Japanese Literary Awards

← Back to awarded works

Book Information

Publisher
新潮社
Published
1996-12-01
Pages
225 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784104153015
ISBN-10
410415301X
Price
2250 JPY
Category
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 青猫屋 : 城戸 光子: 本

Reviews

  • 唯一無二の世界観ながら可笑し懐かし。

    唯一無二の瑞々しく幻想的な世界観。それなのに何処か懐かしく可笑しい登場人物達。 作者は舞台の脚本や演出を手がけて小説を書いたそうだが、舞台化も映画化も不可能な世界を描き出している。もし映画化するなら鈴木清順かアニメで宮崎駿かなぁ。

  • 歌の呪力

    タイトルと表紙の装丁に魅かれこの本を手にしたのが5年前。著者は舞台演出助手というだけあって、どこか舞台を思わせるリズム感の良い文体で、“いつとも知れぬ懐かしい日本”を見事に演出している。夢か現か幻かというキャッチフレーズにぴったりの怪しげな登場人物(?)達。歌で腕を競い合う町の人々が繰り広げる歌仕合、歌の呪力を消す人形師、廉二郎。日本ファンタジーノベル大賞受賞作だけあって、読者はこの独特な世界に少しづつひきこまれていき、物語の最後には全てが消失してしまい、まさに自分は今まで一体どこにいたのか?と狐にばかされたような呆然とした状態にされてしまう。 感動や満足というよりはどこかあっけらかんとしたラストである。 それにしても歌に人の魂がはいるという発想!は、万葉の昔から歌合戦を行ってきた日本人ならではのものなんだと感心してしまった。きっと廉二郎はじめ頓痴気、憂鬱虫達は言霊のようなものになったのではないかなぁ。

Related Literary Awards