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終わらざる夏 上

Mainichi Publishing Culture Award

終わらざる夏 上

Jiro Asada

Jiro Asada's long novel is set in the northern reaches at the end of the Second World War, where fighting continues even after Japan's surrender broadcast, and many lives intersect around the Kataoka family.

warnorthern territoriesfamilyfighting after surrender

Work Information

A sweeping novel that asks what human life means in a war that did not end when the war was declared over.

Issued in two hardcover volumes, the novel depicts post-surrender fighting in the north from multiple viewpoints, joining historical injustice to family memory.

Review Summaries

  • Readers praise the layered structure and historical weight, though some find the scale demanding. Many respond to the war as the ordeal of ordinary lives rather than as heroism.

Book Information

Publisher
集英社
Published
2010-07-05
Pages
472 pages
Language
日本語
Size
13.9 x 3.3 x 19.5 cm
ISBN-13
9784087713466
ISBN-10
4087713466
Price
700 JPY
Category
本/文学・評論

玉音放送後に起きた「知られざる」戦い。 妻と息子と、アメリカへ移住する夢を抱いていた片岡に赤紙が届いた――。片岡とその家族の物語を軸に、日本とソ連の兵士達や市民など重層的な視点で、戦争の理不尽と生きる意味を問う渾身の作。

浅田 次郎 (あさだ じろう) 1951年東京都出身。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、それぞれ受賞。近刊に『ま、いっか。』『ハッピー・リタイアメント』等。日本ペンクラブ専務理事。

Reviews

  • 昔読んだ童話を思い浮かべることが出来た

    張作霖のことを知りたくて「マンチュリアン・リポート」を読んだら、この本のことが出ていたので、手にとった。 戦争中の時代の日本の話なのに、童話の中に出てくるような人とか場面とかが心の中に浮かび上がってきて、なんとも言えない気持ちになった。 浅田次郎という方に感謝を捧げたい。

  • 1945年、終戦の年の夏、本土決戦への動員計画に巻き込まれた人々

    毎年2月7日は北方領土の日だ。 戦中世代の私は、この日が近付くと、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して すでに沖縄も失い、広島への原爆で青息吐息の日本に火事場泥棒的に侵攻してきたソ連に対し腹の底から怒りを感じる。 本書は数年前に発行された時から、読みたい本として目を付けていたが、あまりの長編に二の足を踏んでいた。 今回思い切って読み始め、ようやく上巻のみ読み終えたところです。 終戦間際の大本営は来る本土決戦に備えて大動員計画を策定する。 しかし、玉砕的決戦ばかりではなく、あるていど和平への布陣も考えていたようだ。 大動員計画の結果、すでに2回の応召を果たし、戦地で指3本を失った退役曹長の佐々木 東京外語学校卒で敵性語の英語の翻訳に従事していた45歳の片岡直哉 などにも召集の赤紙が回ってくる。 上巻では、このほかに体躯貧弱で岩手医専卒、東京大学医学部在学中の菊池忠彦を加えた3人が 運命の見えない糸に引かれて同じ列車で応召 根室から1000キロ、ソ連のカムチャッカ半島先端と目と鼻の先の占守島(シムシュとう)へと赴くところで終わっている。 実は本書を読む前は占守島などという名前は聞いたことがなく 北方4島や樺太などへのソ連の侵攻の読み物だと思っていたが じつは最果ての地、占守島の攻防戦の話らしいと分かった。 これから中巻、下巻とどのような展開になっていくのだろうか。 作者は市井の人々の日常生活の描写からはじまって 予期せぬ赤紙を貰い、ただただ戦争に巻き込まれていく人々を 大河小説の手法で書き込んでいる。 話には色模様もないし女性はわき役だ。 それでも、ぐいぐいと先を急いで読ませtる著者の筆力は大したものである。 本書の中で多用されている東北弁の会話は 想像力を逞しくしないとついていけない読者もいるのではないか。 次巻意向を楽しみに読もう。

  • この戦争は一体何だったのか? 「ボタンの掛け違い」では済まされない悲劇が……。

    戦争末期、召集された3人の日本人は、大本営の戦局読み違いにより千島列島最北端へ差遣された。米軍の沖縄占領後、ソ連に仲介を求める中で3人の派遣の目的は何なのか。波乱含みの物語が始まる。

  • 良い

    良い

  • 硬いテーマで内容も硬めですが読みやすい。

    硬いテーマで内容も硬めですが読みやすいです。何か盛り上がりがあるわけでもないのですが、不思議と次のストーリーを追いかけたくなります。早速中巻を注文します。

  • 終戦とは名ばかり

    8/15は終戦記念日? 一般的に言われていることと実際は違う。 日本が戦争に突入して経緯も含め、今、考えるときと思う。 その中で、参考になる力作だと思います。

  • 皆んなが知らない真実

    自分が生きてなかった時代の戦時下の社会事情などが、読み取れる、今の外交が進まないのも無理が無いと落胆してます。

  • 久しぶりにちょっと楽しかった

    戦時中の日本の状態がうまく描かれていて楽しみながら時代を想像できる。

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