致死量未満の殺人
致死量未満の殺人 is an award-recognized ミステリー by 三沢陽一. Public bibliographic records and award information frame it as a work concerned with personal choice, memory, and the pressure of its social or historical setting.
Work Information
致死量未満の殺人 looks at the relationship between individual lives and their times through the shape of an award-winning work.
致死量未満の殺人 by 三沢陽一 is recorded as an award-recognized ミステリー. Bibliographic identifiers are recorded from a verified standalone book or collection. This entry summarizes the work through its relationships, memory, and sense of time using verifiable public information.
Review Summaries
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Readers tend to value the handling of the subject and the character work, while also treating it as a work that asks for patient attention to its quiet movement and weightier themes.
Book Information
- Publisher
- 早川書房
- Published
- 2013-10-25
- Pages
- 331 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784152094117
- ISBN-10
- 4152094117
- Price
- 1707 JPY
- Category
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
雪に閉ざされた山荘で、女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は一緒に宿泊していた同じ大学のゼミ仲間4人――龍太、花帆、真佐人、圭。外の世界から切り離された密室状況で、同じ食事、同じ飲み物を分け合っていたはずなのに、犯人はどうやって弥生だけに毒を飲ませることができたのか。警察が到着するまで、残された4人は推理合戦を始める……15年後、雪の降る夜。花帆と夫の営む喫茶店を訪れたのは、卒業以来、音信不通の龍太だった。あと数時間で時効を迎える弥生の事件は、未解決のまま花帆たちの人生に拭いきれない影を落としていた。だが、龍太はおもむろに告げる。「弥生を殺したのは俺だよ」たび重なる推理とどんでん返しの果てに明かされる驚愕の真相とは? 〈第3回アガサ・クリスティー賞〉に輝く正統派本格ミステリ。
1980年、長野県岡谷市生まれ。東北大学大学院法学研究科修士課程修了。大学研究助手などの仕事をしながら、2013年本書『致死量未満の殺人』(『コンダクターを撃て』改題)で第3回アガサ・クリスティー賞を受賞し、デビューを飾る。古今の本格ミステリに親しみ、特に《幻影城》を愛読。宮城県仙台市在住。
Reviews
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大満足です(≧∇≦)
表現が過剰に装飾されているきらいはありますが、それが静かな夜や降り積もる雪、また張り詰めている空気感を感じさせるものなので、気になる要素ではなく、逆にその静けさと張り詰めた空気でどんどん物語に引き込まれました。 そしてページを繰る手ももどかしく一気読み。 二転、三転とひっくり返る結末といい、読後かなりの満足感が得られました+.(≧∀≦)゚+.゚
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う〜ん、まぁ…
う〜ん…、う〜んて感じ、悪くないんだけど…。が一番の感想かな。 以下ネタバレ含む↓ 最後の展開はかえって冷めちゃったかな。 最後に急にど天才が現れて…、作者の知識大放出って感じ。 去っていくあの人にせめて真相を教えてあげてよって思っちゃった。 漢字もいちいち難しいし、情景描写の表現(雪関係が多い)がちょいちょい入ってくるけど表現の仕方が複雑で面倒くさいし、多すぎるし、話の展開に水を差す感じさえ受ける、無理やり心情に寄せようとしてる感じを受けた。すごく頑張って作られた作品だと思う
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冗長故の完全犯罪
倒叙形式で始まる序章から、昔に遡り、その人物が毒物入手し、山荘に仲間と集うも、衆人環視の中、どうやって毒物を混入したのか、明らかにならないまま、仲間たちの被害者(非現実的なヒール)に対する恨みつらみの描写が冗長との意見もわからないでもないが、その冗長さにトリックが成立しているのは見事。 そしてやはり、ラストで唐突に探偵役になる、ある登場人物には、アンフェア感は否めない。 それでもトリックの見事さで、☆4つ。
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アガサクリスティー賞受賞のごとく破天荒な本格推理です(*^_^*)
