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思い出トランプ (新潮文庫)

Naoki Sanjugo Award

思い出トランプ (新潮文庫)

Kuniko Mukoda

"Hana no Namae," "Kawauso," and "Inugoya" are short stories by Kuniko Mukoda collected in Omoide Trump. With sharp restraint, they portray weakness, slyness, and guilt hidden beneath the gestures and conversations of married life, family, and everyday living.

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Work Information

Three short stories that bring out the weakness and guilt hidden in everyday family and marital life through compact scenes.

"Hana no Namae" follows a wife past her silver wedding anniversary as a shadow from her husband's past appears. "Kawauso" depicts the subtle estrangement between a husband recovering from illness and his younger wife. "Inugoya" turns an accident and memory into a lingering knot within family relations. Each story shows Mukoda's gift for letting human weakness and tenderness surface through casual words and gestures.

Book Information

Publisher
新潮社
Published
1983-05-01
Pages
225 pages
Language
日本語
Size
14.8 x 10.5 x 2 cm
ISBN-13
9784101294025
ISBN-10
410129402X
Price
649 JPY
Category
本/文学・評論

累計200万部! 1980年上期、直木賞受賞作を含む13編。 何と超異例! 「小説新潮」連載中に直木賞受賞となった連作小説。 浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。おきゃんで、かわうそのような残忍さを持つ人妻。毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など――日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさとして捉えた13編。直木賞受賞作「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」を収録。 【目次】 かわうそ だらだら坂 はめ殺し窓 三枚肉 マンハッタン 犬小屋 男眉 大根の月 りんごの皮 酸っぱい家族 耳 花の名前 ダウト [解説]向田さんの芸(水上勉) 本書「解説」より 連作短編のようだから、完結をみてからでもと(直木賞の)授賞を見送ろうとする委員もあったにかかわらず、山口瞳、阿川弘之両氏と私の三人が強力にねばった日のことがわすれられない。わずか二十枚前後の短編三作であったけれど、誰もが真似できぬ辛苦の世界へ入って彫(きざ)みこんでいる、向田さんの世界がみずみずしい花のように見えたからである。それがみとめられて受賞となり、やがて一年も経たないうちに、飛行機事故で亡くなられてみると、人生無常の思いが、いっそうつよくなり、向田さんの文学は、読者を打つこととなった。 ――水上勉「向田さんの芸」 向田邦子 (1929-1981) 東京生れ。実践女子専門学校(現実践女子大学)卒。人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数多くの脚本を執筆する。1980年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。著書に『父の詫び状』『男どき女どき』など。1981年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去。

Reviews

  • もう一度‥

    懐かしさに胸がいっぱいになりました♪

  • 向田さんの短編集

    Usedを購入したが、なにも問題なし。小説は中身がもんだいなので 多少の古さはいとわない。

  • 時代による男尊女卑が気になる

    不倫の話が多く、男は愛人を持つもの、それが当然、みたいな、時代による男尊女卑?が気になって読みにくい。 あと圧倒的に暗くて、疲れている時には読みたくない。 でも、すごい心理描写力だと思うので、今現代に生きていたらどんなテーマで書くのかな?きっと面白いだろうな、と思う。

  • 良い本です

    良い

  • 時代の空気をまとった文体が好きです。

    昔読んだことがありましたが、新聞で取り上げられていてまた読みたくなりました。

  • 言葉に情景が映る、向田さんらしい作品。

    どの話にも、登場人物の心情が丁寧に表現されていて、想像力を掻き立てられました。秀逸な一冊です。

  • 単に巧いだけの作品なのではない。

    多くの作家が傑作として挙げる短編集。ある程度の年齢まで生きた人達は、それぞれが色々な過ちやエゴに汚れた経験をしている訳だが、そのような小さな毒が日常生活でふと顔を出す瞬間がどの作品でも描かれている。(主人公たちが中高年である理由もその辺にあるのだろう。) この作品が時代を経ても支持される理由は、読者の我々自身がそのような過ちやエゴ、小さな悪を抱えて生きていて、主人公たちに共感するからだと思う。そのような汚れてしまった存在は自分だけではないのだ、という感想を持つ読者にとっては、この本はある種の救いを与える力を持っているとすら思うのだ。 僕のオススメは「かわうそ」。ラスト、文字通り「暗転」で終わるこの作品は脚本家だっただけあるアイデアと残酷さに満ちている。

  • 重い

    ちょっと重いですね。人それぞれの好みがありますので、これ以上は控えます。

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