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夏の終わりとリセット彼女 (ガガガ文庫 さ 7-1)

Shogakukan Light Novel Award - Gagaga Bunko Division

夏の終わりとリセット彼女 (ガガガ文庫 さ 7-1)

境田吉孝

Published as Natsu no Owari to Reset Kanojo, this coming-of-age novel follows a boy and a classmate who has lost her memory in an accident as they try to begin again despite apparently having been a couple.

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Work Information

A summer-ending youth story about beginning a forgotten romance once more.

Awarded under the title Ikitsuku Basho, it was retitled Natsu no Owari to Reset Kanojo for publication in Gagaga Bunko. It depicts a second encounter with a girl who has forgotten that she was the protagonist's girlfriend.

Review Summaries

  • Readers note that the amnesia premise is directed less toward spectacle than toward rebuilding an everyday relationship. Its charm lies in the mixture of sweetness and awkwardness.

Book Information

Publisher
小学館
Published
2014-05-20
Pages
262 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784094514889
ISBN-10
4094514880
Price
499 JPY
Category
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

その夏、彼女は記憶を失った――。 夏休み。桜間さんが事故で記憶を失った。 桜間さんといえば、完全無欠の「正義の人」にして、クラスの誰もが認める超美人。そしてなんの間違いか、僕、峰康の“カノジョ”でもある――。そんな桜間さんが、記憶喪失。 ゴシップに飢えた高校生たちにとっては、格好のエサだ。安いメロドラマを求めて僕にまで群がってくるやつらに愛想笑いを返しながら、僕はお見舞いにも行かなかった。行けなかった。好奇の目から逃げるように桜間さんを避けまくっていた僕は、2学期早々、彼女と気まずい再会を果たす。彼女は僕のことも完全に忘れていたわけだけど――「あなたは、私が一番嫌いなタイプの人間だと思います」――うん、まあ、全力で嫌われました。僕としてはそれでよかったのだけど、何故かとんでもなくお節介な先生のはからいで、僕は風紀委員である彼女の補佐を拝命することになってしまう。数少ない友だちの水井や、桜間さんの友人・宮井さんにも後押しされながら、僕らはもう一度、一から関係を築いていこうとするが――。小学館ライトノベル大賞にて優秀賞を受賞、ゼロどころかマイナスからはじまる等身大青春グラフィティ!

Reviews

  • 地味だが……そこが良い!

    恋人が記憶を失っちゃうラブストーリー。特に劇的な展開とかないです。一個一個のエピソードもごく普通です。でもそこが良いです。落ち着いた話を求めている人向け。文章もラノベにしては落ち着いています。いちおう先生とかは登場しますが、主人公とヒロインの話でほぼ完結します。分量も250Pくらいでちょうど良かった!

  • なかなかクサいけど良かった

    主人公の性格が序盤ウザくて仕方がなかったのでこりゃハズレかなぁーと 思ったんですが、臆病な少年と不器用な少女が段々 お互いの理解を深めていく様子がよく描かれていて読後感はとても良いです。 ただ直球とは言い換えればヒネリが足りない、、とも言えるかな。 ラノベにはありがちな奇想天外なネタをあまり仕込まれておらず 記憶喪失ネタも物語の仕掛けとして使ってるけどオチには関係ないので ちょっと弱いかなと思いました。 この二人には目立たない応援者がそれぞれ付いていて 記憶喪失なしで淡々と描いても結果は同じだったでしょう。 クサいと思ったのは 主人公がラストで教師とクラスメイトに説得されちゃうトコとか もう少しセリフではない描写にできなかったかなぁ、とか、 主人公がヒロインと和解するときの最後のセリフと行動に違和感あります。 この恋愛に不器用な二人がいきなりそこまで進んじゃうのかと。 もう少しプラトニックで良かったろう、、とかね。 まあ終わりよければヨシとすべきかな。 面白かったです。

  • 意外と・・・

    意外と読みやすかった。 なんか長々と書かれているところはあったがそれはそれで個性何だろうと思うと、 気が付いたら読み終わっていた。 桜間さんの個性的なキャラ、上手に書かれていて、意外と好感を持てたし。 ストーリーも結構よかった。 というか。。。不思議な2人の関係。 個人的には最後綺麗な形に終わっていた気がするなー うん

