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春の数えかた

Nihon Essayist Club Award

春の数えかた

Toshitaka Hidaka

In this collection of essays, ethologist Toshitaka Hidaka follows how insects, birds, and plants perceive the seasons and survive through close observation. Using animal behavior as a starting point, he gently reconsiders human life and our distance from nature.

ethologyseasonal changenature observationhumans and nature

Work Information

An essay collection that follows seasonal signs in insects, birds, and plants to view the world from living creatures' perspectives.

Insects waiting for spring, plants changing with the seasons, and birds living in cities: Toshitaka Hidaka brings an ethologist's eye to these changes without enclosing them in specialist language. By attending to the rhythms of living things, the book also quietly questions environmental issues and human ways of seeing.

Review Summaries

  • Readers value it as an accessible work that uses everyday language to convey biological insight and refreshes their view of familiar living things. Its concrete examples make the workings of nature easy to consider.

Book Information

Publisher
新潮社
Published
2001-12-01
Pages
197 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784104510016
ISBN-10
4104510017
Price
2374 JPY
Category
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 春の数えかた : 日高 敏隆: 本

Reviews

  • 日高先生が好きなら良書です。

    本文もさることながら、椎名誠さんの解説が素晴らしいです。 ので文庫判がおすすめです。

  • 春が来た。

    2月の晴れた日にフユノハナワラビやハンノキなど、画像検索しながら氏の本を読むのは幸せのひととき。ヒキガエルの抱接行動など笑ってしまうが、人間の動植物や虫との関わりを学者が平易な文章で綴る端正な思索の書。生き物は三寒四温を積算し、春が来たとわかるのだ。

  • 生物学者が書いた情緒深いエッセイ

    生物学者が書いたエッセイであるが、難しい理論は書かれていない。学者ならでの視点を持ちながらも、身の回りの自然や生物・昆虫の生態について、生活者の視点から観察した本。くせのない美しい文章であり、ところどころ上品な挿絵もあり、生物の知識のない人でも、楽しみながら、すらすら読める。 また、著者は、わからないことは「わからない」と正直に書いている。生物学の世界の奥深さが垣間見えるとともに、著者の姿勢にすがすがしさを感じる。 私がこの本を読んで一番感じたことは、「自然」とは何かということ。著者が述べているように、太古のままで人の手の加わっていない自然というのは、人間にとって心地よいものではなく、多くの人は人里や里山のような中間的な自然を「自然」と呼んでいることに、改めて気付いた。我々が何気なく使う「共生」についても、生物個体間の厳しい競争が行われている現実が書かれている。 日ごろ、「温暖化問題」とか「環境」とか「エコ」のような抽象的な言葉で、世界を認識しがちであるが、この本で少し違った視点を得ることができたような気がしました。

  • 相変わらず上手い

    この方(著者)はお話が実に上手で、実際にお話を聞いたときこちらの質問にもうまく乗ってくれて更に面白い答えを用意してくれました。実に引き出しの多い方。そして動物行動学の権威としての椅子に収まらず行動する科学者として敬意を払います。 本書の内容も自然界での動植物(身近な植物と身近にいる小動物、といっても蝶や昆虫が多い)がさまざまな場所、さまざまな空間で、時間と季節を問わず生きるための戦いを繰り広げている、そのような事例の紹介で詰まっています。それがまた実にわかりやすく書かれています。人間が生きるために領域を広げて開発すること、それと、自然界とバランスをとるということ。その難しい課題へのこの方なりの考えもチラッと含ませてあり(本当はそのあたりが言いたいのかと思います)、近代技術への皮肉も込めてあるようで、お勉強させていただきました。

  • 人間も生き物の一種なんだなと

    生き物、特に昆虫について多くかかれたエッセー集。 すべての生き物に平等にそそぐまなざしが、とっても暖かい。。 P134 「自然にやさしく、というが 自然は闘争と競争の場である そのどれかにやさしくすれば それは、当然その相手をいじめることになる」 物事を多面的にとらえることの大切さを 改めて感じました。

  • 理系なのにこの文章のうまさ、引込まれます

    大在学中に教養講座で日高先生の講義を聴いて、面白かったので、以来のファンです。日高先生の弟子の竹内久美子さんの本も面白い。 日高先生は理系なのに文章がうまい。一般人でもすーっと読めるように書いてくれる。専門家で、やさしい言葉でわかりやすく書けるって、すごいことだと思います。 たくさんの「へえ!」が詰まっていて、さらにやさしい温かい気持ちになれる本。 その中で一番印象に残ったのは、「幻想の標語」と「エコトーン」。「自然と共生」なんてのは幻想であると。自然は、共生しているように見えても、常に競争し、戦略的に生きているモノたちの戦いの場である。人間は自然といるとホッとするけれど、その時の自然というのは原生林ではない。本当の自然は恐ろしくてホッとするどころではない。人間がホッとするのは、人間の営みと、自然の境界線、「里山」「エコトーン」なのだと。ビオトープを作ったり親水公園を作っても、所詮それは人工物であって真の自然ではない。。。考えさせられ、共感しました。

  • 足元の葉っぱを裏返してみたくなる

    読了後に郷里に帰省したとき、庭の夏みかんの木に(たぶん)ナミアゲハと(たぶん)クロアゲハと、いろんな蜂がきていました。 いつもなら気にかけないけれど、このときは一日のうちのどの時間帯にどの蝶や蜂が来て、梢の高さのどのあたりにどの虫が集まるか注目してしまいました。 身の回りにたくさん面白いものが散らばっているなあと再認識。

  • 手続きが簡単で、早く届いて、綺麗でした。

    図書館で借りていた本を汚してしまい、本屋で探したけど絶版になっていてAmazonで見つけたのです。 リサイクル本なので、ダメもとで何冊かあったうち定価に近いタイプで注文してみました。 到着も早く、借りた本より綺麗でした、包装はカチッとしてありましたが、表紙より少し出てたのか中の上部が少し寝ていました。

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