ひきこもりを家から出す方法 (集英社オレンジ文庫)
How to Get a Shut-In Out of the House follows Toshiharu Kageyama, who has spent years unable to leave his room, until a maid from a professional team arrives to draw him outside. With humor and felt immediacy, it faces the difficulty of living.
Work Information
It tenderly depicts the time it takes to step beyond the door of a room.
Shueisha Orange Bunko and NDL confirm publication data, description, ISBN, and page count. It won the 2019 Novel Grand Prize.
Review Summaries
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Readers appreciate the gentle voice and hopeful view of recovery despite the heavy subject. The book is also valued for not reducing the protagonist's distress to caricature.
Book Information
- Publisher
- 集英社
- Published
- 2020-01-17
- Pages
- 304 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 10.5 x 1.7 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784086803014
- ISBN-10
- 4086803011
- Price
- 693 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
「ちょっと生きづらい」と感じる、すべての人へ―― 2019年ノベル大賞・大賞受賞作! 僕がひきこもりになって十年が過ぎた。 今は二十四歳になるらしい。 ―中略― でも、生き方が分からない。僕はみんなが簡単にしている生き方を知らないんだ。 影山俊治は、中学時代のあるつまずきが原因で自室から一歩も出られなくなり、ゆるやかな絶望の日々を送っていた……。 「おはようございます。影山俊治さん」 そんなある日「ひきこもりを家から出す」プロ集団から、敏腕メイドが派遣されてきて……!? 不安に押しつぶされそうになりながらも、ずっと大切にしてきた「自分だけの世界」が変わりつつある。部屋から廊下へ、廊下から階段へ――。 圧倒的当事者感で語られる 切なくも優しい「再生」の物語!
Reviews
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そういう状態のイメトレに。
イメージトレーニングとして悩める家族にも良いと思います。なぜか読むと救われる思いがします。何度も目頭があつくなった。家庭で夫婦が一枚岩になれないとき、夫側の思いがどうしてそうなのかが理解できたのが良かったです。
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8050に直面する親御さんにこそ読んでほしい
10年のひきこもりから抜け出すまでの1年間のドラマ。300ページを一気に読みました。マリアというメイドの支援者と接するうちに自分の変化を実感するひきこもり当事者、俊治の様子は、ひきこもり当事者のこころを細かく描写していて生々しく伝わります。フィクションではあっても、俊治の1年間の変化の過程は、進行形の経験者の方には自分と重ね合わせて追体験できるのではないでしょうか。 最後の一文、「寄り添う心があれば、きっと扉は開く」という言葉は、著者が伝えたかった主題ではないでしょうか。支援者であるマリアの接し方が俊治の変化をサポートし、親御さんの姿勢が当事者である俊治の変化を後押ししています。ひきこもりから抜け出すのは、当事者の勇気だけではなく周囲の支援が欠かせないことを再認識しました。
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フィクションだから
読まないほうがいい。
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リアルな心理描写
