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負けヒロインが多すぎる! (ガガガ文庫 あ 16-1)

Shogakukan Light Novel Award - Gagaga Bunko Division

負けヒロインが多すぎる! (ガガガ文庫 あ 16-1)

雨森たきび

俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか is an award-recognized work by 雨森たきび. It is presented here with publication data checked against book and library sources, and it follows characters and circumstances that leave a lingering question after the final page.

light novelyouthhumor

Work Information

俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか is a work whose shape becomes clearer when its award history is read alongside its publication record.

俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか is positioned at the intersection of 雨森たきび's style and the recognition attached to the award. Where a book edition could be confirmed, ISBN data is recorded; where no independent book publication could be confirmed, magazine or venue identifiers have not been reused.

Review Summaries

  • Readers respond to the way the work approaches its subject and to the prose that supports the story. It is also read as a work that asks for patience with quiet development and weighty themes.

Book Information

Publisher
小学館
Published
2021-07-21
Pages
312 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784094530179
ISBN-10
4094530177
Price
836 JPY
Category
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

「え? マケインって誰のこと?」 クラスの背景である俺――温水和彦は、あるとき人気女子・八奈見杏菜が男子に振られるのを目撃する。 「私をお嫁さんにするって言ったのに、ひどくないかな?」 「それ、いくつの頃の話?」 「4、5歳だけど」 それはノーカンだろ。 これをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など、負け感あふれる女子たちが現れて――? 「温水君。女の子は2種類に分けられるの。幼馴染か、泥棒猫か」 「なるほど、大胆な分類だ」 負けてこそ輝く彼女たちに、幸いあれ。 負けヒロイン――マケインたちに絡まれる謎の青春が、ここに幕を開ける!

Reviews

  • ラノベを読んだことない人にも

    昨年暇だったので、夏アニメから見て原作を読みましたが、本当に面白いです。普通に読めば普通のラノベですが、主人公が少し信頼出来ない語り手の部分があり、また設定もすごく練られているので、頭を使って何度も読むと読むたびに発見があります。ラノベを読まない人でも、なぜか溺愛してくる妹とか理解しにくい部分はあるものの、多少目を瞑れば普通の恋愛小説としても楽しめると思います。

  • アニメから入門

    原作を読んで色々補完できました またアニメではわからなかった闇深い部分もあり楽しんで読めました

  • very good book, love from UK.

  • 買うなら新品ではなく非常に良い

    新品を頼んだが、表紙のスレがあり、少し気になった。

  • 一度きりの青い春だからこそ

    真面目でガッツもあるが、アホ属性も同時に兼ね備えた負けインズと主人公の青春を描く。 勇気を持って告白したとしても、振られる人(小鞠)もいれば、成就する人(月之木)もいる。そもそも、その土俵に立てない人(八奈見)、何もしない人(焼塩)もいる。 しかし、どんな人にも時間は平等に流れていく。問題は平等に与えられた時間を如何に有意義に過ごすかであろう。だからこそ、一度きりの青春時代に、作中人物らのように、笑って泣いて馬鹿やって過ごす日々を微笑ましく思う。 誇張抜きで今年読んだ中で1番面白かったラノベだった。全巻イッキ買いしたので読破する所存。

  • 負けても続くよ人間関係

    アニメ化すると知って読んだ。 主人公がメインヒロインと結ばれる光り輝くハッピーエンド。 時を同じくして、その影には負けヒロインが生まれる── そんな負けヒロインに焦点をあてた作品。 序盤から展開されるメイン負けヒロイン(!?)である八奈見の清々しい負けっぷりには思わず感情移入してしまう。 テーマがシャープなだけでなく、負けヒロインにも"その後"があるという話には、面白くも身につまされる根強さがあった。 最後まで読んでよかったと思えた。

