踊るナマズ
A strange love story where a catfish legend intersects with childhood desire. The title story and “Shanghai Teleid” form the 29th Subaru Literary Award winner.
Work Information
Legend and desire tangle in a humid atmosphere.
Winner of the 29th Subaru Literary Award. Published by Shueisha in 2006 with two stories.
Book Information
- Publisher
- 集英社
- Published
- 2006-01-05
- Pages
- 144 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784087747935
- ISBN-10
- 408774793X
- Price
- 73 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
清冽な読後感をのこす、期待のデビュー作。 「……それからおもむろに口をひらくと、かつてこの村の沼近くで、まぐわう男女があった、とさらりと言ってのけたのだった」――エロティックなナマズ伝説と、幼い二人の恋心がクロスする新感覚の恋愛奇談。第29回すばる文学賞受賞作。 著者インタビューはこちら。
Reviews
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久しぶりに
読んでよかったと思える新人賞受賞作品だった。冒頭から「ナマズについての、話をしたい。」という、わけのわからなさ。ナマズをモチーフにそえた、(おそらく世界初の)ナマズ恋愛小説。すばるらしく、エンタメに傾向している点がやや気にかかるが、たとえば、「蛇にピアス」よりは明らかにおもしろい。ラストはやりすぎだろうと思ったけれど。 キャラクタ造形は抜群で、男の子に剣道の胴の紐をしめてもらうシーン、煎餅を持って未明の道を歩くシーンなど、新人とは思えないうまさ。胎児のメタファから、いつのまにか精子のメタファへと、ナマズの存在を微妙にずらしていく技術にも感服。受賞後第一作の上海テレイドも、ちょっと本多孝好のシェードみたいな感じだけど、悪くない。 これからも読み続けていきたい作家。
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さらりとエロチック
祖母から母へそして娘へと語り継がれるナマズに関する伝説。 エロチックなナマズの民話は昔のひとの知恵、すぐれた性教育話しか・・・ やがて生まれ来る我が子に語りかける中学生の頃の弥生と一真の幼い恋の第一章。読後感が爽やかです。