骨風
Koppu is Katsuyuki Shinohara's linked collection, rough-edged and humorous in its treatment of life, family, place, and art. Mountain living, work with iron, aging, and memory intersect in a powerful personal gaze at life and death.
Work Information
A linked collection that faces life and death through iron, mountains, and family memory.
Publisher records confirm the ISBN, page count, contents, and description. The title story was selected for an anthology, and the book collects eight linked pieces.
Review Summaries
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Readers value the freewheeling voice and strong physical sensibility. Though the material is personal, the mountain life and scenes of artistic labor give the collection a distinctive vitality.
Book Information
- Publisher
- 文藝春秋
- Published
- 2015-07-08
- Pages
- 227 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163902951
- ISBN-10
- 4163902953
- Price
- 779 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
十七歳、家出少年の人生は、挫折、家族解散、借金返済の自転車操業。 愛猫、ビンボー暮らし、ゲージツ、室蘭、深沢七郎、モンゴル草原、青函連絡船、 編み物、ベネチア、父親、どぶろく、スキンヘッド、弟、甲斐駒ケ岳…… 老いてなお逃げ続ける脚力で描き切った、崖っぷちの連作集! 文芸誌掲載作から名短篇を集めた『文学2014』アンソロジーに選ばれた 表題作。鉄と戯れ、ゲージツする日々、蜂に刺され鹿が迷いこむ山の生活。 家族と己の生と死を、タフに見つめつづける全8作。 第43回泉鏡花文学賞受賞。
Reviews
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しみじみします
ゲージツ家のクマさん。老境に達し、山岳地域のコックピットを拠点に暮らす日常を絶妙な語り口で読ませてくれます。周囲の人や生き物へのユーモア溢れる温かい視点。珠玉のエッセイです。"人生はデエヤモンド"も超お勧めです。
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非常に読みやすく面白く鉄のように重たい。
この本は糸井重里が題名著者を伏せて糸井重里おすすめの本として 1,000部を予約販売したところ30時間で完売したという福袋販売方式で話題になりました。 賞も取ったようです。 非常に読みやすく、読み疲れない文章でした。内容は本サイトの内容紹介通りです。 しかし、ガロを読んでいた世代などは既に購読していたのに糸井重里の話に乗り ダブって購入した人などもいるのではないでしょうか。 一行単位で時間が前後したりしますが、そこに作為は感じられず、自然な思考でついていけます。 楢山節考や笛吹川や川上村、北杜市が頭の中で交差して、面白かったです。 面白いといっても内容は人生の重みをひしひしと感じるものでした。 鉄のゲージツ家だから然か。
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やっと手に入れた
再版されてないのでオークションだったり高額な値段で売られてたりとかで半ば諦めてた所、Amazonで文庫本でしたが飛び付くように購入しました。 注文から家に届くまでの速さ、そして梱包がしっかりされてたので安心しました。 篠原さんの作品は読みやすく、身体が大きく少し威圧感のある彼からは想像の出来ない繊細さが素敵で文化賞受賞作の「走れUMI」も大好きな作品の1つです。
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可もなし不可もなし。
商品、配送とも満足でした。 本の内容が、久々の篠原勝之ということで期待値が大きかったぶん。 以前書いた内容とダブルところもあり。 可もなし不可もなしでした。
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恐るべき視覚
赤ん坊の頃に患ったジフテリアの後遺症で嗅覚と左耳の聴覚を喪った著者は、半ば必然的に異常なまでに鋭い視覚を獲得したのかもしれない。 死に臨む愛猫の「GARA」の腹をさすって便を肛門へと導く愛おしい場面、イクラ弁当を咀嚼する「ワカマッさん」のこめかみの動き、すべての描写が細密で生々しく、読んでいるこちらまでもがその場にいるかのような錯覚に陥る。 「オレ」による角の立った無骨な語りと、「ホッカイドー」、「チクゼン煮」といったカタカナの選び方に、「ゲージツ家クマさん」のルーツである「鉄」を感じる。 その鉄が、70年近くにわたり堆積された記憶によって巧みに組み立てられ、ひとつのオブジェであるかのように自伝的な小説を完成させている。 素晴らしい短編集である。 ただし、220頁で1800円弱は、決して手に取りやすい価格ではない。商品レビューとしては、星をひとつ減らさざるを得ない。
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ゲージツ家の本
ゲージツ家のクマさんが、こんな大変な人生を送っていたとは思わなかった。 テレビでは温和だが、これほどの生き様とは想像できなかった。
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鉄の心象
父親の遺骨で始まり弟の遺骨で終わる短編集。 父からは叩かれ続け 弟からは金の無心をされ続けて 何十年も音信不通に。 母親は認知症に。 家庭を築いたけれども 子どもを殴ってしまったショックで一家を「解散」。 弟がこの世に遺したのは、骨壺と遺品が入った紙袋ひとつ。 歯ブラシや下着など最小限の生活用品のほかに 十通ほどの、からっぽの現金書留封筒があった。 「その差出人はすべて母親だった。日付を見ると 認知症が始まる直前まで、騙されていると知りながら 年金の中からゼニを工面していたのだ。 どうして空の封筒など取っておいたのか、 せめてもの母親への感謝と思いたかった」 母親という救いがあってよかった。 ひとり、鉄のゲージツに取りくむ 篠原さんの心象を少し、理解できた気がした。
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クマさんのものがたり
モンゴル草原へのゲージツ遠征の旅を、テレビで見ていました。まだ中学生のころです。 あのクマさんの書いた本はどんなものだろうと思って、手に取りました。 良書です。 もっと、多くの人に読まれますように。