マルガリータ
A historical novel portraying the life of Miguel de Chijiwa between persecution and faith.
Work Information
Why did the apostate envoy choose to survive?
Winner of the 17th Matsumoto Seicho Award. It tells the life of Miguel de Chijiwa, one of the Tensho embassy boys, from his wife's point of view.
Book Information
- Publisher
- 文藝春秋
- Published
- 2010-06-24
- Pages
- 304 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163295107
- ISBN-10
- 4163295100
- Price
- 2300 JPY
- Category
- 本/文学・評論
平成22年度松本清張賞受賞作。天正少年使節4人の中で、ただ1人棄教した千々石ミゲル。切支丹の憎悪を一身に受けながら、何の為に彼は生き抜こうとしたのか?
Reviews
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読みやすい本でした
注文してから とても早くに御発送いただきました。 古い書籍の様ですが 綺麗な状態で届き感謝しております。
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マルガリータ
予想よりいい状態でした。本屋から出版社に尋ねていただきましたら在庫がないと言うことで助かりました。ありがとうございました。
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舞台を観て
読みやすい文体で一気に読むことが出来ました。舞台を観て興味をもったのがきっかけですが、残念ながら舞台で描くことができず表面的に終わってしまった部分をより深く知る事が出来て良かったです。 史実に基づいたフィクションですが、それによってより人物が生き生きと描かれ、信仰もそうですが何かを信じるという人の心の強さと絆が分かりやすく、切ない話になっています。
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夢と希望はあるが、史実の度合いはかなり低い
私は千々石ミゲルの地元で郷土史の研究を行っております。 とにかくミゲルに関する資料は少ないし謎めいてる点も多いです。 彼は棄教しつつも、実は切支丹としての立場を貫いたという観点は 議論と検証すべき点もありますが、私はおおむね正しいと思います。 ただし数少ない残された彼の経歴を比べると辻褄が合わない点も数多くありましたし、 史実として彼の姿を真剣に追い求めるとなれば、この本はおススメできません。 また、天草四郎の実父という説明説得には中途半端ですし、 最後の結びで少ししか語られていない点は残念です。 (この点は市川森一さんの「幻日」の方が勝っています) ただ、描きにくかったミゲルの人物像が想像しやすくなり、 天正遣欧少年使節の四人にスポットライトを当てたこの小説の 役割は少なからず存在価値はあると思います。
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本当かも?
昨年行われた、千々石ミゲルの墓の発掘調査により、棄教しなかった可能性が出てきたので、もしかしたらこの本に書かれてること、本当かもしれないですよね。
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読みやすいと思います。
『沈黙』を読んでこちらも読みたくなり購入しました。 少年使節のその後の生き様が描かれています。 特にミゲルに関しては史実はあまりのこっていないそうです。 キリシタンの殉教は有名であっても、大村の歴史そのものがドラマ等で描かれることはなかったので、 九州に生まれて育ったものとして、勉強になりました。 遠い昔の話といえば、そうなりますが、中浦ジュリアンが列福されたのが、確か2006年、ミゲルのお墓が 特定されたのが、確か2年ほど前。(伊奈姫様のお墓も最近きれいにされたそうです) 沈黙のフェレイラと同じに穴吊るしの拷問にあって殉教したジュリアンの凄さというか、ずっと心に残っていきそうです。 4日というのは、4人で1日づつ、、、そう思って耐えられたのでしょうか。。。 この当時のことは、いろいろな角度から見ていかなければいけない、歴史と思いました。
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素朴な疑問
作り話の大前提をぶちこわすようでアレなんですが、千々石ミゲルの棄教の理由が 「(当時の)カトリックのドグマや、その宗教団体としての在り方が、命を賭けるに値する ものだとはとうてい思えなくなったから」ではどうしてダメなんでしょうか。そちらのほうが、 日本人の思想のドラマとして、はるかに面白いと思うのですが。
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この世は真珠のように
天正遣欧少年使節。 ミゲルと他の少年使節たちは、4人で1つのように、志を同じくしていた。 誰にも殉教させるまい。 南蛮人たちは、なぜ、日本人に殉教を求めるのか。 死ぬための信仰ではなく、生きるための信仰を守るために、誰も信仰の名のもとに死なせないために、司祭になろう。 彼らの生涯を通して、信仰とは何か、宗教とは何か、政治とは何か、改めて考えさせられる。 と同時に、そのような教育を受けたこともなく、知識もなければ興味もない、ただただ働き続ける珠の疎外感が苦しい。 ただただ、ミゲルを慕い通した珠の生き方はが切なくて切なくて、苦しくなった。 そんな珠を、一人ひとりの歴史の中で名を残さずに消えていく人間を、守るために戦う人たちの物語だった。