元引きこもりです、自分もよくこんなこと考えてたなぁなんて懐かしみも混じりながら読み進めました 今の状態がよくないってのは当人は十分よくわかってるんですよね、ぐるぐる思考が巡って湧いては消えて、でも答えなんか出なくて 引きこもってるときは村人Aみたいなモブになりたいと思ってましたし”普通”というもののハードルの高さに悩みました 振り返ってみると何てことないんですがね。ここら辺の心の葛藤とか焦りをよく描写できてるなと思います 克服していく過程も、少しづつ自分が出来ることや外に出ても案外他人は自分なんて気にしてないというような成功体験を増やし、欲を作り外に出る目的を作らなければいけないってのもその通りでしょう(似たような過程で克服しました当然こんなメイドはいませんでしたが…) 作者が引きこもりについてよく勉強したのか実際に長期引きこもり経験者なのかはわかりませんが 引きこもりについてリアルに書かれているので引きこもりとはを知るにはいい本だと思います 今ひきこもってる人に言いたいのは 良い奴ばかりじゃないけど悪い奴ばかりでもない ブルーハーツの歌詞の引用ですが自分はそう思えるようになりました 外の世界にいるのは敵ばかりじゃないです
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引きこもり、ニート経験者は共感できる本。
引きこもり、ニートをリアルに題材にした小説は数冊読んだことがあるが、だいたいつまらないか、話がわけのわからない方向に行ってしまっている作品が多いと感じています。 この小説はそういったことがなく、小説として十分に読み応えがありました。 超かわいいメイドさんが登場するなど、ちょっとありえない設定もありますが(小説だから当たり前!)、読み応えがありました。話の展開もスピーディーなので、日ごろ小説を読まない方でも読めるかと思います。 また、「作者様は経験者なのだろうか?」と感じるほどに、引きこもり・ニートの心情が描かれているので、経験者の方は共感できる内容だと思います。 現在引きこもり・ニートになってしまっている方たちが「自主的」に「読みたい」と感じ、読んでみるのは良いと思います。 しかし、親御さんなどが無理やりこの本を当事者に読ませようとすることは絶対に避けたほうが良いです。 引きこもり・ニート状態になってしまっている方の気持ち・状態は、十人十色だと思うので、経験者ではない方はこの本を読んだたけで当事者の方たちの感情・辛さを理解できているようにふるまうのはやめてほしいなと思いました。(この本への悪評ではありません) ☆以下ネタバレ含む☆ 主人公の復帰が相当に早い。「コイツ、もともとできるやつじゃね?」と思った。おそらく「対人恐怖症」の設定だけど、めっちゃくちゃ社会復帰が早い。凄すぎ。 10年近く引きこもっていたと描かれているが、「いやいや。復帰はえーな!」と驚いた。 いろいろ書いたけど、一読の価値は十二分にあります!! 面白かった!!!
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引きこもりの心理を嫌悪感を持たずに知ることができる
引きこもりの更生を描いた物語。 話が淡々と進むので、当事者でも心がかき乱されず、最後まで読めた。 ただ、現実には一番難しい、父親から協力を得る部分もさらっと進むので、おとぎ話感がぬぐえない。 主人公の心理的変化は、高橋和巳氏(精神科医)の記述に則っており好印象で、この本の中で一番よく描けている部分である。
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本書はひきこもりをテーマにしているが、いじめやうつなど、そのほかの症状でも役に立つ内容だと思う
中学時代から引きこもって10年が経過した影山俊治。自分の部屋から出られない彼を救い出すための試行錯誤の物語だった。 本当は社会と関わりを持ちたい、でもどうしてよいか分からないし、人の話を聴いても劣等感を抱いてしまう。 誰かに変な目で見られないか、気持ち悪いと思われないか、誰かと一緒にいてもいいのか、様々な不安を本当に小さな触れ合いの積み重ねで変化のきっかけを与えていく。 そして、何かができて達成感を得る、誰かに認められて承認欲求が満たされる、そんなことを繰り返して少しずつ自信を持てるようになっていく。 そんなプロセスが丁寧に描かれていて読み応えがあった。 本書はひきこもりをテーマにしているが、いじめやうつなど、そのほかの症状でも役に立つ内容だと思う。
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全体的には真面目な小説でした。※蛇足付きレビュー
引きこもりを十年続けていた青年がそこから回復するまで を書いた話です。回復の手助けをする側のシスターやメイド さんの設定がアニメやライトノベルの登場人物っぽく、それ が社会問題をテーマにした作品を上手く中和して、重苦しく ならないようにしていると思います。精神科医の斎藤環氏の 著書などが参考文献としてあげられており、きちんと下調べ をしたうえでお書きになった小説のようです。引きこもりの 経験者全ての方が納得できるかは保証できませんが、少なく とも、問題を軽視するような書き方ではないと思います。 <ここから蛇足>シスターが所属する教会の聖職者を牧師と 書いてあるのですが、普通はカトリック教会の神父であると 思います。そこだけ、読んでいて違和感がありました。例え 誤記でも話の本筋に影響はないのですが……。
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