暗渠の宿 (新潮文庫)
暗渠の宿 is an award-winning work by 西村賢太. It presents its subject through the lives, memories, and conflicts of its characters, making the concerns recognized by the prize accessible to readers.
Work Information
暗渠の宿 is an award-winning work in which 西村賢太 depicts human choices and the weight of time.
暗渠の宿 is known as an award-winning work by 西村賢太. Identifier checks prioritized Amazon Japan, NDL OPAC, and publisher pages; magazine issue identifiers were not reused. This entry introduces the work based on confirmed publication status and its place in the prize record.
Review Summaries
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Readers value the measured handling of the subject and the calm narrative voice. The work is often received as one that rewards attention to inner lives and background rather than dramatic momentum.
Book Information
- Publisher
- 新潮社
- Published
- 2010-01-28
- Pages
- 196 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 10.5 x 0.9 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784101312811
- ISBN-10
- 4101312818
- Price
- 693 JPY
- Category
- 本/文学・評論
貧困に喘ぎ、暴言をまき散らし、女性のぬくもりを求め街を彷徨えば手酷く裏切られる。屈辱にまみれた小心を、酒の力で奮い立たせても、またやり場ない怒りに身を焼かれるばかり。路上に果てた大正期の小説家・藤澤清造に熱烈に傾倒し、破滅のふちで喘ぐ男の内面を、異様な迫力で描く劇薬のような私小説二篇。デビュー作「けがれなき酒のへど」を併録した野間文芸新人賞受賞作。
Reviews
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数多く書かれた秋恵との同棲生活スタートのお話『暗渠の宿』と、その3年前のお話『けがれなき酒のへど』の二本立て
『けがれなき酒のへど』は、とにかく恋人が欲しくてたまらない北町寛多(31歳)が、自分を愛してくれるやさしい恋人を風俗店に通って探し出す、という無謀な試みを行う物語で、次の『暗渠の宿』で秋恵と出会う3年ほど前のお話になります。 そんなの最初からうまくいくわけないと、読者なら誰もが思うし、もちろんそのとおりに物語は進んでいくのですが、それでも読ませてしまう筆力というか、その文体の魅力から、ぐいぐいと読まずにいられない、気が付くと一気読み後に時計を見ると、もうそんなに時間がたっていたのかと驚愕するほど集中していたことに気づく文体の吸引力、そして一度読むと他の作品が読みたくて堪らなくなる、西村賢太作品には麻薬のような中毒性があります。 たとえば『けがれなき酒のへど』の冒頭、どこかから逃げたしてきた場面からスタートし「何しろ最前の女は入ってきたときからもういけなかった」とデリヘル嬢とのやりとりが描かれる、そこでのやりとりがで悪態をつく「私」(北町寛多)が猛烈に可笑しく、食べまくり飲みまくる場面の圧倒的なヤケクソ感といい、お見事です。 ところが敬愛する作家藤澤清造に関する場面になると一転して同一人物かと疑うほどの落差。 そして「けがれなき酒」と「へど」の意味が分かるラスト。 巧いなあ 『暗渠の宿』は、その後に数多く書かれることになる秋恵との同棲生活をスタートさせるべく、アパート探しに明け暮れるお話。 こちらも傑作です。
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good
good
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欲しかった本
なかなか入手できない本で、やっと読める喜びでいっぱいです。ありがとうございました。
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さらけ出された人間の本性の面白さ!
西村賢太氏の小説の面白さは、なんだろうか? さらけ出された人間の本性の面白さか! 所詮、人間の本性など多少の差はあれ、下品で、 自己中心的で、性的欲望に支配されているので どこかで笑いながら、馬鹿にしながらも、共感して しまうのだろうか? かく云う私も、何故か、この暴力的な小心者の ドスケベを憎めず、ファンとなっている。
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状態が悪すぎ
表紙も本の中身もよれよれ。がっかり
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凄い下卑、でも上品
なんだろ下品なのに品がある、漢字とか文体がそう思わせるのか 女性器の匂い、女を殴って恫喝、これを見たくない人は読まない方が良い ただそんな挿話も読み終えると凄い上品な後味の本だった この作者はハイレベルな物をコンスタントに書く能力がある
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知的で下品な中編小説
西村賢太の小説はインテリジェンスで、 下品だ。新しくて、古めかしくもある。 不思議な小説だ。 文体や語彙から考えると、亡くなった大 御所の作品的な雰囲気を感じさせるが、 ハリーポッターの映画の話が出てきた り、内容は間違えなく現代の話だ。 言い回しや使っている言葉に知的な面を 感じるが、やっていることは風俗通いや DVなど下衆の極みだ。 その、緩急が堪らなく面白い。 売れてしまったこれから、どのような小 説を書くのかがとても楽しみだ。
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相変わらずエネルギー溢れる一冊。
風俗嬢にだまされたり、同棲した女をはりたおしたりの私小説。 西村賢太ほんと好き。