  • アニメから入ったが

    アニメ面白かったが、原作も面白い

  • 現実って、上手くはいかないもの

    結論から言うと、とても楽しく読めました。 悪い意味でなく、これぞライトノベルといった作品でしょうか。こういうのでいいんだよこういうので。 当方アラサー。 昔からラノベは読んでいましたが、ここ最近は追っているシリーズも数えるほど。 通勤時間の癒しにたまに新作を発掘しようとKindleのセールを眺めてみても、一覧にあるのは異世界チート転生。スローライフハーレム。こんなに他人のために頑張れて気も利く性格でルックスも悪くない主人公なら物語の導入前からしてパッとしない立ち位置に収まってるわけがないだろ常識的に考えて……と思わずにはいられない物語開始時点で周囲の主人公への印象は軒並み高く、一巻終了時点では「あれ君たち作中で出会ってまだ一か月くらいだけどもう結婚するの」と言いたくなるくらい好感度ほぼMAXエンドな恋愛小説。あまりにも記号的すぎて魅力を感じないキャラクター、試し読みの時点で文体が合わない、都合の良すぎる設定が受け付けない……と感じながらそろそろラノベも卒業か。と寂しく思っていた頃同じく電子書籍のセールで手に取ったのが本作でした。 描写自体は悪く言えばあっさり。良く言えばくどくない程度。とはいえその場の情景は問題なく浮かぶほどにライトノベルらしく気楽にさらっと読めるのでそれ自体は利点。大食い阿保っ子、元気っ子、どもりっ子、ハイスペックブラコン妹という「そんなやつおらんやろ」的な要素も少しありつつもキャラクターとしての根本的なところでは「あー、でもまあこういうやついるよね……」と頷きたくなる、フィクションらしい記号的要素が入り混じりながらも何処かどの辺にいそうなリアリティがあるキャラクターたちによる会話劇による関係性の変化が本作の見所です。 某作品の某漫画家兼スタンド使いが「リアリティこそがエンターテイメント」だと語っていましたが、絶妙に「現実にいそうでいなさそう、でもいたら面白そう」なキャラクターを造るのが上手いなと思いました。 個人的にはキャラクターとしてはイケメンでありながらも元々の気質と幼馴染の策略によりこじらせ恋愛弱者として生きてきたちょっと残念な部長が好きです。「あの、追いかけてあげてください」「どっちを?」「そこは自分で決めてください」の下りは小説を読んでいて久々に人前で噴き出しました。 私事ですが私自身ごくごくたまにショートストーリーを書いており、電子書籍で小説を読む際に「面白い言い回しだな」と思った下りはハイライトを付けているのですが、読み終えた際にハイライトの数がエラいことになっていました。この辺りは個々の感性によるとは思いますが、作者様の作中の言い回しも私の好みです。 ネタバレなしのレビューはこの辺りになりますが最後に作者様にただ一つだけ。 いくらなんでも。焼塩檸檬は名前として無いんじゃないでしょうか。星を一つ減らそうかなと思うくらい彼女の名前だけやたらと浮いていませんか。 だけど言いたいのは本当にそれくらいです。面白い小説をありがとうございました。これからも応援しております。 以下ネタバレ含めた感想です。読書感想文みたいになりました。内容がっつり触れてるので未読の方は見ない方がいいと思います。 当初、ヒロインにとって主人公はたまたま気まずいところを見られた正真正銘クラスの背景でしかありません。 たまたま現場を見ていた主人公に延々と自分語りを始めるのも失恋のショックからとはいえ、本質的には家の飼い猫やぬいぐるみに愚痴を零すのとなんら変わらないものだと思います。 好きの反対は嫌いではなく無関心だと言いますが、後に部の先輩から主人公と一緒にいるところを見られて「もしかして二人は付き合ってるの?」と尋ねられた時も、主人公は年頃の男子相応にあたふたと慌てますがヒロインの反応はまったくの『無』、そのもの。恥ずかしがって否定するでもムキになるでもなく、ただ「今日の天気を聞かれた」かのごとく単なる事実説明として「ただ同じクラスなだけです」という返答。この時点でまだヒロインにとって主人公は友達はおろか知り合いでさえない、ただクラスの花瓶程度の存在です。 しかし悲しかなそういうものなのです。クラスのトップカーストの女の子というものはクラスの背景みたいな男子のことなどただそこにいるだけの存在。その程度の認識でしかないのです。この辺りも学生時代を思い返して少し画面を滲ませながらも非常にリアリティを感じました。 ただ、主人公のことをなんとも思っていなくとも、ヒロインである八奈見は根本的には素直な良い奴です。 自分の感情に正直過ぎて、時に自分勝手に主人公を巻き込んだりもしますが、受けた借りについてはご馳走になった金額分の弁当作りという形で彼女なりにきっちりと返してくれます。主人公もさほどクオリティには期待していないものの、「可愛い女子の手作り弁当」「少なくともカロリーは摂取できて昼飯代が浮く」との打算的な理由からヒロインの申し出を受け入れます。 描写されてはいませんが、当初の頃の昼食会については借りを返す以外の目的として未だ残る失恋の燻りを不可抗力的に唯一事情を知っている主人公に愚痴る場にしていたんだろうか、むしろそちらが彼女にとってのメインだったのでは……と思ったりもします。 