Japanese Literary Awards

← Back to awarded works
ナニカアル

Yomiuri Literary Award

ナニカアル

Natsuo Kirino

A novel modeled on Fumiko Hayashi, depicting a wartime journey to the South Seas and a hidden love. It densely portrays writing, survival, and a woman’s desire caught by history.

warFumiko Hayashilovewriter

Work Information

In the midst of war, a woman writes, loves, and lives with what she has seen.

Through Fumiko Hayashi’s journey south, the novel asks how a writer faces history and desire. Fictional imagination enters the gaps of biographical fact.

Review Summaries

  • Readers value the power with which the novel reimagines a historical writer. Sensuality and wartime tension coexist, leaving complex feelings after reading.

Book Information

Publisher
新潮社
Published
2010-02-26
Pages
416 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784104667031
ISBN-10
410466703X
Price
800 JPY
Category
本/文学・評論

第62回(2010年) 讀賣文学賞小説賞受賞

Reviews

  • ナニカアル

    桐野夏生の評価の高い小説です。一度はチャレンジしてみたかった作家です。

  • この作家の展開面白い

    私が応援している作家より紹介された作品であったが、確かに面白かった。

  • 林芙美子ワールドに夢中です。いいね。

    史料を読み込み鮮やかに林芙美子の時代を再現していますね。何処までが事実で何処からが創作か境界が感じられません。夢中で読んでいます。あっぱれ‼️

  • 女の性(さが)を書くというのが得意とは思いますが・・・・・

    処女作以来、女の性(さが)というものを描かせたら、現代の作家では著者が随一なことは確かだと思います。しかし、いつものパターンでしょうか、出だしは少々思わせぶりなミステリー調で読者を惹き付けますが、中盤は妙に登場人物の饒舌とも言える感慨とセリフで、いつもながら間延びした退屈さを感じるのは自分だけでしょうか? 確かに週刊誌の連載と言うことで、ある程度話の展開を引っぱらなければならないのでしょうが、せっかく林芙美子という一時代を風靡した作家を主人公としながら、しかもその周辺の作家たちとのやり取りを描きながら、廻り道をし過ぎです。戦中の作家たちの海外派遣という重いテーマを描く中に、妙な恋愛と心理の相克を延々と記述しています。こういった所が「スタンダールもどき」という面を、この作家に感じてしまうのは自分の偏見でしょうか? そして最後にはどんでんがえしのような終わり方をしてしまいます。「デインジャラス」という作品もそうでしたが、こういった所はミステリー作家としてやむを得ぬの性なのかもしれません。資料も相当に読みこんでいるのは認めますが、それだけにもっと面白い作品になったのでは、となんだかモッタイナイと感じる一作でした。

  • 迅速丁寧 美品でした

    読むのが楽しみです。 有難うございました

  • 桐野さんの作品を読むと女性のことが怖くなります

    作家林芙美子の評伝小説。芙美子についての愛人の噂を元に戦時下の日本を舞台に創作した。芙美子自身がその噂の真実を回想録に残し、没後40年たって見つかる。戦争という檻に閉じ込められた、芙美子と愛人の情熱と破局を描いた。そんな女が身近にいたら、もちろん嫌なのだが、、自分の気持ちの赴くまま男をくわえ込んではばかるところのない芙美子のふてぶてしさが読み所。センチメンタルに流されすぎないところがまた、女性のリアリズムを見るような気がした。 タイトルは、中国に従軍した際の芙美子の詩の一遍から 「刈草の黄なるまた 紅の畠野の花々 疲労と成熟と なにかある… 私はいま生きてゐる」。 従軍作家として強制的に派遣され、陸軍の強烈な監督と監視の下、ストーリーにそったルポや小説を書くように強制されるシーンと、芙美子の反駁は、「表現の自由」をめぐる桐野の小説観を表現しているよう。 その南方の鬱屈とした生活の中、愛人の毎日新聞記者との再会と逢瀬の官能的表現。そして、戦争の時代に女性として生きることの難しさ。家柄も、学歴もなく、私生児という出自を持つ、たたき上げの芙美子への蔑視。女性の声なき声を描いてきた桐野ならでは筆致だった。特に、女性作家差別が愛人の口から出る別れのシーン。インドネシア・バンジェルマンでダイヤモンドの原石を「二人の子どもみたいなもの」と買い求めるかわいらしさ、破局した後に身ごもったことを知ると、知人の娘にそのダイヤを惜しげも無くあげてしまう場面は素っ気ない描き方だけど、別れの悲しさがにじみ出ていた。 作中、芙美子の愛人の斎藤謙太郎は、毎日新聞記者から東大教授に転じた高松棟一郎との由。あとがきによると、戦後に書いた「浮雲」は南方での恋を描き、発表当時から芙美子の体験談?との噂があったという。あとがきを書いた佐久間文子はこの噂も創作のベースになっているのだろうと推測する。

  • やりたい放題の女の主人公

    不倫やらやりたい放題の主人公。 40歳くらいなのにえらい熱い不倫をしたかと思えば 口げんかであっさりと仲をきる。 女性の読者はこのような人生に憧れるのでしょうか、 それとも軽蔑か。

  • 林芙美子って知らなかった。

    ざつと知ってはいたのですが林芙美子の私生活をノゾいた気がします。戦争中って戦後世代にはわからないことが多いですが垣間見た気かします。戦争ってしてはいけないですね。

Related Literary Awards