インビジブル
A police novel set in postwar Osaka, following a young detective, Shinjo, and a police bureaucrat, Moriya, as they investigate a series of murders. The two men clash across differences of class and background while moving into the shadows left behind by the occupation-era system shift.
Work Information
Two opposite detectives trace the darkness beneath postwar Osaka.
Published by Bungei Shunju in 2020, *Invisible* is a hardcover police novel set in Osaka in 1954. Shinjo, a young detective with only junior-high schooling, and Moriya, a police bureaucrat dispatched from the national police, pursue the truth behind a murder that begins with the killing of a politician's secretary. Written in a hard-edged style, it depicts an era of institutional change and the violence hidden beneath the city.
Review Summaries
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Against the backdrop of institutional change in postwar Osaka, the contrasting dialogue and clashes between the two men drive the story forward. It is read as a police novel that balances heft with lightness.
Book Information
- Publisher
- 文藝春秋
- Published
- 2020-08-26
- Pages
- 352 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 13.9 x 2.7 x 19.4 cm
- ISBN-13
- 9784163912455
- ISBN-10
- 4163912452
- Price
- 2635 JPY
- Category
- 本/文学・評論
【昭和29年、大阪を襲う連続猟奇殺人】 デビュー作『へぼ侍』が松本清張賞、 日本歴史時代作家協会賞新人賞の二冠! 実在した「大阪市警視庁」を舞台に新鋭が放つ 戦後史×警察サスペンス 【あらすじ】 昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が 頭に麻袋を巻かれた刺殺体となって見つかる。 大阪市警視庁が騒然とするなか、 若手の新城は初めての殺人事件捜査に意気込むが、 上層部の思惑により国警から派遣された警察官僚の守屋と組むはめに。 帝大卒のエリートなのに聞き込みもできない守屋に、 中卒叩き上げの新城は厄介者を押し付けられたといら立ちを募らせる――。
Reviews
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戦後の大阪の町
戦後の大阪の町の雰囲気が伝わってきて、熱い息づかいを感じます。
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少々、大阪弁がコテコテな気がします。
内容については 他の方々が書かれてますので、斜め目線からの発言です。 え〜大阪環状線がまだ輪になってなかった頃、その東側、天王寺駅から大阪駅を城東線と言ってました(た、たぶん)。 ワタクシ 幼き頃それに乗った記憶があります。森ノ宮駅を過ぎて車窓から大阪城を見ていると なんや大きな焼け跡が通り過ぎていく…子供心に不思議で不気味な景色でした。そこが舞台なんやね〜 で、読んでて思ったことは 昭和29年の大阪弁は も少し軽かったんとちゃうか?と思った次第です。 はい。
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面白い
黒田清が仮名で「黒井」。しかし司馬遼太郎は本名のまま「福田」になっている。笹川良一も本名そのまま出ている。基準がよく分からない、不思議だ。
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ありがちなパターンではあるものの、
ディテールの調査と描写が素晴らしく一気読みしました。普通の刑事物(現代の)も読んでみたいと思ったな。
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お願いがあるのですが。
前作「へぼ侍」に惹かれ「インビジブル」も読んでみた。 期待を裏切らない、そして前作からさらにグレートアップした作品だと思う。 ただお願いだが是非巻頭に「登場人物」の一覧が欲しい。 時代が錯綜し登場人物も多いので途中何度も前に戻って人物の名前を確認した。 これからも骨太の長編小説にチャレンジして欲しい。 是非「登場人物一覧」にもご配慮を。
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昭和29年、大阪の情景が見える。
「明治大阪へぼ侍 西南戦役遊撃壮兵実記」もユニークでおもしろかったが、本書は格段にグレードアップ。 戦渦を引きずりつつも、高度経済成長に向けて、激しく揺れ動こうとしていた昭和29年。 戦禍を生き延びた人たち、未だ戦禍の傷跡を引きずっている人たちが住む昭和29年。 その大阪が舞台。 高層ビルがそびえたつ街並みの今では跡形もなく消されてしまっている情景。 眼下には、庶民の暮らしぶり、その場所、地の言葉があり、郷愁にかられつつも、初めて知ったこと。 「インビジブル」、そう、”見えないもの”が視点を変えれば見えてくる。 国家地方警察大阪府本部、自治体警察の大阪市警視庁が統合され大阪府警察となろうとしていた時。 キャリアとノンキャリとのコンビネーション。 国警と自警、部署、役職といった垣根を越えて、大阪を守るために全員が全力投球している姿はアツかった。
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「戦後」も終わりに差し掛かった昭和29年を舞台としたクライム・サスペンス。
屑鉄拾いを営む不法占拠民、通称アパッチ族がが住む部落で議員秘書の死体が見つかった。 続いて右翼団体幹部の轢断死体も。汚職絡みの線もあると見て、捜査本部が立ち上げとなり、その過程で地元の刑事・新城と、国警の守屋がバディを組むことになる。 ただの汚職絡みの揉め事かと思われた事件は、戦前の日本が残した深い爪痕につながっていく…という話。 もう、ページをめくる手が止まらないほど面白かった! 終盤に向かうに従って散らばっていたパズルがきれいにはまっていくような快感といい、 細部を彩る歴史描写といい、これこそ娯楽!という感じでした。
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戦後まもなくの大阪を舞台にした警察小説
まだ戦後間もない昭和29年。大阪で、政治家の秘書殺しに端を発する連続殺人事件が起き、大阪市警視庁の新米巡査と国警のエリートキャリア警部補がコンビを組んで捜査に当たることに。捜査が進むにつれて、戦争にまつわる悲劇と、裏に隠された大掛かりな犯罪が明らかになっていく。 最初は全くちぐはぐだった二人が、徐々にお互いを認めあっていく姿が面白い。戦争の跡が色濃い大阪の風景もよく描かれていて、当時の市井の雰囲気もよく伝わって来た。是非続編を書いてもらいたい。
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