中庭の出来事
This novel interweaves stage and reality, narration and memory. As viewpoints shift around a single incident, the act of pursuing the truth itself takes on theatrical tension.
Work Information
中庭の出来事 is an award-recognized 長編小説 by 恩田陸.
This novel interweaves stage and reality, narration and memory. As viewpoints shift around a single incident, the act of pursuing the truth itself takes on theatrical tension. As an award-recognized work, it shows the writer's concerns and characteristic mode of expression.
Review Summaries
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Responses tend to focus on the way the subject is handled and on the texture of the prose. Reactions vary with the form, but the award record shows that the work left a strong impression.
Book Information
- Publisher
- 新潮社
- Published
- 2006-11-29
- Pages
- 382 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784103971078
- ISBN-10
- 410397107X
- Price
- 1803 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第20回(2007年) 山本周五郎賞受賞
Reviews
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いつもラストが
ラストがなんだかなぁ…わかってても読んでしまうのが恩田陸作品。途中はほんとに面白い
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必読!
こういう変わった構成を活字で見せられるとは思わなかった。オススメです。
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私にとってはスルメ
一気読みを薦めている方もいらっしゃいますが、私は少しずつ噛締め味わうスルメ読みを推奨します。特に戯曲好きな方、舞台装置や照明の想像を膨らませながら楽しんでください。生の舞台で芝居を見たことの無い方は、是非小劇場系で何か見て、観客と役者の一体感を味わってから読まれるともっと得る物が大きいと思います。舞台の嫌いな方は・・・一寸つらいかもしれませんね。でも、ストーリーはパーフェクトなジグソーパズルです。
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読んで失望した本
難しい。著者の意欲的試みは分かるが,読書中の興奮を持続するのが難しい。僕は失敗作だと思う。
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ロシアの人形
開けても開けても中から出てくるロシアの人形のようだった。自分が今どこにいるのかが分からなくなった。言葉には光があり、煌めきを残しているのだけれども、自分にはまだまだ理解できないままだ。
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個人的には納得
うーん、とにかく疲れました笑 レビューで低評価している方て、設定が凝りすぎ、どこが現実でどこが芝居なのかわからないetc… 要するに複雑で分かりづらい!ということが言われているようですが、それこそがこの作品の狙いだったのではないだろうか 文庫版あらすじに"内と外がめまぐるしく反転する眩惑の迷宮"とあるように。 まぁ私自身も何を言いたいのか分からなくなってきましたが、個人的にはストーリー、構成、オチ共に納得の作品でした。 ただ読むのは一度きりでいいかな笑
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どうしてなかなか
入手後なかなか食指が伸びなかったのですがどうしてなかなか。 初期でいえば「木曜組曲」以降でいえば「夏の名残の薔薇」や「チョコレートコスモス」がレベルアップしたような印象。一時予定調和から逃れるというか奇妙なズレを模索するかのように小説が収束しない傾向がありましたががそのズレを掴みつつあるのか本作は再び着地点のある作品になりつつあります。 舞台劇仕立ての作品は今後増えていきそう。
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読み終えるのにかなり根気がいります、すごい作品ですが読んで楽しいかというとちょっと・・
結論からいうと、複雑な入れ子細工のようなとても凝った作品です。そして今回はしっかりオチがあります。が、そのオチが”なーんだ、ここまで読んできて結局そんなことなのか”と思う人、そしてずっと惑わされ言わば見事にだまされてきたことに爽快感を感じる人と、くっきり二手に分かれそうな気がします。 ネタばれしないように書くのはむずかしいのですが・・3人の人間が死にます。ある女優、天才肌の男性脚本家、そして就職活動をしているような紺のスーツの若い女性。場所は違うけれど、ビルの中やホテルの中、周りをぐるっと囲まれた吹き抜けがある中庭のような場所で。 まず最初にオーディションらしい様子が描かれ、台本は同じで3人の女優がいるのでほぼ同じ文章を3度繰り返し読むはめになり、最初からじりじりしてきます。気が短い人はこのあたりでもう投げ出してしまうかもしれません。 150ページくらいまで同じような繰り返しが続き、そのあたりでもまだ何が起きたのかさっぱりわからない状態です。話がやっと少し展開を見せ始めるのは300ページあたりからでしょうか。 それまで読者は、いったい誰が殺されたのか、それとも誰も殺されていないのか、これらは現実に起きたことなのか、それともただの劇の脚本か、曖昧模糊とした保留の状態で同じような記述を繰り返し読まねばなりません。自称恩田ファンの自分ですらかなり忍耐が必要でした。しかも話がうつうつとして暗いものだから、だんだんと気がめいってきます。 最後までたどりついて振り返ると、発想から筆を置くまで大変なエネルギーと時間を要したであろう大作ですごい作品だと思います。ただ、楽しい読書だったかというとどうも・・。暗い小説でも難解な作品でも読んでいて楽しいものは多く、たとえば江戸川乱歩や三島由紀夫、多くの古典作品も。けれどこれは迷路に迷い込んで引きずり回されたあげく、ものすごい根気が必要だったわりにはむくわれなかった感ありというか・・。似た雰囲気で「ユージニア」や「夏の名残りの薔薇」「木曜組曲」なんかはとても好きなんですが。 あと、もう少し短くできたのではないかと思います。500ページ超の長編ですが、300ページくらいでまとめられていたらもう少し違った印象だったかもしれません。