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東京都同情塔

Akutagawa Prize

東京都同情塔

Rie Kudan

Book Information

Publisher
新潮社
Published
2024-01-17
Pages
144 pages
Language
日本語
Size
12.8 x 1.8 x 19.61 cm
ISBN-13
9784103555117
ISBN-10
4103555114
Price
1739 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品

第170回芥川賞受賞作! 日本人の欺瞞をユーモラスに描いた現代版・バベルの塔 ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は、仕事と信条の乖離に苦悩しながらパワフルに未来を追求する。ゆるふわな言葉と、実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。

Reviews

  • 良かったです。

    ちょっと難しかったですが、読み進めることができました。

  • 最近の言葉に対する気持ち悪さに、シンパシー、、、

    ネタバレ無しです 星ひとつさげたのは 文学賞物によくありがちな 終わり方のあと味の悪さが なれなくて、良い作品なのですが 星満点はあげたくない、、、 (なんか、すまん) 読んでいて 最近の言葉の使い方などについて わたしも、シンパシー的なものを 主人公に感じたので 興味深い作品でした ちなみにどのあたりが AIなのかは、わからなかったです

  • 困惑を楽しむ小説

    リベラリズムの寛容性が行き過ぎたことにより、犯罪者を社会的弱者とみなして保護するようになった近未来の東京を描く、社会風刺小説。世の中に具体的な何かを残したい女性建築家と、世の中を冷静に見つめる容姿端麗な若者の邂逅。それぞれの登場人物の脳内風景を観察するような小説。何かを伝わってくるようで、それを言葉でとらえようとするとすっとはぐらかされてしまう。ただ二人の流れゆく思考を眺め、自分のその流れの一つとなってたどる終着点のない旅。そんな小説。ドラマチックな展開や謎解きもない。結論を求めてはいけない物語。言葉の流れに身を任せ、読み終わったあと少し困惑する。そんな楽しみ方をすればよいでしょう。

  • 卓越した文章力!

    近年の芥川賞作を色々と読んでいますが、 卓越した文章力で一気に読めました。 面白かったです。 ただ結果的に何が言いたいのか私には分かりませんでした。

  • これは名作

    いまの時代の知識人の思考を克明に描写してる。

  • 少し消化不良

    直感的にメッセージを感じる部分はありましたが、独特な表現の理解が追いつかず、最後は少し消化不良な状態で読み終わりました。小説全体を通したストーリーが理解できるまで、読み返してみます。ありがとうございました。

  • 非常に読みごたえがあって面白かったです

    非常に読みごたえがあって面白かったです

  • 拾ってきた空しい言葉と似非思想の欠片で積み上げた、バベルの塔のような、安造りであざとい小説

    異質の視点を提供するのは結構ですが、バベルの塔と無理やり絡ませた「東京都同情塔」という刑務所や、登場人物たち、建築家、ブティック店員(刑務官へ)、幸福学者・・などなど、「東京同情塔」という言葉が先にあって、それに合わせるように無理やり作りあげられたようで、小説的リアリティーもインパクトもありませんでした。 あたかも、AIが仮想世界から言葉を引き出し、繋げ、深い意味があるかかのように、あざとく作りあげたかのようでした。 「言葉」という深いテーマに取組んだかとは思いますが、あざとさだけが残っただけでした。 文学シーンは薄ら寒いです。仮想空間から拾ってきたような空しい言葉と似非思想の欠片が並ぶだけです。 まさに、バベルの塔でした。

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