エミリー
Emily is Nobara Takemoto's collection of love stories about lonely young people finding encounter and renewal. Through the title story and others, the book links devotion to fashion and maiden culture with the difficulty and necessity of protecting what one loves.
Work Information
A collection of love stories about people carrying their own sense of beauty through a cruel world.
Published by Shueisha in 2002 and later issued in Shueisha Bunko, the book includes Ready-Made, Corset, and the newly written title story. It crystallizes Takemoto's maidenly worldview in fiction.
Review Summaries
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Many readers respond to characters who hold fast to their sense of beauty, especially the way they protect what they love under painful circumstances. The ornate voice and darker edge are seen as both appealing and demanding.
Book Information
- Publisher
- 集英社
- Published
- 2002-04-26
- Pages
- 200 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784087745740
- ISBN-10
- 4087745740
- Price
- 182 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
この残酷な世界に生み落とされたのは、きっと貴方に出逢う為だったのですよね──「レディメイド」「コルセット」そして書き下ろし「エミリー」。乙女のカリスマが紡ぐ、愛と再生の作品集。
Reviews
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読んでみてください、、、
SNSなどで悩む今の少年少女に読んでもらいたいですね。ひとりぼっちだから、たったひとつの愛が見つけられたんだと思いました。自分一人に語りかけられているような気がする本です。
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「お洋服」という名の繭
少女と少年の無垢な魂は、あまりに早くおとなの世界に早くさらされてしまった。少女は子どものころに本人の意図とはまったく無関係に性的対象されたこと、少年は同性愛者であることを自覚したことが要因でそれぞれ周囲とのズレに苦しみ、中学校ではイジメにあう。彼らは、自分を守るための「繭」を紡ぎはじめた。彼らにとっての繭は、Emily Temple cuteやSUPER LOVERSの「お洋服」である。ふたりは毎日のように「お洋服」を身につけてラフォーレ原宿の前で会い、あるいはイジメられている者同士らしく学校のゴミ焼却場で一緒に昼食をとる。繭のなかで静かに成長していくふたりを、しかし周囲は放っておいてくれない。イジメはひどくなる一方で、少年も片思いの相手から無惨な仕打ちを受ける。手に手をとってふたりが入っていったのは、渋谷のラブホテルだった。自らの意志で飛びこんだおとなの世界。猥雑な部屋での拙いセックスを経て、ふたりは繭を脱ぎ捨てる日がくることを初めて意識する。
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Impressed me.
The first time I read this book I couldn't help crying. "Emily" is just amazing. this is not the book you want to read when you are happy( I'm sorry but it's true..) but when you want to think about something really deeply you might wanna pick this book and go to Novara's world.
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入門にも良いかも
恋愛をテーマにした短編が三つ収録されています。 どのお話も面白く、外れのないクオリティの高いものになっています。 冷静に考えると、嶽本野ばら作品に出てくる人物は決して良い人じゃないことが多いし 主張も積極的に肯定できないものが少なくありません。 それでもファッションの拘りや姿勢からも伝わってくるように、自分の中の大切ななにかを 切実に叫んでいるのです。 そこが登場人物たちの不思議な魅力につながっているように思いました。
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淫靡な乙女ワールドにやられました
ずっと気になっていた著者の作品を、ようやく読むことができました。そして、やられました。なんですか、このメルヘンと悪趣味とお下品と芸術の絶妙なバランス感覚は。確かに、文章はまだまだ稚拙だけど、この独特のセンスは相当なもの。特に「くるくるしいたけ」の箇所は、幼児への性的虐待を描いたシーンなのに(不謹慎を承知のうえで)爆笑してしまいそうになりました。また違う作品も読んでみようと思います。
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衝撃的な芸術作品です
こんなに読み応えのある物語には初めて出会いました。 ロリータに対する偏見でこの作品を避ける人は損をします。 ココには今まで知りえなかった愛の形がありました。 全然甘ったるくも生ぬるくもありません。 3つの物語が収められていますが、 タイトルにもなっている【エミリー】は これでもかこれでもかと描かれている神様の悪戯(と、ココでは書くことにします)に とてもリアルに登場人物の心が伝わり、 "物語"と"読者"という距離を忘れて 感情的に涙を流してしまいました。 『うっとり読んでいると、破壊力抜群の言葉になぎ倒される(綿矢りさ・解説)』 まさしく。 何度でも読み返したい1冊です。
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大人だからこそ読みたいピュアな恋愛小説
これは、ティーンエイジャーが読んで満足する類の小説 ではありません。20代はもちろん30代・40代でさえ独自の 感想を持ちえる、真に優れた恋愛小説だと思います。 ピュアとはいいましたが、乙女チックにプラトニックな 描写が続いているわけではなく、「チン○くわえる」なんて 言葉も出てきたりします。何回もSEXしたりとか。 でも、澄み切った空、どこまでも透明な海を思わせるピュアネス が漂います。 これを読んで、ロリータファッションに対する印象も変わって しまいました。 ご一読をおすすめします。
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生きづらさ、を感じている人へ
人は誰しも一度くらい、もっと昔に生まれていたら、と思うのではないだろうか。たとえば自分の好きなものが昔は当たり前にあったり、当たり前の風習だったと知ったとき、私は強くそう思う。 だからといって、今の世界から逃亡することはない。 しかし逃亡せざるを得ない人もいるのだ。 前述の通り、何かしら現代に対して生きづらさを感じている人に読んでほしい。
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- Mishima Yukio Award Edition 16 (2003) ・nominee