葵の残葉
Leaves of Hollyhock is introduced here as a work whose Japanese description centers on 幕末維新, 高須四兄弟. The book or work is presented through its subject matter and reception without relying on unsupported identifiers.
Work Information
Leaves of Hollyhock draws readers into its world through 幕末維新.
Leaves of Hollyhock is summarized as a work shaped by 幕末維新, 高須四兄弟, 徳川家. Bibliographic identifiers are used only when a standalone book or paperback edition could be confirmed; magazine or issue identifiers are not used.
Review Summaries
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Readers tend to value the choice of subject and the structure, and those with background knowledge can enjoy the detail. Some may find the density demanding.
Book Information
- Publisher
- 文藝春秋
- Published
- 2017-12-13
- Pages
- 296 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 13.1 x 2.2 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784163907680
- ISBN-10
- 4163907688
- Price
- 600 JPY
- Category
- 本/文学・評論/歴史・時代小説
徳川の分家筋・高須に生まれた四兄弟はやがて尾張、一橋、会津、桑名を継いで維新と佐幕で対立する。歴史と家族の情が絡み合う物語。
Reviews
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尾張徳川家の明治維新
会津藩主松平容保が尾張藩主徳川義勝と兄弟であることを近年知り、「高須四兄弟」で検索してこの本にたどり着きました。 長州征伐総督まで務めた義勝がなぜ官軍につく決断をしたか、そして維新後も続くその代償。高須四兄弟、水戸斉昭、松平春嶽、徳川慶喜との関係。藩内佐幕派を粛清し、いち早く官軍についたからこその無血開城。義勝目線とはいえ今まで知らないことばかりでした。 時代劇特番とかは女性の出番が少ないので無理ですかね。父、松平義建は定府ながらお国入りしたこともあるとかなので、筆者に父や母、側室を含めて加筆いただければ。「英雄たちの選択」ではぜひ取り上げていただきたい。 読後、立て続けに城山三郎「冬の派閥」、徳川義親自伝「最後の殿様」を読みました。地元なので徳川美術館、高須藩のあった海津市歴史民俗資料館、高須藩松平家菩提寺行基寺にも行きました。 松平容保の子孫が徳川宗家を継ぎ、松平春嶽の息子が尾張徳川家を継ぎと、興味は尽きません。
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迅速
とても綺麗な本でした。 配送も早い。
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一葉の写真からー高須四兄弟の人生
タイトルに惹かれて読んでみました。 高須松平家三万石に生まれた四兄弟。御三家筆頭の尾張藩主、徳川慶勝。会津中将、松平容保。桑名少将、松平定敬。のちに御三卿一橋家の当主となった茂栄。いずれも幕末維新という動乱に生きねばならなかったなかで、それぞれがそれぞれの人生の選択を強いられ、苦難の途を描いています。 ただ、この四人の兄弟を満遍なく描くことで物語のフォーカスがややぼやけてしまっている感が残念です。 言い方を変えれば、著者は風呂敷を大きく拡げすぎて描写を欲張りすぎた感は否めません。 また、徳川慶勝の写真好きを物語の軸に据えていますが、くどさを感じて、無理があるようにも思えました。 余談ですが、徳川慶勝の撮った写真展が稀にですが、名古屋にある徳川美術館で開催されることがありますので 興味のある方は、一度訪れてみたらいかがでしょうか。 個人的には徳川慶勝を取り巻く尾張藩を描いた大作「冬の派閥」(城山次郎著)が秀逸ではないかと思います。 残念ながら「葵の残葉」は読後感として、女性ならではのしなやかな筆致ゆえにインパクトが欠如していているように感じました。 最終ページに掲載されている高須四兄弟が明治になって一堂に会し撮影した写真は何とも表現しがたい感慨を感じさせてくれる一葉の写真であることは確かです。
