コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-20)
コロロギ岳から木星トロヤへ is an award-winning work by 小川一水 recognized by the 星雲賞. The bibliographic identifiers were checked at the work level from the title and author information.
Work Information
コロロギ岳から木星トロヤへ by 小川一水 was recognized by the 星雲賞.
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Book Information
- Publisher
- 早川書房
- Published
- 2013-03-29
- Pages
- 242 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784150311049
- ISBN-10
- 4150311048
- Price
- 660 JPY
- Category
- 本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー
西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。 戦争に敗れたトロヤ人たちは、ヴェスタ人の支配下で屈辱的な生活を送っていた。 そんなある日、終戦広場に放置された宇宙戦艦に忍び込んだ少年リュセージとワランキは信じられないものを目にする。 いっぽう2014年、北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所。 太陽観測に従事する天文学者、岳樺百葉(だけかんばももは)のもとを訪れたのは……。 21世紀と23世紀を“つないで"描く異色の時間SF長編。
【著者紹介】小川一水 1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。 2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。 また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。 他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
Reviews
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ほのぼのSF
ほのぼのとしたファーストコンタクト系sf 未来側のふたりがすこしキャラが薄い
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センスオブワンダーは感じられた
過去と未来で情報をやり取りして、未来が変わっていくのは面白い ただ、個人的な感覚だが、BLでキャッキャするキャラクタは要らなかったんじゃないかなと思う 普通に人助けのために頑張るだけで良かったのでは?
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楽しかった
タイトルが意味不明だけど 読んだら納得できる 理解できないものを、理解しようとする その考え方は 素敵だなと思いました。
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「天冥の標」の重さにつかれた小川一水ファンに一冊の清涼剤
時間を自由に行き来する巨大生物が、2014年の地球と2231年の木星トロヤ群の小惑星に引っかかったという設定で始まる物語。 地球の危機と2231年側の少年二人の危機を救うべく、2014年から2231年を変えようと主人公たちが努力するというお話。 実に面白くてほぼ1日で読み切ってしまった。 未来の情報を知って過去で行動を起こせば並行宇宙が分かれてしまう気がするが、そうすると救われない未来が増えて行ってしまう。 なので、過去で行動を起こせば未来が変わるという設定になっているが、それはまぁ、良いだろう。 そうでなければ、帯で本作と並び称されている「時砂の王」のような悲壮な感じになってしまう。 「天冥の標」で疲れた読者に小休止をという企画で書かれた本作のようなので、このように軽快でほっとするような話の展開は正解なのだろう。 最終的に、おや、2231年の二人は救われないのかと思いきや、さわやかで心温まるエンディングが用意されていました。
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そこそこ面白いがSFでなくても良いような
”SF作家”としての小川氏をどのような言葉で語るかは、私にとってなかなか難しい問題です。 私の思ういかにもSF作家の一人である野尻抱介氏の作品の場合、野尻氏の作品はSF的なアイデア(科学技術、状況設定など)を物語から外してしまうと、ストーリーが成立しなくなるように思います。 一方、小川氏の作品は、もちろんSFらしいガジェットや設定が物語を面白くしているのも事実ですが、代わりのものを使っても、面白いストーリーに語りなおせるのではないかと思います。 本作品も、時間と空間を隔てた二組の登場人物たちが時間生物?の助けを借りて交流する、という物語ですが、時間生物や宇宙への殖民、宇宙戦艦などの設定が無くても、例えば万城目学氏の「ホルモー六景」収録の作品や、ジャック・フィニィの「ゲイルズバークの春を愛する」のように時間を隔てた人々の交流を描いて、面白いストーリーが成立しそうです。 このような意味で、小川氏は面白い作品を書く作家さんではありますが、面白いSF作品を書く作家は誰と聞かれたときに、野尻抱介氏のような他の作家さんを挙げてしまいます。
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大根は好き?ヘビも大丈夫かな?
主人公について、私はリュウグウノツカイ、という深海魚を思い浮かべながら読みました。大根やヘビよりはいいかな、と思って。 イルマーレっていう映画がありますよね。あれにちょっと似てるかな?でもこの作品では時間は217年、場所は地球~木星間はなれているので、イルマーレよりスケールは大きいです。主人公もスケール大きいし。あ、でも身体だけじゃないの、精神面も大きいんだよ!とっても優しくて辛抱強いです。名前はカイアク。改悪じゃないよ?漢字を当てるとしたら改開かな。世界を変える事が出来るのだから・・・ 未来の男の子を心配する人がいたり、好奇心に胸を震わせて喜ぶ人が居たり、分かったふりをする人、利用を企む人、いろんな人がいて興味深かったです。ハラハラしたけど、泣きそうになったけど、面白かった。良いお話でした。 一冊で完結。小川先生の作品にしては軽め。重々しいの読んで辛くなった時にでも、ぜひどうぞ。おススメの一冊です。
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ヒトの時間、カイアクの時間
ヒトのための視覚化ではありますが時間の矢(光円錐)が軛のように見える生物が出てきて、それでは時空やエントロピーの視点となるわけが、こと主義主張によっても生き方の主眼・指針は変わってくるものだと再認識しました。 またSFと構えず読める軽妙な作品で良かったですー
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カイアクが好きです。
とても面白かったです。 天冥の標を待つ傍らになんか出てきて「!?」となりましたが、読んでみたら天冥とはまた違った面白さ。ライトで一気に読めます。 専門用語ばっかりのSFって感じでもないので、SF難しそうと思ってる人にも読んでもらえると思います。 賛否両論あると思いますが、主人公の女の子が腐女子設定で、腐女子同士が協力して異様な熱が混じって物語が加速していきます。 この場面は個人的にとても愉快だった。そして後半からは私も残念ながらそういう腐った目で、男の子二人を見てしまった……。 最初はそんな気本当になかったのに、と弁明したい。また腐女子の気持ちが分かる小川先生を更に尊敬しつつ。 最後の物語の収束がよかった。川をすいすい流れて行くように、気持ちよく一つにまとまっていく。 未来の少年二人を助けるために、現代の腐女子二人が200年の時を挟んで交流していくのだけど、 その試行錯誤というか暗中模索というか、読者の私も一緒に一喜一憂していたものだから、 それまでの困難が一本に束ねられていく気持ちよさ、スピード感は堪りませんでした。感無量。 何か難しいテーマを語る作品ではないですが、読み終わると表紙のようになんだか晴れ晴れする作品でした。
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