Yoshikawa Eiji Literary Newcomer Award
原因において自由な物語
A legal mystery in which the boundary between law and story keeps shifting, and past wounds intersect with present choices. Through its layered narration, it asks what it means to write as a novelist.
Work Information
Writing becomes the way truth is unraveled.
A long mystery novel from Kodansha centered on the secret carried by popular novelist Tsumugi Nikaido, where reality and fiction overlap. It is Igarashi Ritsuto's third novel, and one in which writing and judgment echo each other.
Book Information
- Publisher
- 講談社
- Published
- 2021-07-15
- Pages
- 354 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 13 x 2.1 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784065234006
- ISBN-10
- 406523400X
- Price
- 1000 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品
謎を解かなければ。 私は作家なのだから。 人気作家・二階堂紡季には、 誰にも言えない秘密があった。 露呈すれば、すべてを失う。 しかし、その秘密と引き換えにしても、 書かねばならない物語に出会ってしまい――。 デビュー作『法廷遊戯』が、ミステリランキングを席捲! 注目の弁護士作家第3作! 装画/junaida
1990年岩手県生まれ。東北大学法学部卒業。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞し、デビュー。最新作は『不可逆少年』。
Reviews
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デビュー作より第二作、第二作より今作
軽妙な会話と深い心理描写、独創的な設定と緻密な構成、法律家ならではの視点の提供が持ち味の作者の第三作。 ルックスに点数をつけるマッチングアプリ、「物語」の意義、小説家の葛藤、学校というものの残酷さ、その他いくつもの要素が、美しい結末に向かって収束していく。 読後感含め、前二作を越えるクオリティ。次作も楽しみです。
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初読み
絶賛されていたので読んでみた。たしかに。デビュー作もおもしろそう。
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お気に入り
娘が中学校で読んで面白いと言うことで購入しました。
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メタフィクションみたいな構成
タイトルや構成、概念などが新鮮で飽きずに読めました。が、どこか人物の立体感がなくちょっと物足りなかった。
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ミステリー的には驚きがほとんどない。テンポもあまり良くなかった。
序盤は物語がどのように転がっていくのかが気になる展開だったが、中盤あたりで全体像が見えだしたあたりで展開がこじんまりとしてしまい、最終的な種明かしも驚きがほとんど無く、肩透かし感が大きかった。 また、登場人物に必要以上にしゃべらせ過ぎており、心情などを全てセリフで説明しようとさせすぎている。これによってテンポが悪くなっており、読者にはクドさを感じさせている。もっと読者を信頼して地の文や余白で伝えるようにして欲しかった。 他作品の登場人物が出演している点については、読者的には嬉しい要素だった。
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発想は面白い
途中まではこれから先どうなっていくのかとドキドキしながら読み進めていたが、途中から失速し出して最後は「ふーん、そうか」という感覚になってしまった。あまり登場人物たちの心情に納得ができなかった。
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私にはいまいちでした。
メタフィクションの要素があるのかー!と気づいたらところで期待したものの、それが話の軸にはなっていなかった。 あくまで軸は本の中で生きるキャラクター達の話。本の中のキャラ達は私を参加させない。 物語の佳境だろうあたりも盛り上がりに欠けている気がする。 物語の真相が分かるシーンですよ!という部分が来ても『いやもうこっちは分かってるわ。さっきまでその話をしてたじゃん。また話すの?』という感じ。 でも主人公は女子高生と弁護士と共に真相を語り合ってる。 ミステリーの謎解きは、登場人物の会話で成される事は当然だけれど、ただのお喋りを傍観した程度だった。 そしてちょっとクドい。 あらすじと、表紙とタイトルはとても魅力的だった。 『彼女を殺せる』の彼女が、二階堂紡季か市川紡季の事だったら良かったなーと思ったり。話が全然違うものになってしまうし、ミスリードでそう思った読者はたくさん居るよなとも思うけど。
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着眼点と弁護士らしい展開
顔面偏差値アプリというきっかけで人の差別を行うという発想からの展開はオリジナル性ありが、法的な事に絡みに重きを置きすぎでストーリーに入りにくい。 物語が進むごとに分かりやすくはなるのだけど、最初に受け付けるか否かで読み進める楽しさが変わるかも。 ルッキズムという取り上げは時代に合っている題材だし、現実と仮想の混在も著者の力量が感じられる。 ただミステリーとしてはもう一つで、全体的に単純な展開になっている。 法的な分かりにくさではなくて、ミステリーとしてもうひとひねり欲しい。 ステレオタイプとか、何でも数値化する世界は怖い。