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明るい夜に出かけて (新潮文庫)

Yamamoto Shugoro Award

明るい夜に出かけて (新潮文庫)

Takako Sato

A coming-of-age novel about a young man who leans on late-night radio and slowly reopens his world through convenience-store work and fellow listeners.

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Work Information

明るい夜に出かけて is a representative award-recognized work by 佐藤多佳子.

A coming-of-age novel about a young man who leans on late-night radio and slowly reopens his world through convenience-store work and fellow listeners. Because a book edition was confirmed, the identifiers are organized around the print ISBN.

Review Summaries

  • Readers tend to value not only the strength of the premise but also the emotional movement of the characters and the lingering aftertaste. The weight of the subject and the distinctive voice can also make it demanding for some readers.

Book Information

Publisher
新潮社
Published
2019-04-26
Pages
403 pages
Language
日本語
Size
10.6 x 1.4 x 15.1 cm
ISBN-13
9784101237367
ISBN-10
4101237360
Price
825 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品

富山は、あるトラブルがきっかけで、大学を休学し、実家を離れ、期間限定の自立を始めた。人に言えない葛藤、臆病な自分……。相変わらず人間関係は苦手なまま。深夜ラジオのリスナーであることも変わらない。だが、コンビニでバイトをするうち、チャラい見掛けによらずバイトリーダーとして仕事をこなす鹿沢や、同じラジオ番組のヘビーリスナーらしい女子高生の佐古田と親しくなり、世界が鮮やかな色を取り戻していく。──『しゃべれども しゃべれども』『黄色い目の魚』『一瞬の風になれ』などの代表作をもつ著者が描く、青春小説の傑作! 第30回山本周五郎賞受賞作、待望の文庫化!

Reviews

  • 楽しい

    心情が伝わる表現や比喩がたくさんあって読んでいて飽きませんでした。。

  • ちょうどいい

    暇つぶし

  • 主人公の世界に入り込む感じ

    いい小説だ。主人公たちの世界に数時間没入して、読み終わった頃には、長いトンネルを抜けたような、前向きな明るさを持って本を閉じられる。 佐藤多佳子のすごいところは、一人称の自然さだと思っている。地の文の「俺」がなんの違和感もなく一志であること。これができる作家はほとんどいないと個人的には思っている。そして、この一人称がまた、読者を作品に入り込ませる一要素なんだろう。 これもこの人の作品に共通するが、読み終わると、自分も一志たちのようにラジオを楽しめるようになりたいな、と思う。それは、黄色い目の魚を読んで絵をこんな風に味わえたらいいだろうなと思い、一瞬の風になれを読んで、こんな風に地面からの反発を感じながら短距離を走ってみたいと思う、まさに同じ感覚。これはなんでなんだろう。ラジオを味わう、ということのハイライトを、一緒に体感しているような気がするのかな。 もちろん一つの青春小説として、一志がだんだんと開いていく感じもいい。すごくいい。必ずしも「成長」というニョキニョキ伸びていく感じじゃなくて、開いていくというか、作品中の『君の年だと色々なチャレンジができる。何度でもできる』って台詞、そんな感じ。 もしかしたら本当のファンは細かい描写に違和感もったりするのかもしれないけど、自分はラジオもTwitterもニコ動もやらないので、その辺りでもなんのズレ感を感じることもなかったな。むしろ、一志はピグじゃなくてリアルだったら、あんな風に佐古田にツッコミできなかったんだろうなと思う。どっちかというとそういったツールの作中での必然を感じた。 年末にいい本に出会えて良かった。

  • ラジオ好きあるあるだな

    あの当時、くりぃむのANN、アルピーのANNにはまりまくり、それしか楽しみが無かった日々を暮していた私としては、共感以外の何者でもなかったです。アルピーの番組終了か継続か、ドキドキワクワクしながら聴いていたこと、懐かしくて泣いてしまいました。 2つのラジオに共通しているのは、あほらしくって現実を忘れさせてくれて、とにかく大笑いできる友達とのバカ話を聞いているような気持ちにさせてくれること。そして孤独な学生でも優しく受け入れてくれること笑。他のラジオパーソナリティーは、テレビで見せない落ち着いた顔を感じることが多いのだけど、この2番組は全力だった気がします。 あと私もくりぃむについて同意見!大衆向けのテレビに出てるくりぃむより、ラジオでバカなことしてて欲しい笑。無理だろうけど。 私も不安を抱えた大学生でした。そんな気持ちを抱えていたのは私だけじゃなかったんだ、と思わせてくれました。こんな仲間が私にも欲しかったなぁ。 でもラジオを知らない人はどう感じるのだろう、主人公の言葉遣いからにじみ出る平子っちと酒井ちゃん感はリスナーにしかわからない気がする。爽やかな作品でした。

  • アルピーANNを聴かなかった人には退屈

    たけし、中島みゆきのANNはリアルタイムで聴いていた。今も爆問カーボーイはradiko連動アプリで毎週録音している。そんな深夜ラジオにもリスナー投稿にも親近感のある自分だが、半分ほどで読むのをやめた。 作者と違いアルピーに思い入れがないのが主な理由だが、それ以上に本作からアルピーの番組の魅力が伝わってこないのが大きい。 また、途中でやめたので主人公が何度も仄めかすトラウマの中身は不明のままだが、勿体つけた感じが嫌になっていた。 一方でコンビニの仕事のリアルさや店内での人間関係には物語的魅力があり、スター的なネタ職人である女子高生との絡みに通俗的ながらもコミック的な面白さはある。若者の感情の機微や言語感覚の描写も巧みである。 ただ全体を通して同じ作者の名作『一瞬の風になれ』で感じたような共感も感動も興奮も乏しいストーリーでは読了は無理だった。

  • 深夜ラジオとコンビニバイトの青春

    深夜のラジオ、深夜のコンビニ。かつて自分も感じていたあの頃のあの感じが、青春だったのだと気付かされる。そんな心の柔らかいところをつつかれた。

  • 書籍とラジオで何回も楽しめる作品です。

    幸いな事に私は過去のこのラジオを聞ける環境にあります。この作品の中に流れるバックナンバーと並列に聴くと、今そこに青春の日々が流れている感覚に入ります。ラジオの中のアルピーも作品の人物も、不思議と今私の中に生き続けているようにそう感じる作品です。

  • よかった

    よかった

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