学作品ですし。 タイトルと表紙に惹かれて購入したけど、思ったよりもスッキリせず、もやもやした作品だったかな。
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- Kodansha Children's Literature Newcomer Award Edition 60 (2019) ・honorable mention