Japanese Literary Awards

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Book Information

Publisher
集英社
Published
2024-02-05
Pages
216 pages
Language
日本語
Size
13.4 x 1.8 x 19.4 cm
ISBN-13
9784087718614
ISBN-10
4087718611
Price
1080 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

【第37回三島由紀夫賞受賞作】 【第47回すばる文学賞受賞作】 【選考委員激賞!】 私の中にある「小説」のイメージや定義を覆してくれた──金原ひとみさん この青春小説の主役は、語り手でも登場人物でもなく生成されるバイブスそのもの──川上未映子さん (選評より) このままじゃ不登校んなるなぁと思いながら、僕は小学生の時にバッテリーを組んでた一個下の春と再会した。 そしたら一瞬にして、僕は怪しい闇バイトに巻き込まれ始めた……。 でも、見たり聞いたりした世界が全てじゃなくって、その裏には、というか普通の人が合わせるピントの外側にはまったく知らない世界がぼやけて広がってた──。 圧倒的中毒性! 超ド級のデビュー作! ティーンたちの連帯と、不条理な世の中への抵抗を描く。 【著者略歴】 大田ステファニー歓人 (おおた・すてふぁにー・かんと) 1995年東京都生まれ。2023年、『みどりいせき』で第47回すばる文学賞を受賞してデビュー。24 年、同作で第37回三島由紀夫賞受賞。

Reviews

  • 結局愛だろシンプルだった

    今この星に不足している⎳ℴ♡⎷ ℯ これは間違いなく 風の時代の幕 開けに相応しい一冊 読むほどに意識がのめり込んでかなりfeel so good、こんな文学を読みたかったんです、ずっと昔から ニキビを宇宙、エントロピーの増大と表現したあたりから作者の精神世界(即ち宇宙)に一気に引き込まれていく。 作中のZORNや舐達麻のリリックのサンプリングがかなりアツい、若い子が本を嗜むきっかけになり得るなと感じた。 面倒臭いんだよ理屈なんか てワケで一回読んでほしい、かなりキマる

  • 期待の新人

    余韻がすごい

  • 斬新

    斬新

  • みどりいせき

    痛い痛い痛い とにかく痛い 冒頭から硬球が頭を直撃するし、殴られて、刺されて、耳をもがれて 泣いて泣いて泣いて 涙で流して お父さんが死んだことへの怒り、なんとなくうまくいかなくなった人生への怒り、何も出来ない自分への怒り 合間にはさまれるグミ氏の癒し、音楽、映画、ドキュメンタリー、カルチャー それをじかに味わうためのCBD 痛いのは大嫌い 死にたくない 死ぬのになんで 忘れてた 本当は忘れてない 2人で野球楽しくやりたかった。結論、さいこう。

  • 心地よく読める

    "『あ、わかったわ』春がパチって目を開いた(中略)『やっぱ大事なのは愛、そう、愛ってこと。根底?つか本質は。虚構含めてさ、見えないものの中でいちばん尊いやつ"2024年発刊の本書は著者デビュー作にして、すばる文学賞・三島由紀夫賞受賞作。小説をリズミカルに更新した傑作。 ⁡ 個人的にはそれぞれの受賞式での素晴らしいスピーチで著者の事を知って、本書を手にとりました。 ⁡ さて、そんな本書は高校二年生の桃瀬翠を主人公に、少年野球チームでピッチャーの春とバッテリーを組んでキャッチャーをしていた時のリリックな回想から始まり、現時点では全てに無気力で不登校がちな『僕』の日常描写へ、そして、春と偶然に再会したことで非日常へ、大麻クッキーの手押し(密売)という闇バイトになりゆきで巻き込まれていくのですが。そこは『僕』にとって、普通の人が合わせるピントの外側の知らない世界で、闇バイト仲間たちとの『隠れ家』も、いつしか心地よい場所になっていくのですが。当然にそんな時間は長くは続かず。。といった内容なのですが。 ⁡ まず、冒頭からのヒップホップのように韻を踏みながら流れていくテキスト。これが何とも心地よく、いわゆる文体的に一文字一文字をちゃんと追わなくても、どんどん情景が浮かび、感情が伝わってくるのに驚きました。 ⁡ また、昭和生まれのおっさんとしてはドラッグにはまる若者といえば村上龍のデビュー作『限りなく透明に近いブルー』を思い出したのですが。比較して令和の本書は、退廃的というよりはむしろ【生き生きと輝いていて】春を始めとする闇バイトたちそれぞれに好意的に感情を寄せることができました。 ⁡ 話題の青春小説として、また『小説』の可能性を拡げる傑作としてもオススメ。

  • フィフティーズでもぎり読めたっぽい

    何か無性に読みたくなり,芥川賞の九段さんかなあと思っていたら,ふと目にしたすばる文学賞。と言うより,その受賞あいさつ。「うぇい」で始まり,ライムを効かせた詩の朗読。変わった名前とその風貌に,天才気取って話題集めかとは思いつつ,その言葉の端々に繊細さと謙遜も多少感じ,何か気になる。タイトルも意味不明だけど,石丸元章のスピードのような感じかな,エミネムっぽいのかなと興味は尽きず・・・金もないのに発売日に買っちゃった。 ハラリのサピエンスは下巻途中で(分からないから)寝かせている僕だが,本作にはさらに多くの分からない単語が並ぶ中,辞書も引かずに二日で読んでもうた。どう評してよいのか分かりませんが,不思議なバイブスを体験することができました。

  • 人を選ぶと思う

    すごいと思う人には大変インパクトのある文体です。たくみなラップのようで言葉が踊っています。 ただ人によっては目が滑るという人もいるでしょう。内容的にはよくある現代のティーンモノです。自分はあまり刺さらずすぐに本棚行きでした。はっきり言って2作目でどんなものを出してくるかによるでしょう。それで評価が変わるかと思います。 ところで自分のエゴサ大好きなステファニーさんのことだから、ここのレビューもチェックしてるかも。

  • 最高か

    最高か。 こんな密な内容の小説、初めてだ。 村上龍を初めて読んだ時のような感じ。 読んでるうち勝手に、湧き上がるプルースト効果。

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