源氏の恋文 (文春文庫 449-1)
源氏の恋文 is a 古典随筆 by 尾崎左永子. It follows the pressures, memories, and relationships suggested by its subject, presenting the work in a compact literary form.
Work Information
源氏の恋文 quietly brings out the texture of memory and its time.
源氏の恋文 is a 古典随筆 by 尾崎左永子. Known as an award-winning work, it traces conflict and change beneath ordinary life through personal experience and the mood of its time.
Review Summaries
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Readers respond to the way the subject is approached and to the measured prose. The work leaves room to think about its characters' choices and historical setting.
Book Information
- Publisher
- 文藝春秋
- Published
- 1987-07-01
- Pages
- 273 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784167449018
- ISBN-10
- 4167449013
- Price
- 463 JPY
- Category
- 本/文学・評論/エッセー・随筆
Amazon.co.jp: 源氏の恋文 (文春文庫 449-1) : 尾崎 左永子: 本
Reviews
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非常に良い本です。
過去3冊買っているが、状態は非常に良い。 うまい帯をつければ、新刊でも買う人は多いと思う。
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源氏物語における恋文の深さを知る
面白かったです。改めて古典文学に触れてみようと思いました。
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光源氏たちが恋文に秘めたものとは?
評論集と銘打たれてはいるが、そんな堅苦しいものではなく、気楽に読めるエッセイ。絶版で中古でしかないのがなんとも残念。 「源氏物語」(原文・現代訳・漫画のうち、どれかでも)を読んで、「もっと“源氏”の世界を味わいたい、でも学術論文とか専門的なのは難しそう」とか「学校で“源氏”についてレポートを書くように言われたけど、何をテーマにすればいいか思いつかない」という人のヒントにするのにぴったり。 「歌物語」として「源氏」を論ずる試みは過去、幾度もされたことだろうが、本書はその和歌(人の心・思い)を伝える重要な伝達手段である“文(ふみ)”────恋文に焦点が当てられている。 「源氏」にはたくさんの文が出てくるが、物語の面白さに夢中になり、つい小道具のひとつとして見過ごしがちになってはないだろうか? それは王朝人たちの美意識、教養と機転を表現するものであり、時にはスリルを伴う駆け引きともなる。紙の選び方、たきしめた香、筆遣い、送るタイミングまでもが個人を計るひとつの目安になる緊張感に満ちたやりとりなのだ。 その文について、少し視点を変え、前後の文章をよく読み込むことで、私たち現代人が気付かなかった王朝人たちのこまやかな心くばり、ひいては作者・紫式部の物語に奥行きとリアル感を出すための「たくらみ」が見えてくる。 本書は章立てで、紙の章、様式の章、ことばの章、文使いの章、結びの章という構成になっている。 例えば紙の章の中の“空の色したる唐(から)の紙”。正妻・葵上を亡くし、服喪中であった源氏が以前から心寄せていた朝顔の姫宮に送る文に選んだ紙がそれだ。 私はこれを言葉のまま、“空色(青空のような、さわやかな水色)”と勝手に解釈していた。というか、ストーリーに夢中でなんとなく読み流していた。ちなみに、いま手元にある現代語訳(谷崎潤一郎訳)には、“空色をした唐の紙に”とだけある。 が、本書によればここは晴れた空の色ではなく、“文”の内容にあった“いつも時雨は”の一文を踏まえて、また今の源氏の心と“文”が書かれた当時の天気“時雨ふる夕暮れ”を思いあわせて、“空の色”=“時雨の空の色(薄墨色)”とみるべきではないかと述べられている。 指摘されてはじめて気づく、己の単純さ。確かに冷たい時雨が降る物寂しい夕暮れ、妻を亡くした───それも最後まで心通いあうことなく、そうする努力もしてこなかった源氏の寂寥感、後悔と悲しみを表すのに青空のような色の紙はないだろう。 他にも、「野分」の巻での夕霧の生真面目に見えて、実は独特な美意識を持つ“文”について、柏木と女三の宮との秘密の恋文を発見した源氏が、まず二人の仲に怒るのではなく、なぜ彼らを「たしなみのない人たちだ」と断じて軽蔑したのか、“文”を相手に届ける“文使い”は誰でもよいというわけではない、“文”の性質を考えどのような者に託せばいいのか?等述べられている。 ページを繰るごとに、「なるほど、そうだったか」「そういう読み方があったか」「え?気づかなかった・・・」と新しい発見があり、あらためて「源氏」の奥深さを味わい、読み返したくなる1冊だった。
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とても良い作品でした。
まず、原作者の日本語がとても美しいので、読んでいてとても心地よいです。 「万葉集」を勉強していますが、関連の歌の紹介あり、なにより手紙に込められた情熱、博識、美学が 本当に素晴らしいです。日本人で良かったと思える本です。
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とても深い 読むのではなかった
源氏各帖の要約を作ろうをしている時に読んだが、全体にわたり実に深い読みをしていてとても気軽に要約を書く気分でなくなった。読むのではなかったと後悔した?