殺意の風景
殺意の風景 is a narrative work by 宮脇俊三. It follows personal choices and relationships against a social and historical backdrop, giving readers both plot movement and a sense of lived atmosphere.
Work Information
殺意の風景 conveys the qualities recognized at the time of the award through its period context, expression, and reach to readers.
殺意の風景 is a narrative work by 宮脇俊三. It follows personal choices and relationships against a social and historical backdrop, giving readers both plot movement and a sense of lived atmosphere. To confirm its award context and publication status, searches by title and author on Amazon JP, NDL Search, and publisher or related institutional pages were checked.
Book Information
- Publisher
- 新潮社
- Published
- 1985-04-01
- Pages
- 227 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784103335047
- ISBN-10
- 4103335041
- Price
- 1130 JPY
- Category
- 本/文学・評論
第13回(1985年) 泉鏡花文学賞受賞
Reviews
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旅に行きたくなる
旅の風景が、目に浮かぶような、文章です。 旅とくに列車の旅に行きたくなります。 人間の怖さを表現していますが、現代社会の人間関係や誹謗中傷の方が、よりリアルに怖いと思いました。
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詩的で幻想的なサスペンス
各挿話の登場人物の心の動きが表題のごとく並の小説より不思議な想像を掻き立てる。
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殺人に至らない恐怖
著者は巷間、分類されている「〜鉄」ではなく、線路のぐるりに必ず風景と歴史を 滲ませて文章を書き続けた。この一冊は、作品名、著者を見ないで、頁をめっくても 彼の作品であると直感出来る珠玉の短編集である。
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バカミス発見
素人が書いたミステリーの幼稚なのを読んでみたいなとふと思ったらふと見つけてしまった。宮脇だから、まあ鉄道に乗って全国各地へ行く話。『波』に連載されたもので、短い短編集。ミステリーとしてもたわいなく、ああ素人だなあと感慨にふける。泉鏡花賞をとっているから、ああ元編集者の権力ってすごい、と思う。新潮文庫版の解説は大岡昇平で、宮脇に世話になったらしい。どっちかというとそのことのほうが怖かったりする。
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恐怖が潜む風景と負の感情を絶妙に絡めたミステリー集
断崖絶壁や樹海はたまた火口等、サスペンスドラマ定番の殺人や死を連想する非情な風景をモチーフにしたライトなミステリー集です。鉄道紀行作家ならではの著者お気に入りのこだわりの風景を絡めて物語は進みます。とはいえ、トリック性よりも単なる主人公の恐怖心からの思い込み、人間の本性、劣等感、裏切り、、、とあくまでも誰もの心の奥に潜むさまざまな負の感情を非情な風景と重ね合わせて描き出し、読者に共感を求めます。尻切れとんぼ的な終わり方は著者の数多いエッセイと同様、余韻満点。どう表現しようかと頭を抱えて苦しみつつ捻り出したのがわかる、若い女性主人公の文体もなんとも素敵です。
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ある種の旅行記
著者は周知のように、乗り物完乗記とでも言うべきノンフィクションのみを書き続けてきたので、どこかでフィクションを書いてみたいと思うようになったのではないか。それもしかし自分の旅行体験に基づいていて、読む方からすれば旅行記に近いものに感ずる。そこが非常に新鮮に思えるのだが、著者がもっと長生きをし、旅行が不可能でもベッドの中から回想しつつこのような作品をもっと出して欲しかった。
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思いつき
1985年に出た単行本の文庫化。 鉄道旅行記作家の宮脇俊三が、思いつきで書いたミステリ風の小説。 全国各地には、殺人事件へとつながりそうな風景というものが無数にある。たとえば、青木ヶ原の樹海、釧路湿原のシラルトロ沼。そうした「殺意の風景」を舞台に、殺人(未遂)を犯してしまう人々を描き出したのが本書なのである。 発想としては面白いが、ミステリあるいは小説としてはお粗末。読むに耐えない。 余部鉄橋など、鉄道ファンには嬉しい舞台立てもそろっているが、鉄道風景を扱っていないものも多い。