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駆け入りの寺

Funahashi Seiichi Literary Award

駆け入りの寺

Toko Sawada

A linked historical novel set around a refuge temple, tracing people’s troubles and salvation.

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Work Information

From the voices of those who knock on the gate, the pain of the era rises.

Confirmed as a Bunshun print release. It depicts human drama around a refuge temple in linked stories.

Book Information

Publisher
文藝春秋
Published
2020-04-27
Pages
320 pages
Language
日本語
Size
13.7 x 2.3 x 19.5 cm
ISBN-13
9784163911953
ISBN-10
4163911952
Price
2420 JPY
Category
本/文学・評論

誰にだって、逃げ出したい時がある―― 悩みを抱える人々が、駆込寺の門を叩く。 落飾した皇女が住持を務める比丘尼御所。 そのひとつである林丘寺では、前住持であり後水尾帝の皇女・元瑶と、 現住持である霊元帝の皇女・元秀を中心に、宮中と同じような生活が営まれていた。 四季折々の年中行事、歴代天皇の忌日法要を欠かさず行い、 出家の身でありながら、和歌管弦、琴棋書画を嗜む。 尼たちの平穏で優雅な暮らしのなかに、 ある日飛び込んできたのは「助けてほしい」と叫ぶ、若い娘だった――。 現世の苦しみから逃れた、その先にあるものとは何なのか。 雅やかで心に染み入る連作時代小説。

Reviews

  • 気軽に読めます

    京都の門跡(尼寺)を舞台にしたショートストーリーでもあり、長編とも・・・・とても気軽に読み進められます。

  • 良い

    良い。

  • 澤田ふじ子さんの愛読者です。物の見方 人物の描写の違いを楽しんでいます。

    繰り返し読むことが出来ます。

  • 沢田ワールド!確立

    どんな作家にも各々の持つ作風があり、読者はその世界に入り込み楽しく読ませてもらっている。 この作品も、著者が得意とする京都が舞台であり、時代背景と登場人物像は読んでいて安心感があり、その世界に溶け込ませてくれている。江戸時代の「駆け込み寺」ではなく「駆け入りの寺」というタイトルは、穏やかで長閑な趣が作品全体にある。皇女が尼僧となって住まう寺、比丘尼御所という存在があったことすら知らない現代人にとっては、新鮮でもある。著者の京都鷹ヶ峰御薬園を舞台にした作品の中に登場する医家の藤林家も、それとなく登場する展開は、ファンであればワクワクする展開である。御薬園目録の主人公元岡真葛と、この小説の主人公林丘寺の青侍梶江静馬が被ってみえるのは、私だけではないだろう。いくつもの作品を経て、「沢田瞳子の世界」が、確立された作品となっている。益々、円熟の期を迎えるこれからの沢田作品に期待したい。

  • 概ね楽しみました

    御所言葉が楽しかった …しかし、反面( )の多用で少し読み難いと感じる時も。折角の話し言葉のリズムと読みのリズムが多少狂う。かといって注釈だと煩雑だからなあ…( )も、うま~く文中で分からせてくれると嬉しいんだが 静馬が少し鼻に突いた。自分はやっといて他人は許せないって…自分は後悔したから、他の人には後悔して欲しくない、の方向じゃなくて、自分は棚に上がってる感じがしてしまったらしい 他者の気遣いや寛容、優しさ、誠意にいちいち由来を求めるな。とも 年齢設定から言えば「若いから(苦笑」と解釈して読むべきだろうが「若さ故の愚かさ」を許せない自分にはいちいち引っ掛った トータルすると「好きな方に分類」側に振れるんだが、初めから終わりまで「静馬邪魔」と思っていたらしい 概ね楽しみました

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