  • 新品のため…

    新品で購入したが、帯が折れてて少しショックだった… 他は問題ない

  • どこまでも青臭く、どこまでも真摯。まさに直球勝負の青春小説

    近付かないと孤独の冷たさに凍え死ぬが、近付くと互いに傷付け合う痛みが避けられない、いわゆる「ヤマアラシのジレンマ」というのは 青春小説では王道のテーマではありますが、王道であるが故に扱い方を一つ間違えてしまうと陳腐なものになるかと。第八回ガガガ大賞 「優秀賞」受賞作品である本作は、この簡単な様で意外と取り扱いが難しいテーマに「記憶喪失」というこれまたドラマにおいては 使い古された設定を組み合わせた上で真正面から組み合ったな青春小説 物語は主人公の高校生・峰康とそのクラスメイトがクラスの風紀委員・桜間友里を教室に迎える場面から始まる。風紀委員の友里は 容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能と三拍子揃った完璧超人。しかしクラスメイトには厳格過ぎるその性格と徹底された風紀委員としての 仕事ぶりが受け入れられずどこか浮いた存在であった。その友里が夏休みに事故に遭い、記憶喪失に陥った事が知らされる。夏休み中、康は クラスメイトから散々「桜間さん」の状態を尋ねられる事に。理由はただ一つ、康が友里の「彼氏」であったから…しかし、その康自身は 友里の復帰を何故かひどく恐れている様子で始業式早々保健室にエスケープするが… 一言で言うならどうしようもなく青臭い思春期模様という事になるかと。しかし、その青臭い思春期特有の怯えと不安をここまで真正面から 描いた作品が今日びのライトノベル界で読めるとは驚いた。今のライトノベルなんて異能だのハーレムだのといったご都合主義バンザイな、 およそケレン味の塊みたいなもんだけど、そのケレン味を一切放り出してここまで真正面から等身大の思春期を描いてぶつけてくる新人作家が 出てくるとは予想もしていなかった こうやって誉めてはいるけど実のところ、物語の序盤はかなり展開がかったるい。友里は「記憶を失う以前と同じ事がしたい」と当然の様に 風紀委員に復帰するのだけど、担任からほとんど一方的に風紀副委員に任じられて友里のサポートを命じられても主人公の峰康はひたすら 友里から逃げ回り、旺盛過ぎる友里の正義感に恐れ入るクラスメイトたちとの板挟みになって右往左往するばかりなのである。しかもその結果として 中途半端な仕事をしては友里に睨まれ「不真面目」と非難されたるわで読んでいて「なんでこんな二人が彼氏彼女の関係だったの?」と首を捻るばかりの 疑問符だらけの状況が続くのである。友里が「峰康君は記憶を失う前から私を嫌っていたのですか?」と疑問を投げ掛けてくるのも当然の展開だと言える そんな峰康が厳格すぎる正義を振りかざし、周りから好意を持たれる筈もない不器用な生き方を見せる友里と風紀副委員として付き合い続ける事で 自分の生き方を、友里はもとよりクラスメイトに対し徹底的に道化の仮面を被る事で「一歩半」の距離を置いて立ち回って来た自分の人間関係の在り方を 見つめ直し始めた辺りから話は急激に読者の関心を惹きつけるようになる。同時に前半は峰康に苛立つばかりであった友里が様々な顔を見せ始めるのである 普段見せている厳格な顔からは想像できない可愛い消しゴムを使っている事を知られて照れる友里の意外な素顔を見せたり、スーパーで他人に絡む孤独な 老人・田所から身を呈して友里を庇った峰康の家に遊びに来たり、挙句の果てには映画に誘ってきたりと様々な顔を見せ始める友里は実に可愛らしい 峰康自身も他人との幸福な関係を築けないまま天涯孤独に陥った田所に自分を重ね、道化の仮面の奥に仕舞い込んだ筈の孤独を吐露し始めるなど形は違えど 友里と何ら変わらない孤独な人間である事が次第に明らかになる。そして回り道をしながらも二人の関係は近付き友里が記憶を失ってからは初めてのデートの最中、 友里の記憶喪失の原因となった事故の原因に峰康が友里をデートに誘った事がある事が明かされ友里に「記憶を失った自分に付き合っていたのは単に負い目故なのか?」と 詰問される。その友里の不安に正面から答える事が出来なかった峰康の前から友里は立ち去り、更に週明けの教室で友里が風紀委員の指導をのらくらと無視し続けた 女子生徒を教室内で一方的に糾弾した事件を機に二人の仲は破局に等しい状態に陥るが… クラスという閉ざされた社会の中で他人の悪意を必要以上に恐れるあまり誰に対しても真正面から向き合わず逃避していた少年が、独りよがりな正義を 振りかざす少女と出会い、孤独に震える二人が偶然の様にして出会いどこまでも不器用な形で互いの距離を測り続ける、ひどく「もどかしい」作品である事は間違いない しかし、考えてみれば誰にとっても人間関係というのは「もどかしい」。それは歳を取っても程度の差はあっても基本的に変わらない。自意識の前に折れてしまい 他人と向き合う事から逃げる事もあるだろう。しかしその怯えと不安による感情の振れ幅が最も大きい思春期であるからこそ、自分を曝け出してみせる場面が光り輝くのである 終盤、峰康が吐露する身も蓋もない人間関係への怯えは誰しもが持ち合せているからこそ、誰が読んでも共感し、そこから一歩踏み出して記憶を失った事で全ての人間関係が リセットされるという絶対的な孤独に陥ってしまった友里の元に駆けていく姿には勇気付けられるのである 凡庸な作家であれば、こんな青臭いテーマには「何で今さら」と照れてしまい、何がしかのケレン味を入れてしまうであろう。しかし、敢えてこの万人にとって 等しく振りかかる人間関係の「もどかしさ」をテーマとして真正面から向き合ったケレン味無しで「逃げの手」を打つ事なく王道の青春小説を書き切った作者の真摯さに そして敢えて今、このライトノベル界の状況において本作に「優秀賞」を与えたガガガ文庫の姿勢には素直に拍手を送らざるを得ない。まことに得難い一冊であった

  • 感動のラストです

    最高の内容でしたストーリー構成も良く読んでいてたのかったです。 皆さんもぜひ!

  • 主人公が気持ち悪すぎる

    とにかく主人公が気持ち悪すぎる 延々とヒロインをディスって避け続けたくせに唐突に終盤にキャラ変えて好きでしたとか言い出すし、その後調子こいて下ネタとか言ってるのがマジで無理 どんな発想してたらこんな主人公を作れるの? とにかく、ただひたすらに不快 吐き気を催すレベルで、真面目に読んだ読者に失礼 時間を返してほしい

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