しかし。これまで同じ教室で会話も無く、すれ違うだけだった背景とお昼を一緒に過ごすうちにヒロインの中にも一つの感情が生まれていきます。 とはいえそれは甘酸っぱいものでは決してなく、「それにしたってわざわざ毎日早起きしてお弁当作ってあげてる割には主人公くん反応薄くない?確かに?私は料理別にそこまで得意じゃないけど?」というモヤっとした気持ち。 好きの反対は無関心と言いますが、一時的なマイナス方面の感情とはいえ、ここで初めてヒロインは主人公のことを単なる背景以上(以下?)の存在として意識したのではないでしょうか。 とはいえ、その辺りのヒロインの心理描写も特に描かれているわけではないので、勝手に読者である私が深読みしているだけで「作者の人そこまで考えてないと思うよ」と言われてしまうかもしれませんが。ただ、逆に一巻の段階でそこまで主人公の反応に対してやきもきするヒロインの内面を描いてしまうと逆に『よくある』作品になってしまうと思うので、この時点ではまだあくまでヒロインにとって主人公は単なるクラスメイトなだけ。さらっと読者に「ひょっとしたらそうなのかも」と思わせる程度の書き口は非常に好きです。 そして食材のクオリティの高さで殴るようなある意味で反則技のようなひと手間を加えたヒロインの弁当に、これまでただ腹が満たされればそれでいいと思っていた反応の薄い主人公から初めて出た「うまっ!」という素直な感想を聞いた時、自分の頑張りの結晶に対して素直に好意的な反応を現わしてくれる様を見て。(この辺りも作中ではさらっとした描写に留められていますが)たとえ自分にとってどんな相手であっても思わずにやけてしまうくらい嬉しく思わない人間がいるでしょうか。いや、いないでしょう。 かと言って二人の関係性がここで劇的に変わるわけでもなく。 作中幾つかのイベントを経ての劇中のクライマックス。 こそこそと隠れてやり取りをしていても学校という狭い空間の中、やはりどこからか噂はされてしまうわけで。 やはりクラスの中心人物である彼女と背景である自分が一緒にいたら周囲に妙な勘違いをされてしまって、それはヒロインの為にならないとつっけんどんな言葉とともに「昼食会は今日で終わりにしよう」とこれまでのお礼の言葉とともに距離を置こうとする主人公。 年相応の女の子であるヒロインには、借りを返すという目的から始まったやり取りであってもそこから発展した主人公含む周囲の関係に少なからず楽しく思うこともあったと、同じ部活の知り合いである主人公から切り出された『雑な終わり方』が理解できないままも、モヤモヤとした気持ちのまま二人のこの関係の終わりを承諾します。 こうしてクラスの上位カーストの天真爛漫な女の子とクラスの背景キャラの男子生徒の関係性は終わり、二人は何事もなかったかのように物語が始まる以前のすれ違うだけの他人に戻る──ような結末には楽しく読める小説らしく少なくとも本巻ではならないのですが。 もし未読の方でこのネタバレを読んでいる方がいれば物語の結末は是非とも自分の目で見届けてほしいです。 物語のラストシーン。 主人公はヒロインにいつにない神妙な面持ちで「伝えたいことがあるんだ」と何かしらの話を切り出そうとします。 これまで二人が昼食会を重ねてきた、少なからず思い出が積もった場所に二人きり。 『以前の出来事』も相まって、ヒロインは「これはもしかしなくともそういうこと!?」と慌てふためき髪をいじくり出します。 物語冒頭の二人の関係性なら主人公に同様の話を切り出されても、まずこんな反応にはならなかったでしょう。 しばらく気を落ち着けるように髪、制服、リボン、スカートと順に身だしなみを整えて、「一応、聞くだけならいいけど」と顔を赤らめながら、ヒロインは主人公の言葉を待ちます。 「俺と友達に──!」 「ごめん!君のことは友達だと──!」 冒頭で他人だった、住む世界が違う二人が親しくなる。ライトノベルの一巻の結末としてはある意味でベタなやり取りではありますが。 メタ的な視点で見れば恐らくきっとそういうことにはなっていくのでしょうが、ここで彼女から出てきたセリフが「気持ちは嬉しいけど」だの「『まだ』君はただの友達だから」なんて言葉だったなら、ここまで長文のレビューを書くこともなかっただろうと思います。 作中に生きるヒロインにとっての主人公は、かつてはたまたま核心的なところを見られた一方的に愚痴を零すだけのただの無害なクラスメイト。今は『まだ』、一緒にいてたまに楽しくなることもなかったりはしないこともないただの友達。 主人公にとってのヒロインは貸し借り諸々がなくなっても他人に戻りたくない、友達になりたい存在だけど。友達とはなるものではなくいつの間にかになっているものだと、そういうところだぞ温水。 主人公とヒロイン含め、周囲の人間関係がこれからどう変化していくのかを楽しみにしつつ、現在刊行されている分までをまとめ買いしようと思った作品に久々に出会えました。

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