R-18 Literary Award for Women by Women
青空チェリー
Aozora Cherry is a collection of short stories narrated by an eighteen-year-old cram-school student as she confronts uncertainty in everyday life and her feelings about love. Including the title story, its three pieces let loneliness and emotional urgency emerge beneath a lively, direct voice.
Work Information
Three stories in which an eighteen-year-old's unsettled feelings linger beneath brightly told everyday moments.
This is Miho Toyoshima's debut short-story collection, containing the title story that received the Readers' Prize at the first R-18 Literary Award for Women by Women in 2002. Through the daily life and romantic feelings of a cram-school student, it observes teenage emotions that cannot be reduced to cheerfulness alone.
Review Summaries
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Readers note that the lively narrative leaves a more wistful impression than expected, with some finding the young protagonist's uncertainty especially relatable.
Book Information
- Publisher
- 新潮社
- Published
- 2002-09-01
- Pages
- 199 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 19.1 x 12 x 1.6 cm
- ISBN-13
- 9784104560011
- ISBN-10
- 4104560014
- Price
- 665 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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Reviews
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さわやかでイイ!
軽快なテンポでさくさく読めました! さわやかにエッチで笑えます(*'艸`*)
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3作すべて、それぞれ温かな空気が伝わってきます
『檸檬のころ』で大好きになった作家さん。 『青空チェリー』同作品も楽しく読ませていただきました。 なにが、好きか。 擬態語の使い方と、そこから広がる世界観。 もう、読みながら、微笑が溢れ出してしまう。 そして、時には感動、哀しみの涙が溢れ出してしまう。 今作、3篇の短編で構成されているのですが、 そのいずれも、同じことが言えるのだから、素晴らしい!! ん〜、こうなったら、豊島さんの作品、全部読んじゃおうかな(笑顔)
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ライト級H、切ないお話。
かるい。とてもかるい。 我が身振り返っていえることじゃないけど、無茶苦茶かるい。 男と女の関係ってかるくていいのかなって? そんなことを感じさせてくれました。 でも、その見た目のかるさとは逆に とても一途な気持ちがあふれ出ていて、 切ないくらいな内容でした。 若い子(時)に限らないけど、 自分の内面とのギャップに戸惑ったりするってあるでしょ? そんな感じを思い出させてくれました。
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地方出身の女学生は共感しやすいかも
キンドル版では、題名と本文が同じフォントになっている。 そのため、話の切り替わりが不明瞭でとても読みにくかった。 内容は物語として収束せず読後感が悪い。 表現力は高く、筆者の感性がユニークだけに残念。 良い編集者と出会うことを期待する。マンガ原作とか向いてるかも。
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“初恋”の後遺症について