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幕末・維新はドラマの宝庫
本書を手に取るきっかけは、新田次郎著の「強力伝」「剣岳」などを読み、新田次郎文学賞なるものを知ったお陰であり、本書は2018年の受賞作品である。 小学生の頃は大佛次郎の「鞍馬天狗」のファンで、読むのではなく、映画で楽しんだ。 我々少年にとって鞍馬天狗は英雄であり、桂小五郎はその庇護者であった。 彼を追う新選組は悪者であり、京都所司代は悪の権化と見做された。 この考え方は以降30年余り続くのだが、これに疑問符を付けたのが吉村昭著の「落日の宴」(勘定奉行・川路聖護カワジナリアキラ)であり、幕府方にも有能な官吏がいたのだ、と考え方が急に右旋回しだした。 以降、吉村昭の作品を乱読し、戊辰戦争の事も学び、最近では吉村氏の「彰義隊」で輪王寺宮の足跡を辿り、思考は愈々右へと傾いた。 本書はそれに止めを刺すようなもので、尾張藩主の視点から幕末維新を描いている。 世の中には未だ、小生の子供時代のような薩長こそが勤王である、といった考えの人が多いのではないか、と推察するのだが、視点を変えて歴史を眺めるの良いものだと思う。 岩倉具視が英雄視されるのは誤りで、一説によれば、彼が孝明天皇を毒殺したのだ、とも言われている。 薩長と岩倉が明治幼帝を操り維新の体制を造り上げたのであろう。 その後には、幕府方の有能な人材の屍が累々と横たわっているのである。
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絶賛
定敬公の地元の桑名で育ち、少年時代からこの一葉の写真は馴染んでいます。まさしく後世に高須四兄弟の足跡を残すために撮られた貴重な写真です。色んな本は読んできましたが、「幕末オタク」でもあり、読み物としても、歴史資料としても価値が高く、私の座右の書として、愛読していきたいと思っています。奥山先生のますますのご発展をお祈りいたしております。 あと余談ですが、桑名では、実際に住んでいなかった楽翁公(定信公)が大きな存在として、記録に残り、研究され、尊敬されています。行政官としての公の評価はさまざまですが、隠居後、文化人として残された多くの遺産は。非常に価値の高いものとして、当市博物館で収蔵され、展示をされております。 一方定敬公については、近年の割には、資料が乏しく、兄容保公に比べて、健康で、「戦士」であったため、市民の関心は薄いようです。でも兄弟で、混乱の京都を仕切り、悲惨な結末を迎えた、ご両人の足跡は、誠に興味深いものがあります。 慶勝公については、大藩ながら微妙な立場で、俗に言われる「尾張が佐幕を貫いたら、維新は10年遅れただろう」というのはその通りだと思います。この関連で「青松葉事件」についても大きな関心を持っている次第です。 以上とりとめもないことを書きました。では-・・・・。
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権大納言
水戸光圀は将軍家の覚え芳しくなく中納言でなく、権中納言だった。とNHKでやってました。慶勝もそうなのかと検索したところ、この時代すべて権官だそうです。なにごとも調べてみないとだめですね。また、かつて愛媛県知事がお殿様なのに久松だったのか松平久松家から理解できました。一つ賢こくなりました。 ただ、上京と上洛の使い分け、江戸から三河へくだるなどわかりません。 城山三郎を読んでいたので、本書も懐かしく思いました。
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葵の残葉
本状態もよく内容も素晴らしい
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高須藩出の四兄弟を軸に幕末維新を描くという視点はよいが、いささか消化不良気味
幕末の会津藩主・松平容保と桑名藩主・松平定敬が実の兄弟ということは知っていたが、尾張藩主の徳川慶勝もそうだとは知らなかった。本書は、これに一橋茂栄(慶勝の弟、容保・定敬たちの兄)を加えた、歴史に引き裂かれた四兄弟の物語となっている。 尾張の慶勝は、第一次長州征伐の総督であり、鳥羽伏見の戦い後には御三家筆頭でありながら、真っ先に官軍に恭順するなど、理解が難しい行動をとった人物。本書は、主に慶勝と定敬の視点から語られている。 幕末維新のキーマンでありながら、今まであまり知識がなかった慶勝と定敬のことを知ることができたのは収穫。ただ、著者が示した解釈では、上述の慶勝の行動の説明としては物足りない。 幕末のいくつものどんでん返しをもっとドラマチックに描いてほしかったという思いもある。長州追い落としのときは会津と協力した薩摩が倒幕に転じるあたりなど、あまりにもさらりと書きすぎである。 ずっと松平慶永で通してきた越前侯が何の説明もなく唐突に「春嶽」と表記されたりと、丁寧さに欠けるところも気になった。