Book Information
- Publisher
- 新潮社
- Published
- 2014-03-28
- Pages
- 251 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 13.8 x 2.1 x 19.8 cm
- ISBN-13
- 9784103353119
- ISBN-10
- 4103353112
- Price
- 715 JPY
- Category
- 本/文学・評論
放蕩の末、家族に見捨てられた祖父の背中に孫娘は、長い時間のただならぬ気配を感じていた。人生最後の日々を過ごす老人とその孫娘の静かな同居生活を描く「寝相」。失業中の男、元女番長、なぜか地面を這うようになった小学生が織り成す異色の群像劇「わたしの小春日和」。奇妙な美しさを放つ庭を男女四人の視点で鮮明に描き出す「楽器」(新潮新人賞受賞作)。目を凝らし、耳を澄ませるための三つの物語。瞠目のデビュー作。
Reviews
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純文学の傑作だ。
滝口悠生の初期作品集。よい味を出している。
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視点移動&摩訶不思議さを感じてください
いつの間にか語り手が変わっていたりする手法はこの頃から。読むのにやや体力を要す本である。「寝相」や「楽器」の摩訶不思議な感じはもっと多くの人に知って欲しい。それにしても、このレビューの少なさはファンとして寂しいです。ある程度、読者を選ぶ作風だが、まずは同じ作者の「高架線」を読んでその面白さを是非知って頂きたい。
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もっと読みたい
この本のレビューをだれも書いていないことにびっくりしながら、うまれてはじめてレビューというものを書いています。 「寝相」ほか三編の中でその全てが何人かの人間のその意識や記憶のあいだをたゆたいながら、また寄り道をしながら進みます。 そして読んでいるうちに頭かどこかはわかりませんがとにかく体のなかをとおるパイプみたいなものがたしかに震える気がしました。 (かしこいものの言い方ではないとおもいますがとにかくそれが小説であり散文であることの魅力だと思っています。 目に見えないしさわれないどこかが別のどこかへ移動したり、なにか別の様相をおびたりするその感覚が楽しい。というのもばかっぽくて説明になっていませんけど) もっと読みたいなあもっと、と思っているうちに先日、「死んでいない者」で芥川賞を受賞されて、これから間違いなく活躍されていくだろうと思われるので楽しみで仕方ありません。もっと読みたいずっと読みたい