今さらながら、豊島ミホさんの作品、全作読破を志して。 ようやくにして、豊島さんの処女作である本作を手にしました。 R-18文学賞読者賞受賞作、 「ゆるしてちょうだい、だってあたし十八歳。発情期なんでございます・・・。」、 表題作「青空チェリー」。 「檸檬のころ」をはじめ、これまで培ってきた豊島作品のイメージが崩れるのが 怖くて、手にすることが出来なかったのですが、読んでみれば、ナ〜ンダ。 十八歳の頃の自分といえば、とっても“イカ臭かった”わけでありまして、そりゃあ 女の子だって・・・・・と納得出来。 ハイ、すでに私、オジサンです。 中編作品と云ってもよい、「ハニィ、空が灼けるいるよ。」 ウンウン・・・、自分も、一応田舎町暮らしを経験した者として。 デートといえば、あてもないドライブ。そのドライブも、実はカソリン代がかかる・・・。 ジンワリとした閉塞感が身につまされ。 その閉塞感の描写に、豊島さん得意(?)の“妄想”がトッピングされた秀作。 そしてそして、私は敢えてイチオシしよう!、「誓いじゃないけど僕は思った」を。 主人公の“まぶたの人”は、中学生当時の同級生・アツコ。 22歳・大学卒業間近の今も、ふと思い浮かぶアツコについての思い出ピース。 ・・・・・・この歳になって、ようやく口外出来るようにナリマシタ。 私にとっての“まぶたの人”は、中学時代の女先生。 もっとも自分の場合には、エロい妄想も含まれており。 ハイ、ご覧の通り。 この作品によって、心の中に封印してたものを、つい口に出したくなってしまいました。 だから、傑作。
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流れがうまい。
青空チェリー目当てで買ったけれど、1番すきなのは「ハニィ、空が灼けているよ」。 流れがうまいと思った。 不安をあおるような表現が工夫されてるなぁ、と関心。 20歳前後でこの表現力はたいしたものだと思います。中盤〜最後にかけての表現が美しいけれど、そんなに堅苦しくもなく、さらりとよめる。 大どんでん返しはないが、それに値するぐらいの驚きがある。 個人的に1番好きな場面は、「なけないこころ」の最後で、主人公が故郷に戻った駅での場面。 自分の実家と重なってどこかなつかしい気持ちになります。 豊島さんもそんな気持ちで書いたのではないでしょうか。
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今回、初めてこの著者の小説を読みましたが
かなりの好感触です。 第一編の「ハニィ、空が灼けているよ。」は同じ出来事を男女の双方から描く手法で、 片方の視点では謎が残ったり釈然としなかったりする事情を 他方の視点から解き明かす仕掛けになっています。 その手法自体は十分に成功していますが、 個人的にはもう少し読者に想像させる余地があっても良かった様に感じました。 全般的に、登場人物が自分で自分の感情を説明し過ぎる感触を受けました。 また、背表紙の説明には「『教授』と『ダーリン』の間で揺れる心を描いた」とありますが、 ヒロインが当初に本命の恋人と捉えていたはずの「教授」の造型が 自身の視点で物語の半分を担う「ダーリン」こと幼なじみに比して 完全に影が薄くなっています。この点も大変気に懸かりました。 本編では恋愛と並んで戦争が主要なテーマです。 自分たちの住む世界が戦時下になる恐怖や 穏やかな日常が侵食されていく痛みが克明に描出されており、 作者の優れた資質を感じさせます。 特に、ヒロインの夢で、次第に砂嵐に変じていくテレビ画面の不気味さは出色ものです。 それだけにテレビの討論番組の会話等、背景の細かい部分の粗雑さが しばしばリアリティを損なっているのが残念でした。 こうした細部にももっと目を配って欲しいと感じました。それが可能な書き手だとも思います。 二編目の表題作は、先の指摘にもある様に予定調和的な展開ですが、 それだけに安心して読めました。 書き手と主人公たちの若さが露悪的な描写の後でも性への嫌悪感や不潔感から救っています。 三編目は、ずっと会っていない中学時の同級生を切々と思い続ける青年が主人公です。 冒頭の自己欺瞞的な悪ふざけの調子はやや過剰ですが、 発展の望めない恋愛心理を感傷に溺れず客観的かつ丹念に描写する姿勢に好感を持ちました。 作者の他の作品も読んでみたいと思わせる一冊でした。
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堂々とした、デビュー作。
作者のデビュー作。 『檸檬のころ』がおもしろかったので。 デビュー作らしく、 思い切りのよい描写が、 なかなかすがすがしい。 表題作は、 けっこうエロいのだが、 普通に考えるとドきついことしてるんだけど、 なぜかそうも思えないのは、 この作者のなせる業か。 『ハニィ、空が灼けてるよ』は、 日常の中に食い込んできた“戦争”という異物。 テレビを通じてしか知らない異世界は、 実感と、その重さのない“戦争”は、 ある時急に、実体を持って、襲ってくる。 戦争によって、恋人と別れて疎開した彼女は、 疎開した実家のまちで、同級生の男と会う。 二人は自然と一緒にいるようになり、 ハニィ、ダーリンと呼び合う恋人同士になる。 でも、彼女にとっての彼は、 首都に残してきた恋人だけだ。 そしてダーリンのもとへ、 赤紙がやってくるのだった…。 表題作よりも、 こちらのほうが好きでした。 最後に、 『誓いじゃないけど僕は思った』は、 幼馴染に女の子を、 ず〜〜っと思い続ける男。 とっかえ、ひっかえ彼女が変わっても、 記憶の中のあこがれの女の子を忘れることができない。 なんかわかるけど、 なんか遠い感じ。 もう少し、 実感のほしいお話でした。
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