東北大学法学部卒ということで、同大学法学部中退の伊坂幸太郎さんの後輩にあたる新鋭作家のデビュー作品になります☆ 巧妙かつ緻密に仕掛けられた数々の伏線とトリック!ラスト50ページでは、衝撃の真実が明らかになり、大どんでん返しと驚きの連続でした(^o^) 随所にちりばめられた伏線が、最後には意味をなして上手に収まるところがすばらしかったです☆神がかり的な暗示が、偶然にも多数、重なるエンディングは、見事としか言いようがありませんでした。 実際には実行は難しいだろうと思われるトリックも、本格推理のパズルとしては十分に楽しませて貰いました。 ストーリーも人間ドラマとしても十分に読みごたえがありました。このようなハッピーエンディングは大好きですね☆ 気になったことですが、難解な漢字や文章表現が多く、偏頭痛がすることがたびたびありました☆同大学の文学部卒業ですが、読めなかった難読漢字が300字くらいはありました(T_T) 複数の人物の台詞だけの会話が次々と記述されることが多く、文脈から判断しても誰の発言か分かりづらい箇所があり、とてもストレスがたまりました(>_<) 326ページの長編小説なのですが、168ページでやっと事件が起きます。本格的な推理劇は200ページ過ぎから始まります。前半の話しがとても長くダルイんですね☆確かに伏線は多数、仕掛けられているのですが、もう少し読んでいておもしろいドキドキ&ハラハラなストーリーにできなかったのでしょうか?前半の170ページは、50ページくらいにおさめることができると思います。 終盤のトリックの解決編では、一覧表みたいな(人物&アリバイ&食べたもの&食べなかったものの一覧)の提示が絶対不可欠だと思いました(例 綾辻行人氏の時計館の殺人や江戸川乱歩の魔術師、二階堂黎人氏の地獄の奇術師のように・・・)すごく分かりにくく混乱しました☆ 名前もリアリティがなく、感情移入が全く出来ませんでした。これまで何万人という実在する多くの方々の名前を見てきましたが、本書に登場する名字や名前の人物は一度もお目にかかったことはありませんでした(T_T) いずれにしても次回作が楽しみな作家です☆
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真相が語られる『本編』が蛇足
雪山の別荘で起きた事件について,自らが犯人であるという男の告白で始まる物語. 犯人だけでなく動機も語られ,回想を中心に事件を振り返る様子は倒叙形式のようで, 時効を間もなくにした雪の夜,告白の相手に対してその真相を当てるように促す流れは, その手段が焦点となり,読む側は十五年前の彼らのやり取りに目を向けることになります. そして告白が終わり,物語は期待通り(?)あの夜の『裏』へと移っていきますが, トリックと人々の思惑,二重の意味となったタイトルには巧いと思わせられたものの, 残念ながらそれ以外は蛇足の感が強く,繰り返される新事実の登場にはクドさが先に…. 加えて,急に流れに割り込み,全てを知る存在として振る舞う探偵役の都合の良さや, 彼の自分に酔ったような言い回しが鼻につき,一気にしらけて興味がしぼんでいきます. 何より,重荷を抱えて立ち去る男をそのままに,裏側のさらにその『奥』へ進み続け, 探偵役の男性と告白相手の女性,二人を絡めて穏やかに畳む結末には違和感が残ります.
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倒叙ミステリーと思わせながらの大逆転。
比較的読みやすい作品。最初に犯人が名乗るスタイルは倒叙ミステリーを思わせたが、後半の大逆転には正直驚かされた。しかし、最後の最後のコンダクターの展開には少々やり過ぎ感も。いずれにしてもアガサ・クリスティと刑事コロンボを足して3で割ったような印象。足して2ではなく、3であることに作者の、伸びしろに期待する。
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読みごたえはあるのだけど
クリスティ賞受賞に惹かれて購入しました。 ミステリーの構成力はとても重厚で読みごたえは確かにある。 文章については賛否両論でしょう。私は重厚で仰々しすぎるものは頭が痛くなるので、歓迎しません。 小説の読みやすさは、文章の平易さの力も大きい。飾り立てたくなる気持ちも分かりますが、深すぎる考察は大事なところだけにした方が作品が光ると思う。 どうしても持って回った修飾文が書きたければ、それは詩作でお願いしたいです。 つまるところこの作品については、プロットも文章も複雑すぎ。 偶然の重なりすぎる構成、なにもかもを知りすぎている「夫」(どんな人生歩んでるんだ、一介の喫茶店の主人があり得ないだろと言いたくなる)。 紙の上の作品としてはよくできているのですが、その出来過ぎ感があまりにも現実感を薄め、登場人物の悲哀が全く胸に迫ってきません。 プロットありきの登場人物なのです。被害者しかり、犯罪者しかりです。なかでもコンダクターの描写は本当に残念。ネタバレになるので省きますが、コンダクターの道徳的過ちは人間が償いきれないほどのものだし、なによりも悪質すぎる。人をなんだと思っているのでしょうか。吐き気が来ました。 まるで誰かが悪意ある悪い遊びを仕掛けたような読後感の悪いお話でした。 プロットと人物と、両方書けての小説です。 私はお勧めしません。
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登場人物の人間性に現実味が乏しい…
確かに賞と取るだけのトリック、どんでん返しにはミステリーらしさが感じられるが、いかんせん登場人物の言動に現実味がないため残念な作品になってしまっています。 被害者が複数の人間から殺したいほど憎まれている割にはその悪人振りが伝わってきておらず、またそれでいながら同級生たちも当人と普段から行動を共にする心理が納得できない。 さらに明らかに脇役と思われていた人物が、終盤に入り突然名探偵に豹変する流れもどこか取って付けたように感じ、最後に開かされる黒幕の存在もいささかやり過ぎのきらいがあるように思えてしまう。(どんでん返しもやり過ぎると却ってくどさだけが残ってしまうのでは?) 個人的には、現実の15年という時の持つ重みがあまりにも軽く書かれていることに、最も違和感を感じてしまったことが残念でした。 (15年間まったく話題にもならなかったことが、昨日のことのように思い出されるものでしょうか? また何も云わずに普通に生活していけるものなのでしょうか?) 是非人間が描けている作品を期待したいと思います。
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