木挽町のあだ討ち
A polished historical mystery set in a theater district, unraveling the aftermath of an act of vengeance through multiple voices.
Work Information
The truth of the vendetta rises from the voices of the theater district.
Published by Shinchosha. Set in the Kabukicho theater district, it carefully captures the human drama hidden behind a vendetta.
Book Information
- Publisher
- 新潮社
- Published
- 2023-01-18
- Pages
- 272 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 19.1 x 13.2 x 2 cm
- ISBN-13
- 9784103520238
- ISBN-10
- 410352023X
- Price
- 1870 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品
◆第169回直木三十五賞・第36回山本周五郎賞 受賞作◆ 疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。 語り草となった大事件、その真相は――。 ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!
Reviews
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最後まで楽しく
はじめは、この物語は簡単に終わるのだろうと思いましたが、読み込んでいるうちに楽しくなり、あっという間に読み終わりました。久々に痛快な物語をありがとうございました。
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登場人物それぞれが魅力的
面白いと聞いたので早速頼みました。早く届けていただきありがとうございます。老眼なので毎日少しずつ読み進めていますが、心温まるお話です。
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半分が 古式で、現在ではない❓ちょうっと 時代がかりなポイントあるのが 面白い!
ちょっと時代掛かって、興味あり。最後迄読めたことは一流の証拠です。 表現が ”おもしろい” 耳慣れない❓眼慣れない? のが あり、なかなか 興味そそる!
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後味の良さ
後味のいい読み物でした。途中で結末は見当がつくけれど、だからといって読み応えが損なわれるということはありません。文章もよどみがなく、読み終わっていい読書をしたなという感想です。
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お見事!
とても面白かった! 見事な仇討ちでした! 芝居小屋登場人物たちの生きざまが、とても魅力的でした。 読みやすく、次はどんなかとワクワクしながら最後まで楽しく読ませていただきました。
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若衆が返り血で白装束を真っ赤に染め、仇の首級を上げた木挽町の仇討の真相とは
『木挽町のあだ討ち』(永井紗耶子著、新潮文庫)を読み終えて感じたことが、3つあります。 第1は、スケールの大きなミステリという点で、アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』に比肩する作品であること。 第2は、庶民の生活ぶりや心情が臨場感豊かに描かれている点で、山本周五郎の『さぶ』を想起させる作品であること。 第3は、江戸時代後期初頭の江戸における芝居小屋関係の博物館的作品であること。 「睦月晦日の戌(いぬ)の刻。辺りが暗くなった頃、木挽町芝居小屋の裏手にて一件の仇討あり。雪の降る中、赤い振袖を被(かず)き、傘を差した一人の若衆(わかしゅ)。そこに大柄な博徒が歩み寄り、女と見違え声を掛けた。すると若衆、被いた振袖を投げつけて白装束となる。『我こそは伊納清左衛門が一子、菊之助。その方、作兵衛こそ我が父の仇。いざ尋常に勝負』。朗々と名乗りを上げて大刀を構えた。対する博徒作兵衛も長脇差を抜き放つ。道行く者も固唾を呑んで見守るなか、堂々たる真剣勝負の決闘。遂に菊之助が作兵衛に一太刀を浴びせた。返り血で白装束を真っ赤に染め、作兵衛の首級(しるし)を上げた菊之助、野次馬をかき分けて宵闇に姿を消した。この一件、巷間にて『木挽町の仇討』と呼ばれる」と、幕が上がります。これは仇討の翌日に出回った読売(瓦版)の記事です。 この仇討を目撃した人々――芝居小屋・森田座の呼び込み役を務める木戸芸者(男性、元・吉原の幇間)、芝居の殺陣の指南をしている元・大道場師範の下級武士、森田座の楽屋で衣装の支度や繕いをしている下っ端の女形(元・隠亡<火葬人>の助手)、芝居の小道具職人とその妻、芝居の筋書(台本)を書いている戯作者(元・旗本の道楽息子)――と菊之助本人の語りによって、森田座で黒子として働いていた15歳の菊之助が周囲の人間から可愛がられていたこと、そして、驚くべき仇討の真相が明らかにされていきます。 ミステリ・ファン、時代小説好きでなくとも、現在、悩んでいる人、不遇を託(かこ)っている人、人情に飢えている人たちにも薦めたい一冊です。
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残念
映画の評判を耳にし読んでみた。 第4章あたりであだ討ちの真相の予測がつく。 最終章で何か新しい展開があるかとすがるような思いで読んだが...なかった。 ミステリ的な期待をすると裏切られるようである。 章ごとに変わっていく一人称の語り口を楽しめばよいのかもしれない。
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面白いです!
物語に引き込まれます!